見出し画像

鮮度(つまり時間経過)をもっと重要視してほしい【八百屋からみた“食”no.29】

野菜やくだものについて、
農家さんが畑で収穫する時点ではたいがい"イイモノ"です。

店で買った時点で差が出ている
家に届いた時点で差が出ている
“イイモノ”でなくなっていたとしたら

まず間違いなく
売った人の鮮度(や熟度)に対する意識が低いです。

収穫→袋詰→冷蔵→市場輸送(or直送)→売場(or通販センター)→自宅→保管→調理
各段階に関わる方々(購入者ご本人含む)が時間経過を軽視すればするほど鮮度は落ち、食感や食味も落とします。
※貯蔵野菜(≒カボチャ&根菜(特に芋類))を除く
※栽培方法・ブランド・価格帯を問わず共通

逆に、美味しい!と思えたら、次も同じ売場で買い物チャレンジしてみてください。食事量・野菜摂取量が維持でき、食材の購入機会も維持できるでしょう。売場がお客さんを育て、お客さんが売場を育てる。仕入れの継続は、市場・農家・製造・物流etc.に関わる皆さんも育てる。“イイモノ”と真剣に向き合う売場はそのことを知っています。

【美味しいモノを、美味しい状態でお渡しする】がウチのクレド。
皆さんお住まいの近くにも、美味しい野菜&食材売場がありますように。

====
過去投稿:どんなにこだわっていても時間が経つと…

過去投稿:野菜が高い・食品が高いとあたふたせず、最善の買い物を。

過去投稿:かえってゼロイチをお伝えする場面が増えた話

過去投稿:都内の八百屋がたいせつにしていること #美味しさ第一主義

過去投稿:モノの目利きを覚えるより、店の目利き。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?