見えないもの=ないもの?
よこはま発達相談室の佐々木です。いつも記事をお読みいただき、また「スキ」「フォロー」「シェア」してくださっている皆様、ありがとうございます。前回は”ASDの方の認知”というテーマで記事を書かせて頂きました。何回かのシリーズに分けて解説していきたいと思いますので、もしご関心のある方は下記にリンクを載せておきますのでご一読頂ければ幸いです。
さて、今回はASDの方の認知の特徴としてある「視覚反応」について共有していきたいと思います。
言葉よりも目で
ASDの方は「視覚優位」「目で見るのが得意」というのは、ご存知の方も多いかもしれません。言葉で言われるだけよりも、目で見る方が理解しやすく、また何度でも自分で確認できるため良いと言われています。これは、知的な水準に関わらずそのように思いますが、ここである成人されたAさんのエピソードを一つ紹介します。Aさんは、僕とは月1回のペースで相談しており、毎回前回の振り返りを兼ねて相談をするようにしています(具体的な工夫がうまくいったのか、あるいはいかなかったのかを整理・確認し、次につなげるためです)。その時に、こんなやりとりがありました。
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