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何事も一長一短

完全なる悪、完全なる善なんて存在しないと思う。学べば学ぶほど物事の良い側面も悪い側面も見えてくるものだと思う。

例えば「自然派」などという言葉はすごく良いイメージをもたれがちだが、ある側面から見ると自然なものほど怖いものはない。例えば尿管結石症を起こすようなシュウ酸はほうれん草のような野菜にたくさん含まれている。過度に熟したゴーヤは吐き気や下痢をもたらすそうだ。逆にいえば、化学製品はその安全性が検証されているから「人体にものすごく有毒」といったことは少ないのかもしれない。

批判ってすごく言いやすいから何かを批判するとき、きつい言葉になりがちだと思う。誇張してしまいがちだと思う。

例えば、日本はしばしば西洋と比較され、「日本の教育は暗記ばかりだから〜」などと言われたりする。確かに暗記に頼りすぎている側面はあると思う。思考力や創造力も欧米諸国に比べて劣っている部分もあるのだろう。しかし、私は暗記を蔑ろにしてはいけないと思う。なぜなら、思考するときは常に自分の頭の中にある知識をベースに考えるからだ。知識が無ければ考えることもできない。一見無駄だと思われるような様々な知識を身につけていた方が思考の幅が広がるのかもしれない。

物事を評価するときは事実だけを見ること、なぜそうなるのか論理的に考えることが重要なのだと思う。感情的になってはいけない、感情的になった方が負けだと思うのである。

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