嗚呼遥かなる犠牲フライ

そらそーよ。絵を描いたり頼もしい仲間とココトソコノ制作室という企画編集会社やってます。…

嗚呼遥かなる犠牲フライ

そらそーよ。絵を描いたり頼もしい仲間とココトソコノ制作室という企画編集会社やってます。奈良の北から南まで。奈良市出身、下北山村在住です。

最近の記事

画竜点睛を欠くわけにはいかぬのだ

「目の中をママに描いてほしい」 と11歳女性が頼んできたので凄く驚いた話 そこまで驚いたのにはワケがあって、 この11歳、もう小さい頃から自分の絵や工作に私が手を入れたりアドバイスしたりすらも、もう、そんなに?ってくらいに相当嫌がってきたのである 「ココもっとこうしたら?」みたいな事を言うたが最後、下手したらもう臍を曲げてそこで描くのを止めるまであるので、 もはや今は頼まれない限り、私から何か絵や作品に関しては口出しする事はない そんな彼女が、自分のお小遣いで人形の素

    • 木を見て、森も見る

      奈良北部までの行き来は未だに大変ですが 村の中でも楽しいことや気づきは色々あります 下北山村の『作業道見学会』に行ってきました🌲🌲🌲 上を見てみて というので空を見上げる 空までのびる幹、空を覆うような葉 あの葉があるから雨水は葉が受け止め、そこから木を伝って優しく地面に落ちてくるけれど あの葉に隙間があると、雨水が直接強く山肌に当たる事になるから、地肌が緩んでしまう だから道を作るときにはなるべく隙間がないようにしなきゃならない 物事には全て原因があって、 だから

      • 46回目の1012の記憶

        なんと46回目の誕生日という 久々の人からもメッセージいただきまして、近況報告交わしたりして☺️ありがたいものですね😌ありがとうございます🎂 今年は…バタバタしていたせいか割と本気で昨日言われるまでスッポリ我がの誕生日が、抜け落ちておりまして、 ちょっとSNSとかも最近投稿頻度が落ちていたり家中を断捨離したり整理したり、 なんかちょっと身辺整理系っぽいですがまあもちろんそんな事は無く、なぜなら世界は素晴らしく。 実は11月に夫の寺での晋山結制法要を控えております。

        • 自郷肯定力をあげていきたい

          《涼を楽しむ下北山村》in #奈良のトビラ 下北山村PRデー、大盛況で終わりました🤗 試飲販売の弘法茶も皆さん美味しい美味しいと好評だったし、新商品の下北山村コラボパッケージのほりにしスパイスが即完売だったし、 何よりネイルの栞作りワークショップが 大人から子供まで皆さん本当に楽しそうに参加してくださって✨ まさに十人十色の前鬼ブルーが出来て、私も嬉しかったです☺️ WSに参加する前から可愛い爪してたオシャレな女の子の2人組にも綺麗な色だって褒めてもらって、 で、一度お店か

        画竜点睛を欠くわけにはいかぬのだ

          \奈良のトビラ、開きました/

          本当アッという間にこの日が来た…! 1番最初にあべのハルカスやらandやらあるなんかもう都会のオシャなショッピングモール激戦区に奈良のアンテナストアを出す〜という計画?考え?もはや夢?みたいな話を聞かされ、最初私は正直「無茶言いよる」と思った。 いやいやどーなん!?出来るんですかそんな事、私たちに!? しかしそれは奈良以外の46都道府県を回る!という一層デカい計画となり、 仲間や賛同者も地道に集め増やしていき、とうとうオープンの日を迎えたのでした。トビラが!ほんまに!開い

          \奈良のトビラ、開きました/

          父と知恵の輪

          今年の初めから2か月とちょっと、父は入院していた。私が物心ついてからは初めての入院だった。風邪で寝込んだとこも記憶にない。 本当に丈夫な人だったのである。 最初は「ちょっとした手術」「1月中に退院する」と聞いていた。 しかしうちの親は心配かけまいと隠して嘘をつくことがあるので、そこは念入りに何度も聞いたのだが、父も母も口を揃え大丈夫大丈夫と笑っていた、が、後にそれはやはり嘘だったと判明する。 1月が終わり、2月も下旬になり 実家に帰るたび、電話するたび「まだ退院出来ないみ

          あるあるじゃないけどあるあるネタとしてのあるあるを理解する

          世の中の子供達の流行りに漏れずウチの10歳もYouTubeや TikTokの動画が好きだ 少し前まで私には分からない…というかまあ年齢に合ったジャンルを好んでいたけれど、 最近は私が面白いと思うチャンネルも一緒に喜んだり、逆に10歳が勧めてくるものがこっちの琴線に触れるものだったりの感覚が共有出来るものになってきた。 そんな中で最近話題にするのが「ネタとしての『小学校あるある』」の事である。 「ネタとしての」とわざわざカッコで括ったのはそれこそ今回の主題でして、この小学

          あるあるじゃないけどあるあるネタとしてのあるあるを理解する

          あたたかなスープ

          #スープストックトーキョー が何かと話題だけど、スープストックには私的にすごく良い思い出がある。 2年前2021年の出産前後、妊娠高血圧症候群で入院してる中、昔販売した2020年版の万葉集テーマのカレンダーを売ってもらえませんか?と連絡があった。 カレンダーは古いかもだけどイラストが欲しいのだと、その時点で嬉しい話であった。 私は現在出産で入院中だから退院してからの発送になりますがOKです、と、あと送料だけお願いしますが、古いカレンダーなのでお代は結構です、と連絡して、

          コロナ禍で仕方がなかったとは言え、続いてきた大切なものを簡易的な物に変えてしまった。それを罪というのなら

          漠然と抱いている言うまでもないかもしれない不安なんやけど、 こういう事は多分他にも同じ立場にいる人もいるんじゃないかなと思うので、書いてみる。 私の場合は涅槃団子の事である。 私は村のお寺で涅槃会に作られる色とりどりの涅槃団子が好きだ。初めて見た時、なんと可愛いものがあるのだろう、と思った。一目惚れだ。なにより色粉で思いっきり派手なのが良い。田舎って実はそんなに無添加な世界では無く、味の決め手は味の素やで!みたいなとこある。でも私はそういうところを愛している。 涅槃団子

          コロナ禍で仕方がなかったとは言え、続いてきた大切なものを簡易的な物に変えてしまった。それを罪というのなら

          寒波に勝ちたくてクソ重い棚と階段を滑り落ちた話し

          はじめに:なんでそんな事したのか、というのは私が1番思ってます。 🪛🔩🔧 最近電動ドライバーが楽しくてとにかく棚を作りまくったりカラーボックスを無駄に固定したりの電動ネジ締めおばさんと化している 今流行りのミニマリストと対極を成すマキシマムな私は、ガチャガチャやらミニチュアを飾る細い棚も先日ネジネジ締め締め設えた。ゴチャゴチャしてるが私の好きなものばかり。ニコニコしてしまう。 それをみた10歳が「いいなぁ。」と羨ましがった。彼女もそろそろ自分の世界を持ちつつあるお年頃

          寒波に勝ちたくてクソ重い棚と階段を滑り落ちた話し

          ぬるいめの限りなく日常的な希望

          大晦日だけどちょっと休憩🍵 今年の初め、寺としての年末年始のバタバタが終わり実家へ。 少しの間なら赤子を見とくよ、と母が言ってくれて、私も家にいるーと9歳も言うので なんだか突然ひとりで出かける時間が出来た。 元々の辺鄙な場所に住んでる事に加え、コロナと育児とかさねがさねのハードルもあって本当に久々に1人になったような気がする。 さてさてどこに行こう。子供の頃からずっとお正月にはお詣りしていた三輪さんに久々に行こうか、それとも寅年だから信貴山にお詣りしようか。 わあわあ

          ぬるいめの限りなく日常的な希望

          今年もまたこの景色を見る事ができた、と

          もう数えてみたら20年近く前になる。 毎年の恒例行事のようにルミナリエに必ず行っていた時期があった。 友人と行っていた時もあったけど、またその時期にお付き合いしてる人もいたりしても、なんだかそういう感じで行く気分でもなく、基本一人で行っていた。 長い長い待機列。まわりはカップルばかりで、 でもそんな周りの幸せそうな人たちすら愛おしいと思っていた。 ルミナリエはイルミネーションを楽しむイベントではなく、阪神大震災への鎮魂の光だ。 じりじりじりじりと進んだ列の前方から 毎

          今年もまたこの景色を見る事ができた、と

          姫紡ぐ蓮の導き糸

          本日は當麻寺中之坊さまのよき日に私の絵が掲げられるという幸運なご縁に心より感謝申し上げます。 1400年も続く名刹の一部となる事、 私などでは正直まだまだ力不足なのではないかとは承知ではありますが 皆様のおかげで頂戴いたしましたこのご縁だけは、確かなものであるということ。 そこを気持ちの拠り所にさせていただきながら描かせていただきました。 中将姫様、また観音様にいただいた大切なご縁の絵が、 當麻寺中之坊さまにあるということが、これからの私の人生を導いてくれると思っており

          ため息の人生なら頼りにならぬ

          ああ何とする ため息の人生なら頼りにならぬ 45歳になりましたとさ 40過ぎたあたりから 推しのアーティストが私の今の歳だった頃はどんな言葉を歌っていたのか、を何となく見てる。 ため息の人生なら頼りにならぬ。 そうだそうだ。 さて今日は最高に誕生日らしくない1日で、 昼間は一歳児と2人きり、彼女の長めの昼寝をいいことに 朝から夕方までこっくりと絵をただただひたすらに描いていた。 時間配分ミスって納豆ご飯(バースデーディナーだよ!)かきこみこみ夜はとあるイベントの

          ため息の人生なら頼りにならぬ

          久々に絵の具を買った

          通販ではどうしてもダメなものというのがあって。 それはおそらく人によって違うとは思うのだけれど、私の場合画材だったり。 今はすっかりイラストもパソコン上で仕上げるようになってかなり経つ。 そんなわけで画材屋も随分ご無沙汰で。 でも数年に何度か、たまに、生の絵の具に触れる機会がある。 そんな時、膨大に並んだ色とりどりの絵の具の中から、描く対象のイメージの色を ひとつひとつ、掬い集めるようにするところから、作品作りをして行きたくて。 そんな時はやっぱり画材屋になる。 でも画

          久々に絵の具を買った

          岡本太郎展に行かなかった。

          岡本太郎が異様に好きである。 その思い入れについては割愛するが、当然開催中の中之島美術館での岡本太郎展に行くつもりだった。 7時に村を出て橿原神宮前まで車で送ってもらってそこから阿部野橋〜からの〜環状線福島駅→中之島へ 久々のひとり電車。それだけで楽しー 今回は当日券がある事もちゃんと調べてきたもんね。 予定は未定な業種なのでいつだって「思い立ったが吉日!」なのだけれどこの辺り調べておかないと色々痛い目に遭う(フラグ) 9歳希望の梅田のちいかわらんどもついでに行くかと調

          岡本太郎展に行かなかった。