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究極の電池《空気電池》とは?【気になる日経記事 vol.17】


みなさんは「空気電池」をご存知でしょうか?

名前の通り、空気(酸素)を使った電池です。

その軽さと、貯められるエネルギー量の多さから、“究極の電池”などと呼ばれています。

現在主流になっているのは「リチウムイオン電池」ですが、

・使用されているリチウム、コバルトなどの希少金属が将来枯渇する可能性がある

・改良できる容量上限に性能が迫っている

ことから、次世代の電池開発が進められており、
その一つとして空気電池が注目されています。

空気電池は、負極に安価な鉄や亜鉛を使えるのでコストが低く、タイプによってはリチウムイオン電池の10分の1以下で製造できるそうです。


ですが、まだまだ課題があります。


一つは、小さくできないこと。

よって、広い設置スペースを確保する必要があります。

そこで、現状では風力や太陽光などの"再生可能エネルギー"をためる定置用電源としての普及が見込まれています。


もう一つは、繰り返し充放電できる回数が
限られること。

よって、蓄電池としてはまだまだ途上です。


空気電池が繰り返し充放電できるためにはどうすればよいか。

キーポイントは電極材料です。


現在各国で電極材料を工夫し、充放電の回数を増やすなど、開発競争が行われています。

電池の寿命が延びれば再生エネの蓄電用から普及し、より軽い空気電池を目指す開発競争が進むかもしれません。

将来、電気自動車やドローンなど
様々な用途に使用できるかも!

これからの進歩に期待したいですね。


以上、日経記事からのアウトプットでした。

参考にした記事↓

「空気電池」再生エネを貯蓄 鉄・亜鉛でコスト減 米新興、4.5万世帯向け新設 FDKは23年にも試験出荷
2022.7.5日本経済新聞朝刊

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