YARDIES SHACK RECORDS

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YARDIES SHACK RECORDS

札幌にあるジャマイカ音楽専門の中古レコードWEBショップです。 SKA, ROCKSTEADY, ROOTS, REGGAE, LOVERSROCK, DUB, DANCEHALL 幅広く取り扱っております。 https://yardies-shack.com

最近の記事

Reggae Inna Dance Hall Style - vol.14

Shadowman(1/2)ーあなたがトースティングスタイルのDeejayを始めたのはいつですか? 俺がDeejayとして活動し始めたのはだいたい4年前だな。”Romantic”っていう小さいサウンドでだ。そこにはRankin Toyan, Little Johnとか似たような奴らが居て一緒に活動してた。ダンスでショウをしたあと、一言二言ビッグサウンドについてのトークをしてるんだが、これは、観客から人気を得るために心がけてやってることさ。Romanticサウンドで二、三回、

    • Reggae Inna Dance Hall Style - vol.13

      El Fego Bacca(2/2) Volcanoレーベルのチームワークは素晴らしい。Billy BoyoとLittle Harry, 俺とShadowman, Burro BantonとToyan, Barrington LevyとLittle Johnみたいな組み合わせでステージショウなんかで活動してるよ。Danny Dreadはイイ奴だな、俺がJammysのシステムでDeejayしてる時、あいつがオペレーティングしてくれてた。だからDanny DreadはBurroや

      • Reggae Inna Dance Hall Style - vol.12

        El Fego Bacca(1/2)俺がDeejayを始めたのは79年か80年くらいからで、今年でキャリアは大体3,4年ってところだな。俺のDeejayとしてのデビューはJammy's サウンドでだった。その時はKillamanjaroが来てたし、トップクラスのサウンドがいる中でやったんだ。 俺の本名はGlenroy McPharkerだ。Deejayを始めた頃から名前をEl Fego Baccaにしたんだ。俺はJah Thomasとの曲を2つ持ってる、一つは、英国のSil

        • Reggae Inna Dance Hall Style - vol.11

          Little John And Ranking Toyan若いアーティストはツアーをやりたがる。海外に出ることは仲間のアーティストにも高く評価されることになる。ツアーで成功すると、アーティストはスーパースターに仕立て上げられる。Little JohnとToyanはちょうどカナダのツアーから帰ってきたところだ。みんな知ってると思うが、彼らにとってこれは初めてのツアーではない。我々はLittle Johnの住居に程近いOakland地域で彼らと会った。彼は17歳にしてスーパースタ

        Reggae Inna Dance Hall Style - vol.14

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.10

          Barrington Levy (2/2) Dynamicサウンドを離れ、職業としてサウンドシステムで歌うようになった当時、プロデューサーは誰も俺の曲を欲しがらなかった。たとえ自分がサウンドやショウで良いパフォーマンスをしていると思っていてもだ。それで俺はオーディエンスに反応を求めた。彼らは俺を追いかけてきた。ダンスホールスタイルはとっても良かった。毎日新しいダンスホールスタイルを生み出す良い機会だった。新しいダンスホールスタイルだ。 もしお前が有名になりたいんなら、カセ

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.10

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.9

          Barrington Levy (1/2)俺が歌を始めたのは1977年だ。その時レコーディングした曲は”My Black Girl”だ。その時はMighty Multitudesと呼ばれるグループで歌ってたんだ。その後5年間Byron Lee & The Dragonairesと一緒にやってたんだが、全然仕事がもらえなくてグループは解散し、メンバーはそれぞれの道に進んだ。俺は俺自身でソロでやってこうって決めたんだ。結局それが俺にとっては良かったんだ、ビジネス的にも。音楽は俺を

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.9

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.8

          Outlaw Josey Wales第一線で活躍するDeeJayのJosey Walesはシャイな男だ。低い声で、相手の目を見て話すことはほとんどない。彼はややとっつきにくい性格だ。一度、彼がドライバーとして我々をStony HillにあるJunjo Lawesの家に送ってくれた時も、彼は一言も発さなかった。彼は落ち着かない様子だったので私たちはタクシーを拾い彼のストーリーが始まったHagley Park Roadを後にした。 オレがDeejayをスタートしたのは1977年

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.8

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.7

          Burro Banton (4/4) 4ヶ月前、それはJunjoがVolcano Soundをスタートして約2年経った頃、俺の初めてのレコーディングは彼によるものだった。俺は彼にこう言ったんだ。「初めてのレコーディングをBossのJunjoのサウンドでできることを嬉しく思っています。是非一緒にやらせてください!」 レコーディングってのは俺一人ではできない、チームでやるものさ。だからチームのメンバーはお互いの違いを理解している。ダンスにはいろんな人が来る。こんなリリックを聞いた

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.7

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.6

          Burro Banton (3/4)俺がキャリアをスタートした8年前、Dillinger、Trinity、Lee Van Cliff、Rankin Trevor、U Brownらがもう活躍していた。彼らはU Royと同等の素晴らしいDeeJayたちだ。俺は彼らのスタイルが好きだったから毎晩のように彼らの出演するダンスに足を運んだ。俺はダンスに行くと、21時から明け方の3時までずっといた。彼らのDeeJayスタイルをじっとみてた。それで次の日には彼らのパフォームを真似してた。そ

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.6

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.5

          Burro Banton (2/4) イェス!イェス!イェス!Volcanoが一番! 我々はBurroの非凡なDeeJayの才能についてたくさん調べた。Burroはインタビューとか写真を撮られるのが好きじゃないし、自身のことについて誰かに説明するってことが嫌いなんだ。彼のボスであるJunjoは、必ず彼はインタビューすると約束してくれてはいたが、我々はあまり期待していなかった。しかしBurro Bantonは明らかに紳士的で魅力と知性にあふれていた。よく祖父母に言われていたこと

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.5

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.4

          Burro Banton (1/4)”Volcanoは最高” ダミ声のBurro Banton、ジャマイカで一番ハードなDeeJay、VolcanoサウンドシステムのトップDeeJay。ここ数ヶ月の間に、サウンドシステム業界に突如として姿を表した。Burroは、Volcanoサウンドがベースにしているのと同じ、キングストンの西側のゲットー地区で生まれた。Volcanoがゲットー代表のサウンドであり、同じくBurroはゲットー代表の声だ。全てが同じってわけではないが、Volca

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.4

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.3

          Henry "Junjo" Lawes - I'm The Don (3/3) オレたちは、イケてるミッドレンジとベース、そしてトップエンドで構成された楽曲をプレイしてる。イケてるメロディもだ。だから、長く愛される曲になるんだ、Volcanoのサウンドは、家のオーディオでも聴きたくなるサウンドだ。だからリスナーはレコードを買うために金を作る。これもプロモーションの一環だ。これがオレが音楽が好きな理由の一つだ。新しい曲がリリースされれば、みんなが聴く。 オレらのシステムは、1

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.3

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.2

          Henry "Junjo" Lawes - I'm The Don (2/3) オレはレゲエビジネスをスピードアップさせたいと思ってる。オレは曲も書けるし、アレンジもできる。多くのプロデューサーはスタジオに来て、ただ単に曲を聴き、いいねって言うだけさ。オレはもっとレゲエビジネスを前進させたい、もっと音楽をプロモートしたい、音楽で世界のトップをとりたいんだ。 一般的にミュージシャン一人に対して$100〜$200支払われれる。10曲作るのに大体$7,500かかる。アーティストには

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.2

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.1

          Henry "Junjo" Lawes - I'm The Don (1/3)70年代後期、オレはBarrington LevyやLinval Thompson、それ以外にも色んな歌の上手い奴らと出会ったんだ。彼らの歌声を聞いて、オレはプロデュースすることを決めたんだ。エンターテインメントのフィールドに立つことは若干の恐れはあったんだが、オレもシンガーとして少し活動してたこともあったし、それでうまくプロデュース業を始めることが出来たんだ。オレはJah Thomasと、あと誰だ

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.1

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.0

          "Reggae Inna Dance Hall Style" 1984年 Black Star Publicationよりリリース。 フィンランドのTero Kaski氏とPekka Vuorinen氏が、当時ジャマイカのダンスホールシーンで活躍するプロデューサーHenry ”Junjo” Lawesと彼を取り巻くアーティストらにインタビューを実施しそれを編纂した、80年代のダンスホールを知る上で欠かすことのできない歴史的価値の高い書籍。 ちなみに、2011年 Pekka V

          Reggae Inna Dance Hall Style - vol.0

          Bobby "Digital" Dixon

          1980年代からダンスホールレゲエ界を牽引したプロデューサーのひとり、Bobby "Digital" Dixonが2020年5月21日に亡くなった。(享年59歳) 多くのレゲエファンが彼の死にショックを受け、SNS上は追悼の意を表明する投稿が相次いだ。 彼 Bobby "Digital" Dixon(本名 Robert Dixon)は、Jammy'sレーベルにてプロデューサーKing Jammyの右腕となりミキシングを担当してエンジニアとしてのキャリアを積み、1988年に自

          Bobby "Digital" Dixon