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DXと私

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最近、DX始めました。成長日記的に記事を積んで、最後にスーパーDXビジネスパーソンになれてるといいな。
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記事一覧

現場DX事始め(3-1)業務を分解する

現場DX事始め(3-1)業務を分解する

前回、DXの対象として選定したものの話をしました。
前回の記事のラストで、次の段階としてWhy? とHow? をもう1回考える、と言っていたのですが、その前に一つ、業務の分解をしてみたいと思います。

対象とする業務「機能ブロックの試作」を対象にします。
私たちの業務としては大本命になります。

試作業務を分解するこんな感じです。

投入

工程①

工程検査①

工程②

工程検査②

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現場DX事始め(2-2)What?

現場DX事始め(2-2)What?

前回は、DXの話が現場に降ってきたときにWhyとWhatがあやふやなので、まずは何のためにやるのか(Why)から始める、という内容でした。一般論で少しふわっとしてたかもしれません。
今回は何を対象にするか(What)です。実際に私が採用したもの、しなかったものを理由付きで載せていこうと思います。

基本、前回の4象限から4象限です。最初の一歩なので職場(特に上司)にアピールできて、追加投資が必要な

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現場DX事始め(2-1)Whyから始める

現場DX事始め(2-1)Whyから始める

前回は、DXの話が現場に降ってきたときにどんな状態か?という話をして、手法(How, 使うツール)はクリアだが、なぜやるのか(Why)とどのデータを対象にするのか(What)はあやふやです、という結論でした。

Whyから始める先週もリンクを貼ったゴールデンサークル理論。「Whyから始めよ」とのことなので、やってみましょう。

ゴールイメージから「あるべき姿」を考えてみるのは一つのパターン。
KA

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現場DX事始め(1-2)DXはどんな姿で職場にやってくるのか?

現場DX事始め(1-2)DXはどんな姿で職場にやってくるのか?

DX化の話が降りてくるとき、どのような姿をしてやってくるのでしょうか?
書き方を変えると、私たちのところにDXは、何がクリアで、何があいまいな状態でやってくるのでしょうか?

という一般論の話は知らないので、私の場合はどうだったかを書きます。

Why, How, Whatでとらえてみるゴールデンサークル理論でおなじみ(?)のWhy, How, What。
枠組みとして、この順番で思い出してみます

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現場DX事始め(1-1)そもそもDXとは?

現場DX事始め(1-1)そもそもDXとは?

まずはDXの定義を持ってきましょう。

DXとは
デジタル技術で「社会や生活の形を変える」こと
だそうです。

なので、「DX推進するぞ」と言われたDX部門、さらにそこから話が伝わってきた現場は、一斉に、「具体的には?」な状態になるのはムリもありません。

さらに、「IT化とは違う」と言い出した暁には、
「じゃあ何をすれば?」
まるで哲学(というと哲学者に失礼かもしれませんが)。

これで思考停止

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現場DX事始め(0)はじめに

現場DX事始め(0)はじめに

はじめに、こちらのグラフをご覧ください。

たいして行ってねーなww

ではなく、今日はデータの入れ物の話です。

一丁目一番地は、誰が何を見て何を判断するのか良いこと書いたっぽく表現すると、Who、What、Why。
Who・・・メンバー(特に上司?)が
What・・・〇〇のデータを
Why・・・何かしらのアクションを決めるために

見るもの = ダッシュボード最近急激に入り込んだ用語です。no

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マテリアルズインフォマティクス(MI) & プロセスインフォマティクス(PI) 1ユーザー(手前)としての認識

概要MI ・・・ 実験データを計算科学(高速第一原理計算、分子動力学法、分子軌道法、etc.)で膨らませて、よりよい特性が出る材料候補を探る
PI ・・・ 実験データ、実験計画法、プロセスシミュレーションを組み合わせて、よりよい特性が出るプロセスを探る

現状の課題(ユーザー視点)自分のところで使えるか
成功事例はどうして成功したのか?情報が見えない(技術黎明期にありがちな、宣伝は踊るけど実質がよ

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DXメモ

進め方全体最初に大きな表空間をExcelで作っておいて、急所からスモールスタート
Excelテーブルは横に強くSQL、BIは縦に強い
BIがグラフである限り、Excelテーブルのすべてを表現するのは難しい
Excelをすべて一度に表現したいという呪縛が、全体BIを絵にかいた餅で終わらせる理由

最初の成果DXは、傍から見たら遊び、胡散臭い
なるべく早く一つめの成果を上げる
データとして社全体に参加

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統計データを世界地図で色にして、伸びそうなところを探してみたい

「イノベーションが起こりそうなところ」というと、
「シリコンバレー」「多様性」「スタンフォード」と即答されそうなのですが、材料、デバイス的にはどうだろう?ということで(狭い分野だが私が調べている肌感覚とはちょっと違う、それは別記事)、まずは単純に統計データから見られないかな?ということで前回。
数か国をまとめた地域として特徴ないかな?とやってみたのが今回。
前回のは使っているデータが統一されていな

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BIはスマホで見たい

スマホですごく見にくかったダッシュボードを見た記念です。

まだPower BIしか知らないのですが、スマホ用の表示画面も編集できます。
そっちをしっかり編集しとくかどうかで、使えるシーンが広がったり限定されたりします。
そしてPCにはライバルが多い。(それこそただのExcelとか)

この記事を見せたい人は多分ここにはいませんが、まずは報告。

負けない、Power BI

1ページを「グラフ」+「サマリーの表」で作っておけば、負けはない。

BIの長所と限界Biを触ってExcelと比較してみた結果、
長所
スマホでどこでも見られること
フィルタをかけたり外したりすることで、簡単に見たいところにフォーカスできること
短所
詳細なデータ一つ一つを見るときは、Excelに劣る(あくまで大雑把に傾向把握)
意図した順番で表を作りたいなら、Excelの方が素直で早い

BIで

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現場DXのリアル 2年目 その2

前回の話

DXが全社プロジェクトになって、先生との打ち合わせがスタート

話が噛み合わない〜、あの手この手を考えるがうまくいかず、悩み続ける

業務の流れをフローにしてどこでどんなデータが出てくるかを説明して・・・鉱脈つかんだ!

ということで続き。

具体化へ

大きな流れは決まったので、具体化していきます。まずはフォルダをこう分けて、データはそこに放り込もう。ファイル名はこんなルールで。

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現場DXのリアル 2年目

前記事はこちら。

ここまでの話。

職場のDX担当に任命される

「こうありたい」というパワポ資料を提出するが反応なし

情報収集スタート

うちの職場にDXの波は来るのか?

ということで、2年目スタート。

始まりは突然に新年度、うちの職場にも支援がつくことに。どうやら社全体で本格的にDXに力を入れることになったらしい。マジか、他の支援で立ち上がったところにデータだけ提供するタダ乗り作戦を考

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現場DXのリアル

「今度うち、DXやるらしいよ」と噂で聞いてから、担当が回ってきて、スタートはさせてみたものの、といったところからこれまでを、時系列的に書いてみたいと思います。何かの参考になれば。

会社の方針にDXっぽい言葉が増えてきた何かDXっぽいワード、TableauとかBigQueryとか、Tableauくらいしか聞いたことがないな、という横文字が飛び交っています。DX、できれば何かよくなりそうだけど、普段

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