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こんにちは。
こころとからだの健康相談室、室長相談員のやしこです。

自分の思考が現実を作っている。
そう考えて日常を過ごしてみると、
こんなこと考えていないのに何故?とか、
この状況を何とかしたいなど自分が認知できる意識(顕在意識)では思いもつかないことが起こることがあります。

実は私達が認知できる世界、つまり顕在意識(表層意識)で見える世界は意識全体の5%ほどで、残り95%は潜在意識(深層意識)であり認知領域外なのです。
この一番深い深層意識での思考が現状を作っていると心理学では考えます。

ではこの深層意識とは何なのかというと、
簡単に言えば表層意識は比較的新しい意識で深層意識は古い意識です。
そして深層意識も元々は表層意識で、次々に新しい思考が重なるうちに表層意識が深層意識になります。この深層意識には段階があり、心理学で扱うのは表層意識に一番近い部分です。前述したように深層意識は古い意識であり、人生の初期に作られた思考パターンを指します。その形成期間は脳の神経細胞がおおよそ作られる6歳までで、具体的に言えば大脳辺縁系の領域。ここでは快不快や恐怖といった原始的な感情やそれに伴う行動・本能・記憶を司っていて、理性的な行動とは結びつきません。
私達はこの感情脳で作った、というか無意識的に作り上げた思考パターンが作った現実を体験しているのです。

そして大脳辺縁系の上に覆いかぶさるように発達している、大脳新皮質が「恥ずかしい」「かわいそう」などの理性的で高度な感情を司り、成長と共にこの領域が発達するので理性的な思考をすることができるようになるのです。

しかし人の手を借りないと生きていけなかった幼少期では、自立できない分あの手この手を使って親をはじめとする周囲の人達に頼り、自分の希望を叶えようとします。
私の場合末っ子で姉達と比べてできないことが多く、自分に自信がなかった時期が長かったため、自分は頑張らないと姉達のように一人前になれないとずっと思い込んでいました。さらに”姉達のように”と自分以外の人に追い付くためだったので、一生かかっても頑張りが認められない状況を自分で作っていました。
カウンセリングではこの思い込みを遡り、それを作った幼少期の経験を引き出すことをします。(誰でも皆さん引き出すことができます)
そしてその経験を大人の視点で見直してみる。
すると、現状の不具合の原因である子供の頃の勘違いに気づき、思考を修正することができるのです。

私の場合、この勘違いを修正することで、頑張らないと一人前になれないという思い込みが外れ、頑張らなくても出来る本当に自分がやりたい事にたどり着くことが出来ました。

そして立ち上げたのがこの相談室です。
元々こころとからだにとても興味がありましたが、看護師として働く以外にそれを仕事にできるなんて夢のように思うだけだった私が、臨床経験やその他勉強してきたことを基にそしてフラクタル心理学に出会い、人に発信することができるようになりました。他にも物作りが好きで、そちらも人にお届けできるようになったのです。

そして厳しかった両親や姉達への思いが大きく変わり、今では幼少期の勘違いなどを謝罪する気持ちや感謝でいっぱいです。
親に対する見方はそのまま社会、会社や上司に、兄弟に対する見方が社会、同僚、友人に投影されるので、今では自分を取り巻く周囲との関係も良好でとても幸せな日々を送っています。

私のように幼少期に何かトラウマがある、人間関係でつまづいている、上手くいかないことがあるなど、お悩みがある方がつまづきを解消するだけでなく、人生が躍動するようお手伝いさせていただきたいと思っています。

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