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noteをやってる学生のみなさ~ん♪ あなたたちの時代ですよ ~今現場で欲しい「見せる力」~

今日から3日連続で、私が今考えていること、今見えている景色を書いて創作大賞に応募します。初日はDX。製造業大手の私たちの職場にもDX化の波は押し寄せ、年ごとに異なる景色を見ています。その結果がなぜ表題なのか?順に話していきましょう。

オフィスとデータに関する歴史 1990年代~2020年代

1990年代

普通のオフィスにPCが入り始めたのは1990年代。私が社会人になった1998年は、ちょうど1人1台PCが割り当てられそうな境目でした。日本語ワープロソフトのWord vs. 一太郎、表計算ソフトのExcel vs. Lotus 1-2-3、みたいな話もあり、会社では標準化されていたものの個人ベースでは各々好きなソフトを使っていました。本体もWindows PC vs. Mac。連携、というのはあまり考えられておらず、個別で何かを処理する時代でした。
現場のデータのデジタル化はもう少し先の話。一部にはデータをデジタルで持ってこられる測定器もありましたが、アナログ、手書き記録が主流でした。

2000年代

2001年に発表されたWindows XP。2002年頃から職場に入り始め、その頃からオフィスのデジタル化と標準化が急速に進みました。日本語ワープロ、表計算ソフトの争いは続いていたものの徐々にMicrosoft勢が優勢に。サーバーが普通に使われ始めて、ある人がアップロードしたファイルを他の人が編集する、みたいなことも始まり
編集中で作業できない → コピーして作業する → どれが最新版か分からない
があっちこっちで起こったりして(笑)
現場のデータのデジタル化も急速に進みました。測定器が徐々に、デジタルでデータを保存できるものに置き換わりました。

2010年代

2010年代、前半は「大量データ」後半は「クラウド化」でしょうか。
2000年代にCD-R、MO、後にDVD-R、といった640MB~数GBの「大容量」メディアがいろいろあったのですが、2010年頃には追い付かなくなっていました。データの保存先としてサーバー、HDDが主流に。
いずれ、サーバー、HDDも収拾がつかなくなってきます。どこに何のデータを入れたんだか?また、データのバックアップという問題もつきまといました。サーバーのクラッシュ、HDDのクラッシュは目も当てられず、保守に人員もかけられない。「クラウドを用意するからそこにデータをまとめてくれ」になり始めたのが2010年代後半~だったか。
製造現場は製造装置までデジタル化が進みました。プロセスログ、製造部品のトレーサビリティ。先進的な工場から取り入れられました。

2020年代 (1)

クラウド化はしたものの保管場所が変わっただけなので「どこに何のデータが?」問題は解決せず・・・
ファイルからデータベースへ、志向が移る端境期にいます。
ファイル単位、というのを諦めて、必要なデータを極力一つのデータベースに集約する。それをみんなの共有認識にして物事を進める。

実は小売業では10年以上前からこの世界だったのですが、それがあらゆる職場に来たのが2020年代、そして今です。

今頑張ってBIツールを使いこなそうとしています。そしてBIツールで何をするか考えながら。

2020年代 (2)

AIでもう少し変わるかもしれません。
まだ手探りですが、画像のスコア化あたりから用途を広げつつあります。

正直まだ使いこなせていると言い難い状況ですが、人間と機械がAIにアジャストできれば使いやすくなるでしょうし、いずれそうなるはずです。

足りないこと、それは見せ方とアイデア

データ取得、処理はきっと進化し続けます。今ある問題も解決策はあって、あとはどう判断するか?リアルタイム共有、そして「教えれば」AIがコメントを入れてくれるでしょう。
しかしAIは最終的な判断には踏み込みません。そこは人間に託されました。

・・・足りないのは、「人間(判断者)にうまく見せられる人」「何をどうすればうまく見せられるか考える人」です。

製造業は、データ取得とか効率化とか品質管理をうまくやってきました。基本的に「データは残しておきたい」「データは共有する」・・・データの取捨選択、「見せる」「見せない」をコントロールできる人は現状多くありません。

今、特に上層部ほど新たな問題に直面しています。
見られるデータは増えたけど見る時間がない!
そこにどう短時間で重要な情報だけをインプットするか?正しい判断に必要十分なだけの情報をインプットするか?あるデータはどのように出すと最も効率よく見られて判断できるか?

BI、AIの使いこなしに関して、ただ使うだけなら不格好でもなんとかなりそう。「判断者への見せ方」「見せた後で利用されるイメージ」をどうするかに変わってきています・・・が、そこを意識できている人はあまりいない、少なくとも現場ごとにはいない(汗)それが今の問題です。

クリエイターさんが向いている理由

情報の見せ方はある程度場数だと思います。何をどうすればどういう反響を取れるか?それを日々修行できるのがSNS。ただ、SNSごとに特徴があって、反射勝負で大喜利状態のSNSとか、情報がないことが勝負のSNSとか、ちょっと自分が求めるものと違うSNSもいっぱいあります。
noteはその点、比較的真っ当に記事を書いて読んでもらわないといけない。反響がわかる。noteはビジネスレポートと相性が良い、と自分でやってみて思いました。
また、SNS全般、noteもですが、読む相手の属性が見えない。つまり誤解されるおそれまで盛り込んで記事にしないといけない。上層部が読むBIレポートは報告会の場だけでなく移動中の新幹線の中かも?に対して、「直接説明に行くし全部伝える」前提でしかレポートを書けない人と「説明に行けないし全部は伝えられないかもしれない」前提でレポートを書ける人との間には、大きな差があります。

レポートはブログになる、そしてアピールはプロフになる

最近職場に入ってきたツール群は、業務の報告がアカウント的になる未来を示唆しています。そして現状、それに慣れていない下手な人が多い事実があります・・・

その辺はきっとAIがやってくれる?そのAIに指示して望むコンテンツを作らせるのも人間です。
今のAI、ものすごく真面目です。すべてを誤解なく伝えようとします。そして人間の命令に反すること、外れることはできないようになっているので、すべてを人間が指示する必要がある、というのが現状です。
どうも構成力は最終的に人間側の能力による、というのが現状・・・

最後に、「レポート」視点で見てnoteで最も重要なこと

試行錯誤しながらフィードバックが取れる記事を作る、が最も重要だと思います。
細かいテクニック(記事内にも記事外にも)はいろいろありますが、あくまで手段。

ということで、今日は「noteと見せる力向上との関係」に関する記事でした。

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