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ワールドニュース特集「新型コロナに揺れた1週間」 4月13日~17日

放送
2020年4月18日 NHK BS1

視聴目的
「このままの状態が2~3年は続くのではないか」
「学校の再開は来年になるのでは」
「多くの企業や店が存続できないのでは…」

新型コロナの脅威が長期化する中、特にここ数日、悲観的な情報が急増したように思う。私自身、冷静さを取り戻そうと視聴。世界のニュースが直接見られるので、状況をフィルターの薄い状態で知ることができた。毎週土曜日に放送しているようなので、これは毎週録画しようと思う。

メモ
ご存知の通り、4月17日アメリカのトランプ大統領が経済活動再開の指針発表した。これから先の日本がどうなるのか、近い将来予測の参考になればと考えメモしておきたい。

■番組で紹介されたトランプ大統領の言葉
再開を決めるのは知事です。国の活動を再開します。アメリカはそうしたいし、国民もそうです。指針は段階的にアプローチします。州が第一段階に入れるのは、「※新型コロナの症状を示す人の数、及び、検査で陰性となる人の数の割合が2週間低下した時。また、医療従事者のために緊急抗体検査を含むしっかりした検査プログラムを実施する必要がある」。こうした条件を満たしても、他の人との距離をとることは続け、10人を超える集まりは避けなくてはなりません。
しかし、企業はゆっくりとした再開への道を進めるようになります。感染者数が2週間上昇しなかった州は、第2段階に入ります。最小限の距離を保つことを条件にレストラン、映画館、バーなどが営業を再開できます。

■追加調べ
この指針は「Opening up America Again(アメリカを再開)」と名付けられているらしい。そのワードで検索すると、ホワイトハウスがHPに掲載していたので、3つのフェーズをGoogle先生の和訳機能を使って読んでみた。(自分が理解できるようできるだけ簡単な言葉にした。意訳もあることを踏まえてご覧ください<(_ _)>)

【フェーズ1】--------------------------------------------------------------------
条件
・※(上記のトランプ大統領演説を参照)を満たす州と地域。

個人(の活動)
・高齢者や持病を持つ人は、避難を継続。同居者はウイルスの持ち帰りに注意、隔離の策を講じる
・公園、ショッピングセンターなどの公共の場所では「距離」に関する予防策がない限り、10人以上で集まってはいけない
・式典や展示会は10人以上集まることを禁止
・不要不急の旅行を禁止

雇い主
・可能な限りテレワークを奨励する
・できるようであれば、段階的に仕事を再開
・お互いに影響を与えるような公共の場所は使用休止、または、社会的距離を保つ
・移動を最小限にし、移動後は隔離のガイドラインに従う
・高齢者や持病のある従業員のための特別な融通を考える

特定業態の雇い主
・今閉鎖されている学校と青少年活動(キャンプなど)は閉鎖を継続
・老人ホームや病院への訪問は禁止。
・大規模な会場=例)レストラン(sitting down dining)映画館、スポーツ会場、礼拝所などは、厳格な「距離」の適用のもと運営可能
・スポーツジムは、厳格な「距離」と「衛生」に準拠する場合に開くことができる
・バーは休止継続

手術待機者
・CMSガイドラインに準拠した施設で、外来患者扱いで再開可能

【フェーズ2】--------------------------------------------------------------------

条件
・リバウンドがなく、条件を2回満たす州と地域(※を計4週間満たすの意?)

個人
・高齢者や持病を持つ人…フェーズ1同様
・公園やショッピングエリア…50人以上集まるのを禁止
・不要不急のものを含め旅行を再開可能

雇い主
・(フェーズ1と同様)

特定業態の雇い主
・学校と青少年活動は再開可能
・老人ホームや病院への訪問…フェーズ1同様に禁止
・大規模な会場…フェーズ1同様
・スポーツジムは、フェーズ1に準拠のもと、開いたままにできる
・バーはスタンディングで、占有率を適切に下げて、運営可能

手術待機者
・CMSガイドラインに準拠した施設で、外来または入院扱いで再開可能

【フェーズ3】--------------------------------------------------------------------

条件
・(感染者数の)リバウンドがなく、条件を3回満たす州と地域(※を計6週間満たすの意?)

個人
・高齢者や持病を持つ人は社会生活に復帰できるが「距離」を保つ
・リスクの低い人は、混雑の中にいる時間を最小限にする

雇い主
・通常出勤の再開が可能

特定業態の雇い主
・老人ホームや病院への訪問を再開可能。接する人は衛生管理に努める
・大規模な会場=例)レストラン(sitting down dining)映画館、スポーツ会場、礼拝所などは、一定の「距離」の適用のもと運営可能
・スポーツジム…フェーズ2同様
・バーはスタンディングで、占有率を上げて運営可能
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どうお感じになるだろう。感染者数が増加に転じればフェーズゼロにも戻りうる仕組みなので合理的なのかも知れない。ただ、私はアメリカの感染者数の多さを考えると、ちょっとペースが速すぎるように思った。経済を早く戻したいという気持ちは全く共感するところだが…。
ただ、実施内容はかなり参考になる。日本でも飲食店やイベント会場の再開は「10以上中に入れない」から「50人以上で集まらない」といった形の「要請」で進んでいくのかも知れない。
一方で、事業所が晴れて通常業務に戻れるのはフェーズ3に設定されている。多数が出勤を続ける日本の現状を見ると大きな違いがありそうだ。日本はもっと出勤を規制しなければならないのではないだろうか…とも思うのだった。

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