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kurun kurun (クルンクルン)

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0〜3の数字の書いたカードそれぞれ6枚ずつ 計24枚のカードで戦います。 戦い方は一人一枚ずつカードを出して数字の合計を言い当て、勝った人が場のカードをもらえるというゲームです。… もっと読む
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記事一覧

クルンクルンの世界20

クルンクルンの世界20

"アーア!"

ザンジロウがマナカに寄ってきた。

"ごめんなさい。私たちはこの世界に連れてこられた両親を探しにきたの。私はマナカで、さっき闘ってたのが弟のマヒル。こっちがベックでコイツがクルギールのデルよ"

マナカはザンジロウを抱きよせて言った。

"もはや、こちらの大将はザンジロウと言っても過言ではないようだな。せっかくこちらの世界に来てもらったのだが、実はこの世界にあるクルギールという悪魔

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クルンクルンの世界19

クルンクルンの世界19

"ここは?"
マナカは周りを見渡し、つぶやいた。
"どうやらクルドーラに迷いこんでしまいましたようですな。シッシッシ"
デルは言った。
"うわっ!ドラゴンだ。ベック、お友だちかな?"
マヒルはベックを見たが、首をかしげていた。
"な、何者ぞ!ここを王の間と知っての狼藉か!"
ギドラが叫んで威嚇したが、オロチがギドラを抑え込んだ。
"これが我が主のチカラだ!バカモノ。この世界を正しい方向へ導く使徒が

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クルンクルンの世界18

クルンクルンの世界18

扉が開いて中から声が響いた。
"コジロウ殿はここで下がられよ。余はオロチ殿と話しが所望なのだ!"
もちろんその声は2ギドラであることは言うまでもない。
"ふっ。ザンジロウ、一人で大丈夫か?"
コジロウが聞くとオロチは優しくザンジロウを包み込み御前へ進み出した。
ギドラの前に行くと、その後ろにはモスラが待機していた。コジロウは控えにいたが、その声は筒抜けだったので、不穏な空気になればすぐに飛び込める

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クルンクルンの世界17

クルンクルンの世界17

クルドーラ城に入ると衛兵から門番までドラゴンだった。やはり大きさといえば、人間サイズから象ぐらいの大きさでモスラやオロチサイズではないので序列も大きさが左右されるようだった。まわりのドラゴンたちが驚いていたのは赤子同然のザンジロウになびくオロチの従順さで彼らの視線はオロチにいっていた。オロチは一言も発せず、ザンジロウに首をたれている。
"ついてまいれ。客人"
言うと、モスラはそのままギドラの待つ竜

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クルンクルンの世界16

クルンクルンの世界16

ザンジロウはオロチに乗ってあたりを見まわしながらも、オロチと会話しているようだった。
"ザンジロウ。オロチはなんと言っておるのだ?"
"アーア!"
ザンジロウはクルドーラの方向を指差した。
"ザンジロウ!この先は、おっとうでさえ行ったことのないドラゴンの地だ。しっかり道案内をするのだぞ!"
"アーア!"
ザンジロウは笑っていた。
遥か向こうであろうクルドーラ城より、使者であろう一つの竜がこちらにや

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クルンクルンの世界15

クルンクルンの世界15

クルドーラにはしばらくの間実力N o.1の3オロチが不在だったので、その間は2ギドラが仕切っていた。
ドラゴンたちは言葉を持たずに思念で会話しており、そこには偽善はなかった。
"ギドラ様。クルーグルに飛んでいたオロチ様が主人を見つけたとして、こちらに向かっております"
1モスラが問いかけた。
"ふむ。オロチ殿もついに主人を見つけたのか。0ダイジャ卿が主人と共にクロギールに旅立って、もう何年になるの

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クルンクルンの世界14

クルンクルンの世界14

"ふむ。では敵意はないというわけだな"
謁見しているコジロウに言った。
"しかしながら陛下。ザンジロウへのNo.3への約束は守ってもらいたい"
コジロウは言った。
"その後はどうするつもりだ?"
"許されるのであれば、オロチと共にクルドーラへ旅立とうと思います。もちろんクルーグルとの友好関係を築き上げるためであります"
"もちろんワシもあのドラゴンたちとの友好を築けるならそうしたい。ただそれは対等

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クルンクルンの世界9

クルンクルンの世界9

"おお、コジロウ!"
"久しいなアネール。ついてきたのか!"
"あなた。ザンジロウですよ。抱いていただけませんか?"
ラーネルはザンジロウをコジロウに渡した。
"おお、ザンジロウか!オレが父だ。ううむ。武士の顔をしている。良い子だ。よく頑張ってくれたな。ラーネル"
ザンジロウは泣かずにキョロキョロとコジロウを見ていた。
"へぇ〜泣かないんだ。さすが父親なんだね"
アネールは感心していた。
"早速だ

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クルンクルンの世界8

クルンクルンの世界8

2コジロウは1ムサシと掛け合っていた。
"兄者よ!このままでよいのか?これではこの国だけが取り残されてしまうぞ!"
コジロウは言った。
"オレに言うな!コジロウ。刀を持ってそこに忠誠を誓ってしまった以上、我らがどうにもならんのだ。親方様の立場を考えてみろ!ヤマタノオロチを鎮めずに開国などありえんのだ!"
ムサシは言った。
"オロチなど恐るるにたらんよ。ただの守り神にすぎん。必要なのはこの国の未来を

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クルンクルンの世界7

クルンクルンの世界7

アネールには父親の面影がなかった。幼き頃母親のニーナがひた隠しにしていたのがトラウマになっている。しばらく行くとザンジロウが泣き始めた。
"あ〜あ。うるさいうるさい。何で泣くのよ!早くクルーグルに行かなきゃいけないのに"
ザンジロウは手足をバタバタさせて泣きじゃくる。アネールは根負けして立ち止まってしまった。
"どうしたっていうのよ!"
アネールがザンジロウを抱き上げたとたん泣き声はピタッと止んで

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クルンクルンの世界6

クルンクルンの世界6

クルネールは女神の集う国。女ばかりの集団で構成されている。男が生まれるとその男の子は隣の国クルーグルに行くのだ。こうしてクルネールとクルーグルは友好を築き上げてゆくのだ。クルネールでは新しく男の子が生まれていた。
"あ〜ら、かわいい。でも男の子ね。名前は何とつけたのかしら?"
1アネールが赤子を抱いた女ラーネルに聞いた。
"武者の子にふさわしくザンジロウと名付けました"
"ふ〜ん。で、手筈は整って

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クルンクルンの世界5

クルンクルンの世界5

クルマールの支配権で頂点に立つのがレイ家のマールーである。魔法王国の世界では異質の精霊使いではあるが、その実力はお墨付きで攻撃なら雷の精霊サファリスで敵を寄せつけず守りであれば大地の妖精ダファロスがクルマールごと結界を張ることができたからだ。とは言え地面上の結果ではあったので北からの風とか空からの奇襲については無防備に近かったのだ。
"急に呼んですまなかったね。タケル、サトリ"
三人が中に入ると玉

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クルンクルンの世界4

クルンクルンの世界4

クルマールの魔法王国では2つの王家が支配している。タイ家とレイ家である。タイ家は主に街づくりや農業に携わり、レイ家は外交で力を発揮していた。それぞれタイ家の長は風使いサトリと大地の魔法使いタケル、レイ家の長には氷の魔女マーラーと精霊使いマールーがいる。
ここはタイ家の間である。
"サトリ!今年は天候が安定しないせいで、そこらで氾濫がおこっているのだ。せめて北からの風の向きだけでも変えられたらいいん

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XENO公国 No.144

XENO公国 No.144

0144〜モルガンからの旅立ち"そうか、分かったよ。でもまた戻ってこいよ。いつだって仲間だからな'
ヤギリ王はマナカとマヒルに言った。
"ヒカル!お前はどうするつもりだ?"
ヤギリ王はヒカルに言った。
"はい。マコト卿について行きたかったのですが断られました。このままマコト様の後を継ぎ、大貴族としてヤギリ王にお仕えいたします"
"そうか、ミジェラとゲン爺については引き続き我が配下について他国との交

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