見出し画像

まとめる気すら感じられないただの近況

お久しぶりです。
復職してから3ヶ月が経った。かろうじて辞めていない。毎日ヒィヒィ言いながら今の仕事に食らい付いている。というか部署の人に恵まれ、しっかり教育して頂いているお陰だ。感謝しかない。

この3ヶ月で本社は港区へ移転し、部署の方がご結婚された。私はというと、会社が近くなったことで、ギリギリまで寝てほぼスッピンで出社するようになった。キラキラ港区OLとは程遠い、ズブズブずぼら女子だ。(なんじゃそりゃ)どうでもいいけど、田町駅に定期的に並ぶスイーツはうんまい。

誰が聞きたいんだ私の近況報告なんて、と思いながらもつらつらと書き綴ってしまって、何が言いたかったのか分からなくなった。そういえば、喋っていても途中から何を喋っているのか分からなくなる時があって、一瞬心が宇宙に飛んでいることがある。あるよね、そんなとき!ないか。

都民になって3ヶ月経とうとしているけど、どこに住んでもあまり変わらないかもしれない。雨風を凌げる家とスーパーさえあれば生きていける。あ、あと100均と喫茶店。それと友達も。うん、自分が思ったよりちゃんと欲張りだった。家賃は爆上がりしたものの、生活水準は大して変わっていない。相変わらずコンビニヘビーユーザーだし、会社と自宅を往復する生活。

それでも東京は想像していたよりもずっと面白い街だった。家を出ればたくさんの人たち、孤独を忘れさせてくれる街。雑貨屋さんやレストラン、カフェ、ヴィンテージショップ、いくら住んでも行き尽くせないだろう。区画によって街の雰囲気や並んでいるショップ、街行く人さえも系統が異なる。なんて不思議な街なんだ。まさに多民族都市。

ただ東京の空はすごく遠く感じる。コンクリートジャングルに囲まれているせいなのかもしれないが、地元にいるときよりも、遥か、遠くに、空がある。地元では掴めそうな雲もここでは到底届かない。雲は届かないけれど、飛行機は届きそうな距離を走っている。変なの。

「私この街で生きていけるんかな…」

という声よりも

「生き抜くしかない!」

という声が強くなる。生まれた街を離れて早7年。思っていたよりもこの世界は優しかった。やりたいこと、やれることを山積みにしたまま、くたばるわけがないよ。

そう言い聞かせながら、私はまた今日も会社へと向かう。この日もまた掴めそうなくらい大きな飛行機が上空を飛んでいた。

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?