ユウ・ミヤモト

元ローカルテレビ局報道部記者。 動画エクスペリエンス・プロバイダー(視聴者とクライアン…

ユウ・ミヤモト

元ローカルテレビ局報道部記者。 動画エクスペリエンス・プロバイダー(視聴者とクライアント双方が幸せな動画体験を追求します) 株式会社スタジオamu https://studioamu.jp/

最近の記事

アフターコロナの「脱グローバル化」は本当?

■脱グローバル化の合唱 新型コロナウイルス以降に「脱グローバル化」の時代が来ると、NHKBS1の番組で海外の専門家たちが口をそろえていたのは、前回のブログでもご紹介した通りだ。その響きから、まるで時計の針を戻するような違和感を持ったのは私だけではないだろう。なぜそうなると予想されるのか、本当にそうなのか…そのあたりをネット検索の結果から検討してみたい。 ■グローバル化はいつから? 古くは15世紀の大航海時代からすでに始まっていたとされるグローバル

    • BS1スペシャル シリーズ コロナ危機 「グローバル経済 複雑性への挑戦」

      ■放送 2020年4月25日(土) 午後3:00~午後4:50 ■今回は番組中に登場した世界の経済学者や歴史研究者のインタビューをいくつか抜粋。(名前は省略)皆さん世界の第一線で活躍される学者さんたち。記録しておきたい。 ■インタビュー抜粋 ※掲載は放送順 「私は時代がBC(コロナ以前)とAC(コロナ以後)に分けられると思う。ACは脱グローバリゼーションと債務恐怖症の時代。脱グローバリゼーションと債務恐怖症は長引き、世界の成長は戦後レベルまで低くなった状態が続く」

      • BS1スペシャル「ウイルスVS人類2 カギを握るワクチンと治療薬」

        ■放送 2020年4月25日 NHK BS1 ■視聴理由 WHOのテドロス事務局長は先週、新型コロナウイルスに関して「ほとんどの国でまだ流行の初期段階にある。ウイルスと長い間付き合うことになる」と話した。長期化しそうな様相は誰しも感じているところかも知れないが「どれくらい」「どのように」をはっきり答えられる人はまだいなさそうだ。そんな中、せめて「なぜ」を知りたいと思い、視聴してみた。 ■どれくらい続くのか 番組中、「どれくらい」について、2人の専門家から発言があった。司

        • ワールドニュース特集「新型コロナに揺れた1週間」 4月13日~17日

          放送 2020年4月18日 NHK BS1 視聴目的 「このままの状態が2~3年は続くのではないか」 「学校の再開は来年になるのでは」 「多くの企業や店が存続できないのでは…」 新型コロナの脅威が長期化する中、特にここ数日、悲観的な情報が急増したように思う。私自身、冷静さを取り戻そうと視聴。世界のニュースが直接見られるので、状況をフィルターの薄い状態で知ることができた。毎週土曜日に放送しているようなので、これは毎週録画しようと思う。 メモ ご

        アフターコロナの「脱グローバル化」は本当?

          すべての政府は嘘をつく(映画)

          放送 2017年上映(ドキュメンタリー映画)Amazon Prime Videoほか 制作 制作総指揮:オリバー・ストーン    監督:フレッド・ピーボディ 概要 アメリカの現代ジャーナリズムを問う映画。オリバー・ストーン氏は、ベトナム戦争を描いた映画「プラトーン」の監督・脚本を務めた人物で、アメリカ政治に批判的な立場をとっている。この映画では、政府だけでなくアメリカのテレビ局をはじめとする大手メディアを痛烈に批判している。 アメリカの大手テレビ・新聞が政府やスポンサーに気

          すべての政府は嘘をつく(映画)

          ビデオ世代の自分探し

          題名 「ビデオ世代の自分探し」 放送 NHK BS1 世界のドキュメンタリー 制作 Yuzu Productions フランス 2017 概要 ・イタリア・フィレンツェで映画監督を目指すのアレッサンドラと、ジャーナリスト志望のケイシーの2人の15年にわたるセルフドキュメンタリー。 ・フィレンツェで偶然同居人となった2人は意気投合するが、ケイシーはカタールの放送局アルジャジーラに就職し映像ジャーナリストに。アレッサンドラはドイツの放送局でドキュメンタリーディ

          ビデオ世代の自分探し

          「ストレスの真実」

          放送 NHK BS1 世界のドキュメンタリー 原題 The Truth About STRESS 制作 Blink Films(イギリス 2017年) 概要 ・ストレスの解消法、ためない方法、ストレスをエネルギーに変える方法に迫る科学ドキュメンタリー ・イギリスの人々もストレスと体重増加に悩んでいることが分かった。ストレスを感じていると甘いものを甘いと感じにくくなって、そのためにいつもと同じ満足を得ようと過剰に糖分を過剰に摂取してしまうという。 ・マ

          「ストレスの真実」

          「クイズとき子さん」

          クイズとき子さん 放送 中京テレビ無料アプリ「Chuun」/Hulu/2017年? 概要 ・コップのフチ子さんなどで知られる漫画家タナカカツキさんの創作。絵コンテに自身の朗読をつけて、小規模な作業でアニメーション作品として成立させている。これを原作にプロの声優などを揃えて作ったアニメーション版もある。 ・クイズの作出を職業とする会社員のとき子さんと、家族や同僚が織りなす群像劇。とき子さんは身の回りのものがキチンと整列していないと気になっ

          「クイズとき子さん」

          「アメリカと3人の孫たち」

          アメリカと3人の孫たち 放送 NHK BS1 世界のドキュメンタリー 制作 Lifelike Docs/アメリカ 2018 物語 ・舞台はメシキコ・コリマ。登場人物はアメリカという名前のおばあちゃん。年齢は不明だがおそらく90歳くらい。孫の3兄弟。末っ子のディエゴ 次男ロドリゴとその彼女、後から登場する長兄と父。 ・おばあちゃんはベッドから落ちて出血して倒れた。介護をしていた父親が虐待と勘違いされ刑務所へ。孫たちが実家に帰り、介護しながら父の帰りを待つ

          「アメリカと3人の孫たち」

          ラストトーキョー “はぐれ者”たちの新宿・歌舞伎町

          概要 ・「きれいな街」へと変化する新宿歌舞伎町で生きる人々とその一人である自身の母親、そしてそれを見つめる自身の変化を描いたセルフドキュメンタリー。 ・NHKディレクターで32歳女性の柚木さんは新宿近くで育った。母親に絶対に入るなと言われていた歌舞伎町を取材することを決める。そこで「我が道」を生きる様々な人々と出会う。 ・柚木さんは、自分にとっての禁断の地に足を踏み入れることで、自身の生き方についても深く考え、悩み、答えを探す。 放送 NHK GとBS1 感想

          ラストトーキョー “はぐれ者”たちの新宿・歌舞伎町

          「証言ドキュメント 天安門事件」

          NHK BS1スペシャル 証言ドキュメント天安門事件 概要 ・1989年6月4日、北京・天安門広場に集まった学生デモを政府・軍が制圧する事件が起き、多数の死傷者が出た。中国政府は事件を歴史から抹消し、国内では語ることも検索して知識を得ることもできない状況が続いている。 ・30年を経て、当事者たちに取材。その証言からは、「学生たちは民主化を推し進めていた胡耀邦(コヨウホウ)の死去を悼んで集まったもので、当初過激な集会ではなかった」「その様子を共産党の機関紙「人民日報」が「動

          「証言ドキュメント 天安門事件」

          「イヌと人の熱い戦い! アジリティー世界大会2019」

          NHK BS1スペシャル「イヌと人の熱き戦い!~アジリティー世界大会2019」2020年1月25日 概要 ・アジリティーというスポーツがある。イヌと人がペアでチームを組み、コースにおよそ20用意された種々の障害物を進みゴールまでのタイムを競う。 ・2019年9月にフィンランドで開かれた世界大会には、世界40か国から500近いペアが参加、日本代表も1団体出場し、団体戦で6位入賞、優勝は圧倒的な強さを見せたドイツだった。 ・ハードルひとつでも、決められた側から飛ばないと失格

          「イヌと人の熱い戦い! アジリティー世界大会2019」

          「#フォロー・ミー インスタの偽り」

          タイトル NHK BS世界のドキュメンタリー「#フォロー・ミー インスタの偽り」 放送 オランダ公共放送VPRO 概要 ・インスタグラムのフォロワー数が100万人いると、スポンサーがついてビジネスになる。 ・フォロワー数を“売買する”業者がいて1万人分が数千円で取り引きされている。 ・フォロワーが本物かニセものかを調査するビジネスも急拡大している。 感想 5年くらい前だっただろうか。YouTube番組の企画会議でとある作家が「登録者数は買えばいい」と話していた。そう

          「#フォロー・ミー インスタの偽り」

          「追跡“ファーウェイショック”~5G米中攻防の最前線」

          NHK「追跡“ファーウェイショック”~5G米中攻防の最前線」 ■放送 NHKスペシャル 2020 年 1 月 19 日 ■概要 ・中国の巨大企業ファーウェイが通信規格 5G を使い提唱する「スマートシティ」。強靭な通信網を使い、あらゆる都市機能を集中的に管理できる、ある意味理想的なまちづくり。町中に監視カメラを取り付けるその手法には不安・危機感を覚える人もいる。 ・危機感の根源は①アメリカの調査でファーウェイのソフトのコード中に、情報の一部にアクセスできるための

          「追跡“ファーウェイショック”~5G米中攻防の最前線」

          「名誉殺人」の判決

          BBC WORLD NEWS アワ・ワールド 世界は今 74話「名誉殺人」の判決 概要 ・パキスタンのSNSアイドル・カンディール・バローチさんが「家名を汚した」ために2016年に殺された。彼女はパキスタンの女性解放のシンボルだった。 ・兄が彼女の投稿画像が許せないとの理由から絞殺したことを自供し、逮捕。殺人罪で25年の判決に。 ・女性記者のハニ・タハさん。兄を擁護するカンディールさんの母の姿にショックを受ける。パキスタンの女性は不自由から脱却できるのか。 感想①

          「名誉殺人」の判決

          「執事が見たイギリス王室」

          原題 Secrets of the Royal Servants 制作 Elephant House Studios (イギリス 2018年) 放送 NHK BS世界のドキュメンタリー ・イギリス王室には執事、料理人、乳母など千人以上が働いている ・おおむね低賃金の長時間労働だが、今もって人気の職業 ・王や王子に近づける、意外な職種も… この番組の主役は王室で働く使用人たち。 ★使用人の職種~過去には「王様のおしりふき」の仕事も。以下、追加調査を含め職種まとめ。

          「執事が見たイギリス王室」