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都内OL | 心理カウンセラー ▶未来の私へエールを送るための言葉たち ▶ただの散文だ…

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都内OL | 心理カウンセラー ▶未来の私へエールを送るための言葉たち ▶ただの散文だけど、3分ありゃ読める短文

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【ご案内】100人初回無料心理カウンセリング(※先着順)

こんにちは☺︎ アオキと申します。こちらのnoteに立ち寄っていただき、ありがとうございます。 心理カウンセリングにご興味がある方、アオキがどんな活動をしているのか気になる方は以下も読み進めていただけますと幸いです。 では、早速ですが心理カウンセリングについてご案内させていただきます。 初回無料心理カウンセリング概要▼お申し込みはこちらから ▼ 受付フォーム ※セッションの日程調整については、受付完了後にアオキの公式LINEからご連絡いたします。(まずお名前を送ってね

    • プリキュアでもお花屋さんでもなく、私は観音菩薩になりたかった

      私が中国の祖母の家で暮らしていた20年程前のお話。 「南無阿弥陀佛~南無阿弥陀佛~#%&$」内容を理解するにはあと3度程転生しなければならないだろう仏教音楽と立ち込めるお香の香り……それが祖母の家だった。 熱心な仏教徒だった祖母。家ではお寺で購入したらしい仏教音楽のカセットテープを常に流していた。毎朝、家の3か所に設置された祭壇にお香を立て、ぶつぶつとお経を唱えるのが日課だ。やっとこさ歩行が安定した歳の私は、それを真似して祖母と一緒に祈りを捧げていたのだった。意味は全く分

      • 【POP YOURS 2023】胸熱ラッパー5選

        2023年5月27日(土)・28日(日)は、あの世へ行く前の病床で思い出すだろう2日間となった。 国内最大級HIPHOPフェス「POPYURS」だ。 1ヶ月経った今でも熱が冷めないほどの持続性のある熱量だった。(本当はもっと早くnoteあげたかった…!) 去年、各人席が決まっていたのに対し、今年はオールスタンディング席だったため、動員数も去年の約2倍の1万6000人だったらしい。観客の熱気もさることながら出演ラッパーも熱すぎる面々だった。その中でも特に食らったラッパー5人を

        • とある日の日記のようなお手紙Ⅲ

          また会える、という確信を携えた“さよなら”は、まるで胎内にいるかのような安心感を覚える。 あなたにはそんな安心感がある。年齢も住む場所もバッググラウンドも交わらなかった私たちが出会ったのは、つい7ヶ月程前のこと。目線が交わって会話が生まれ、私たちの魂は近しいところにいるねって。 大都会から瀬戸内海の小さな島へ移住したあなたは、海で泳ぐイルカのように軽やかで生き生きとしていた。キラキラと水面が光る穏やかな瀬戸内海に囲まれた島は、あなたにぴったり。一層あなたを綺麗にさせた。そ

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        • 取り留めのない揺らぎたち
          7本
        • 詩のようなもの
          32本
        • 休職日記
          30本

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          「仕事辞めます。」決意した友へ

          山手線に揺られながらぼーっと眺める景色はどんよりしていた。壁にひびが入っているほど年老いたビルは、さらに年老いて見える。折角の土曜日も曇りか。雨も降り出しそうな曇り空。バッグに折り畳みの傘を忍ばせてきた。 電車内を見渡せば、窓の外ではなく手元の液晶窓を除いている人だらけ。大きい窓から眺めるこの街の風景も悪くないよ、と心の中で呟きつつ、私も右手に握られた液晶窓が気になり、何気なくInstagramを開いた。 液晶上部にずらりと並ぶアイコン。一番手前に表示されたアイコンをタッ

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          「仕事辞めます。」決意した友へ

          【盲腸との闘いⅢ】号泣するキョンシー

          次の日の朝、6時45分。吐き気と共に目覚める朝は最悪だ。トイレへ駆け込むがリバースはしない。吐き気が落ち着き、またベッドへと戻る。10~20分するとまた吐き気が襲ってくる。もう気分はこの世の底辺。なんとか受診の時間までは生き延びねば!必死にコントロールし(ほぼ我慢)、なんとか身支度を整え、診療所へと向かった。この日は腹痛はほぼ収まっていた。人並みに歩けるが、ただ吐き気が……。 診療所に到着し、名前が呼ばれ診察室へと入ると優しそうな男医さんが座っている。男医というのは私も初め

          【盲腸との闘いⅢ】号泣するキョンシー

          【盲腸との闘いⅡ】橋渡り

          午前9時50分、私は右下腹部痛を抱えながらGoogleマップで「消化器内科」と検索して一番距離の近い診療所へと向かっていた。「徒歩8分」、シルバーカー推すおばあちゃんと並ぶ歩行スピードの私は恐らく15分はかかるだろう。 この日は下水道か何かの工事中だったため、道端にアーチ状の橋が架けられていた。普段ならルンルンで渡るであろう橋も今日に限っては地獄の橋渡りだ。ドドドドドドドッとドリルの音と共に、私の腹部に振動が伝わってくる。特に下り坂は前かがみの体勢を維持するのが難しい。腹痛

          【盲腸との闘いⅡ】橋渡り

          【盲腸との闘いⅠ】キョンシー

          それは、あまりにも突然訪れた。 午後のミーティング中、お腹のみぞおち部分の猛烈な痛みと吐き気に襲われたのだ。トイレへ駆け込もうとも思ったが、饒舌に話す先輩とスクリーンの前を横切らなければならない。下手に動いた方がリバースしてしまい、大惨事になる可能性がある。まだ移転してきたばかりのホコリひとつないオフィスを私の嘔吐物で汚すわけにはいかない。しばらく耐えるか……。 当然先輩の話など全くもってムーディー勝山状態である。右から来たものを左へ受け流さなければ、胃から来たものを机へ

          【盲腸との闘いⅠ】キョンシー

          まとめる気すら感じられないただの近況

          お久しぶりです。 復職してから3ヶ月が経った。かろうじて辞めていない。毎日ヒィヒィ言いながら今の仕事に食らい付いている。というか部署の人に恵まれ、しっかり教育して頂いているお陰だ。感謝しかない。 この3ヶ月で本社は港区へ移転し、部署の方がご結婚された。私はというと、会社が近くなったことで、ギリギリまで寝てほぼスッピンで出社するようになった。キラキラ港区OLとは程遠い、ズブズブずぼら女子だ。(なんじゃそりゃ)どうでもいいけど、田町駅に定期的に並ぶスイーツはうんまい。 誰が聞

          まとめる気すら感じられないただの近況

          父の頼りなさは、実は強さだったのかもしれない

          11月22日、産業医との面談で来月から東京本社での復職が決まった。4ヶ月もニート(休職)をしていたのに、あっという間すぎてもう少し休んでもよかったかなと今更ながら勿体無い気持ちもしている。 そんな惜しさを抱えながら、慌ただしく物件探しに断捨離、今住んでいるお家の解約手続きに追われていた。ばったばたのまま12月1日を迎え、東京でホテル生活。そんな生活を言い訳に、note更新を怠っていたけど、そろそろ綴っておきたいと思って、今久しぶりに液晶に向かって文字を打っている。 実際、転

          父の頼りなさは、実は強さだったのかもしれない

          温もりを探すものたち

          傘を刺そうかどうか迷うほどの小雨 水滴に反射するボヤけたネオン 全力疾走する大人 早く渡れと急かす車たち 液晶に奪われたいくつもの目 水やりをサボり続けた心 無機質なコンクリートジャングル 息を吸おうと背伸びした樹 愛おしさを向けたい対象が ここにはいないような気がして それでも毎秒毎分心臓は鼓動し続ける そうだ ここにいた 私は私自身に愛おしさをあげよう めいっぱい抱きしめてあげよう

          温もりを探すものたち

          東京タワー

          惨めだ 哀れだ 儚げだ 抱擁の温度さえも思い出せない夜に 東京タワーは一段と輝いていて そこに群がる大衆に目眩がした 素直に綺麗だとスマホのカメラで シャッターを切ればよいものを 右ポケットから出せずにいる こういうときに 素直に喜べる愛嬌が備わっていたら 私の人生にたった一人で ここから東京タワーを眺める時間など 存在しなかっただろう 惨めよ哀れよ儚げよ それでも 今日は湯船で体をぽかぽかにして 温かいココアを飲んで ふかふかなお布団に包まり 長田弘さんの詩を読む

          東京タワー

          私はここに

          私が私であることを証明するのは 親の付けた名前じゃない 合宿までして取った運転免許証でもない まん丸な惑星の万有引力圏で 軌道の外れをただ自由に飛び回る衛星のように 何にも邪魔されず 何にも染まらず そうしてやっと私は私で在れるのだ それが私 それこそが私

          私はここに

          心にもウォシュレット機能搭載して

          一人暮らししている我が家には、トイレにウォシュレットが搭載されていない。大学時代に住んでいたマンションには搭載されていたが、引っ越しのタイミングでなぜか不要と判断したみたいだ、過去の私が。え、なんで?(笑) 実際にウォシュレットなしで暮らしてみると、まあ不便に感じるときが多々ある。たとえば、生理のとき。2日目~3日目はドバドバ血祭りなのでデリケートゾーンが果てしなく不快である。そんなとき、ウォシュレットがあれば瞬時に不快感を軽減できる。しかしそれがないとなれば、トイレットペ

          心にもウォシュレット機能搭載して

          2匹を失って命は飼わないと決めた

          休職してから母と夕食後に近所を散歩することが毎日の日課だ。 昨日、その散歩中のこと。普段はあまり見ないのに、この日だけワンちゃんの散歩中の方と5組すれ違った。え、そんなにペット飼育率高かったっけ? そういえば、我が家では生き物を飼ったことがない。住んでいるのがアパートということもあるが、失ったときのペットロスにとてもじゃないけど耐えられないのが要因だ。 そう思うきっかけとなったのは、私が3つか4つくらいのとき、中国の祖母の家で飼っていた2匹のハムスター。 たしか、デパー

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          すくい

          生きれば生きるほど どんどん世界が 小さくなっていく気がして それは“大人になってしまった” ということなのか 単に“私が世界を限定してしまっている” ということなのか そのどちらでも哀しい気持ちは変わらない 『救い』なんて呼ばれるものは ほんの御守りにしかならない というのはついこの間知った真実 本当の救いはいつも自分の中に ひっそり と ずっしり と 佇んでいる 人はそれを神だの仏だのと拝むが それはみんなそれぞれが 自分自身に対して拝んでいる というのはこの