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Reggae Inna Dance Hall Style - vol.8

Outlaw Josey Wales

第一線で活躍するDeeJayのJosey Walesはシャイな男だ。低い声で、相手の目を見て話すことはほとんどない。彼はややとっつきにくい性格だ。一度、彼がドライバーとして我々をStony HillにあるJunjo Lawesの家に送ってくれた時も、彼は一言も発さなかった。彼は落ち着かない様子だったので私たちはタクシーを拾い彼のストーリーが始まったHagley Park Roadを後にした。

オレがDeejayをスタートしたのは1977年で、オレは普段、学校や教会、ダンスの終盤などでマイクを握ってた。77年、オレはRoots Unlimited discotequeと一緒に始めたんだが、彼らはオレにマイクを握ることだけに専念させてくれた。当時からBurroはオレらとよくマイクで対決してた。オレらはたくさんのリディムをシェアしていろんなところに行って暴れまくってた。
3年半前までオレはU-RoyのKing Sturgav Soundに同行してた。このU-RoyのサウンドではCharlie Chaplinがパートナーとして居た。King Sturgav Soundでは自分のスタイルを磨いた。身の回りの出来事について歌うスタイルだ。現時点では、オレはVolcano Hi-Power以外のサウンドシステムでDeejayする必要はないと思ってる。
Charlie ChaplinはU-Royと決別したっていう噂も流れてるが、オレは知らない。しかしオレのボスであるJunjo Lawesとはうまくやってくれてる。オレには良いプロデューサーが必要で、それはJunjoであり、ここ数年うまくいってる、彼はフェアだしな。オレは自分のアルバムセールスの数字をチェックする必要はない、そんなことに興味はない、わかるだろ?

オレの初めてのヒット曲は1982年の”Leggo Mi Hand”だ。2つのライブアルバムに収録されてる。一つはロンドンの海賊盤レーベルからリリースされたやつ。オレのブレジンであるBunny Rootsがこれの許可を出さないんだ。もう一つは、正規のレーベルKris Diskからリリースされてるやつだ。
オレはJunjoプロデュースでアルバム"Outlaw"をリリースしてる。オレの名前”Josey Wales”は西部劇が由来なんだ。カウボーイみたいな動きをしてるからだってな。Junjoは新しいアルバムのリリースを計画してる、"Bobo Dread"っていうヒット曲を収録するアルバムだな。本当に毎日毎日新しい曲を提供してくれるんだ。オレは毎日周りに起こる出来事について歌ってる、一度もリリックを書いたこともないし、ダンスのリハーサルもしない。音楽はインスピレーションだ。音楽は尊敬と上品さだ。馬鹿げた事象は、我々が排除する。悪い事は全て音楽が浄化してくれる。

オレの好きなリディムは、コクソンやデュークリードの古いオリジナルのリディムだ。オレはそのオケを今風にアレンジされたリディムの上でリリックを変えて歌うのが好きだ。オレは本当にクラシックなアーティストが好きだ。Bob Marley, Wailers, Dennis Brown, Sugar Minott, Michael Jacsonとか、いろんな世界的なアーティストが好きだ。それにDeejayの音楽は国際的にブレイクできる。ほとんどのDeejayは賢くなろうとせず、小手先だけで対応しようとする。人々が求めてるのは小手先だけのやつじゃなくて、本物のやつさ。Yellowmanはスラックネスばかりだけど、でもタフにこのスタイルを貫いてる。
オレもインターナショナルになりたいさ。"Outlaw"のアルバムは調子いいし、別に驚く事じゃない。やっと認められたってことさ。インターナショナルに有名になるためにハードに働かなくちゃいけないけどその準備はできてる。金のためだけじゃない。偉くなりたいけど、自分のルーツも忘れないさ。

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