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心が柔らかくなる瞬間を。

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写真と言の葉。フォトエッセイ。
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2024年2月の記事一覧

無意味に意味が生まれて。

無意味に意味が生まれて。

「意味ばかりを人は求めるけれど他人から見て無意味な事に人って救われるよね。」

そんな言葉を聞く。
推し活とかって流行ってるよなぁと思う。

全ての人と共有できるわけではないけれど
自分にとって
夢中になれる時間って充実してるよなぁと想像する。

夢中になるって簡単なようでいてなんだか難しい。

意味ばかりを求めてしまう。
この時間が何になるのか。
そんな事ばかりを考える。

頭で全ての事がわかる

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ひとり旅のすすめ。

ひとり旅のすすめ。

ひとり旅が好き。

知らない街をふらふらと思いのままに歩き出す。

全てのことが新鮮で
意識の向かないところまで細胞が何かを感じようとしている。
そんな体感を得て楽しい。

九州に住んでいるけれど
先日関西でライブをする為に
たまたま神戸三ノ宮に立ち寄った。

今日は、直感で飲む会を開催するぞと思い立ち。
ふらふらと飲み屋街を歩く。

ここには、何があるんだろう。
どんなお店がどんな価格帯でどんな

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身体という船は、ひとつの心しか乗せられない造りだもの。

身体という船は、ひとつの心しか乗せられない造りだもの。

「心の疲労の蓄積って見えないよなぁ。」

「ほんとですよね。気付いたら理由のわからない体調不良になってたりしますよね。」

「心と身体って繋がってるよな。」

「…ですね。」

そんな話を初めて会った人としている。
例えばバーカウンターで。
ぽつりぽつりと話しながらいつの間にか深く話をしている。

次にいつ会うのかも分からない人とそんな話になるのだから不思議だ。

夜には、街が森のように深くなる。

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空の透明度を想う。

くだらないの中に/星野源  covered by 徳久望

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澄んだ月を見上げながら歩く。
雨が降ると空も洗われるんだなぁ。


昼間に眺めると白いのに、夜に見上げると光っている。
見えない空の透明度を想う。
見えてる事って思い込みなんだよなぁ。
そんな当たり前の隙間を気付くように生きてみると
日常の息遣いが聞こえてくるよう。

首すじの匂いがパンのよう。
すごいなあって讃えあったり。

そんな風に人を愛してみたい。
くだらないの中に愛が。

そっと忍び込ん

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