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「メモの魔力」というより「前田の魔力」

【今日の結論】
 溢れるほどの人生への熱は、人を動かす魔力になる。

こんにちは、yawaraishiです。

今日は2019年一番売れたビジネス書
メモの魔力
について書いていきます。

この本は、日本一のメモ魔であるSHOWROOM・前田裕二さんの著作で、メモを取ることで起こる人生への好影響が書かれた本です。

実際に僕もこの本を読んでから、メモをとることが習慣になりました。

2020年1月までに53万部売れているそうなので、読んだことある方も多いのかと思いますが、今日は僕なりに感じたことを書いていきたいと思います。

1 「メモの魔力」はどんな本

メモの魔力は、
✔︎ 年柄年中メモを取る前田さんのメモの取り方
✔︎ メモを取ることで生まれるもの
などが書かれた本です。

メモというと、事実を書き連ねるもの
このようなイメージがあるかと思います。

しかし、前田さんのメモは
ただ事実を書き連ねるもの」ではなく
アイデアを生む第2の脳」とされています。

イメージとしては、パソコンの外付けハードディスクのような役割をメモが果たしてくれるというのです。

この本で紹介されるメモのメリットまとめると、以下の2つになります。
✔︎ 思考を深め日常をアイデアに変えることができる
✔︎ 自分を知ることで夢を叶えることができる

さて概要を書いてきましたが、この本の凄さは、
概要だけで語ることができません。

僕が思うこの本の凄さは、
読者に、「メモをとりたい」
こう思わせる魔力を持っていることです。

事実、僕は読後すぐ文房具店に走り
ちょっと高めのノートを買ってしまいました(笑)

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では次の章から、
僕がこの本で一番心に残ったノウハウ
そして、どうしてここまで「メモをとりたい」と思わせるのか
この2つについて書いていきます。

2 アイデアを生む方程式

この本で紹介されるメモのメリットまとめると、以下の2つになります。
✔︎ 思考を深め日常をアイデアに変えることができる
✔︎ 自分を知ることで夢を叶えることができる

前の章で紹介した、メモをとるメリットですが、
今回は「思考を深め、日常をアイデアに変えることができる
こちらに絞って紹介します。

僕は新しいアイデアを出すことに苦手意識がありました。

しかし前田さんのアイデアを出す方法は、シンプルながらも洗練されており、苦手な人にほど参考になります。

その方法とは、
事実→抽象化→転用
これをひたすら繰り返すことです。

▼アイデアを生む「事実→抽象化→転用」とは

ひとまず用語を確認していきましょう。

まず事実ですが、事実は事実です(笑)

目に入ったもの、人から聞いた話、本で読んだ話など、目や耳から入ってきた情報をここでは事実としております。

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重要なのは、抽象化の部分です。

抽象化は分かりにくいので例をあげて説明していきます。

例えば『「香水」が大ヒットしたのは、サビがTikTok動画の丈(15秒)と一緒だから』このような話を聞いたとします。

じゃあ曲を作る時はtiktokに合うように15秒のサビを作ればいいのか

ここで終わってしまうと、TikTokでしか通用しないメソッドになります。

ではこれを受けて、このように抽象化していきます

現代で流行を生むためにはSNSを意識する必要がある
→SNSごとの特性を活用することで、流行を生み出すサービスを生み出せるのではないか。

さらに「香水」は、シンプルな歌詞やメロディー若い世代で受けたという事実もあります。

「香水」は若者に人気なTikTokとサビの尺が同じで、かつターゲットも若者であったため大ヒットした。
現代で流行を生むにはSNSの力を借りることが重要であるが、SNSによって、サービスの特徴・年代が異なる。
提供したいサービスのターゲット層を意識しながら、そのターゲットが多く存在するSNSに合わせ、特性を生かすことで、流行するサービスを生み出せるのではないか。

これが抽象化です。

つまり抽象化は、
ある事実から要素を抜き出し
他の事にも当てはめることができる状態にすること

これがアイデアを生む抽象化です。

最後に転用。
せっかく抽象化しても、自分に生かせなければ意味がありません

自分が今取り組んでいることに、抽象化した内容が活用できないか考えることが重要なのです。

例えば先ほどの「香水」の話なら、
noteの特性を分析して、自分のnoteにも取り入れてみよう

これが転用になります。

さて「事実→抽象化→転用」について説明しました。
慣れは必要ですが、工程自体はシンプルですよね。

アイデアを出すのが苦手だった僕も、
アイデアを生み出す流れが分ると、
ぽんぽんアイデアが生まれるようになりました

そう感じるのは、アイデアを生み出す過程を
「事実→抽象化→転用」という流れに抽象化しているから

この「事実→抽象化→転用」がそもそも、
アイデアを出す過程抽象化した結果なのです。

前田裕二恐るべし

この流れは、どんな事にも役立つので
是非意識して取り入れてください。

また、本ではこの「事実→抽象化→転用」の過程
メモで実現する方法を紹介しているのですが、
それは本に任せますので、是非手に取ってみてくださいね。

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3 熱は高い方から低い方へ移る

先ほど書いたように、
アイデアを生み出す目から鱗の情報が載っている
これは「メモの魔力」をオススメする理由の1つです。

しかし何より僕が、この本をオススメするのは、
読むとメモを取りたくなる、これにつきます。

事実僕も読んだ後すぐに、本屋にノートを買いに走りました。

僕が思う、「メモの魔力」が人を動かす理由、それは
著者の前田さんのメモへの熱量
ひいては人生への熱量がものすごく
その熱量に影響されてメモを取りたくなること

前田さんの熱に影響されて、
メモを取りたくなる本なのです。

実は僕、本を読むまで勘違いしていたのですが、
前田さんはよくいる意識高い系
イケイケ企業家だと思っておりました(笑)

しかし、本を読んだら180度印象が変わりました

前田さんは武士でした。
誰よりも人生に対する熱を持っており、
圧倒的な努力夢に向かって走っている

偏見を持っていた自分を殴りたい気持ちです。

メモの魔力」の中にはこのような一文があります。

熱は高温側から低音側へ伝わります。
両者の温度が等しいと、熱移動は起こりません。

実際の科学現象になぞらえて、
メモへの熱が読者へ伝染することを願った一文です。

そして、この一文のとおり、
本を通して、前田さんのメモへの熱量
人生への熱量が自分へ伝わってきて、
読み終われば誰しもメモを取りたくなる

そんな魔力を持つこの本は
「メモの魔力」ではなく「前田の魔力」
僕はそう思います。

さて本日も、最後まで読んでいただきありがとうございました。

メモの魔力」は本当にオススメの1冊ですので、もしまだ読んだことがなければ、是非実際に手に取っていただきたいです。

また、今日のnoteを通して少しでも僕にも興味を持っていだだけたら、是非他のnoteも読んでいただきたいです!

本日もありがとうございました!
今日があなたにとって良い1日でありますように。


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