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Bobby "Digital" Dixon

1980年代からダンスホールレゲエ界を牽引したプロデューサーのひとり、Bobby "Digital" Dixonが2020年5月21日に亡くなった。(享年59歳)
多くのレゲエファンが彼の死にショックを受け、SNS上は追悼の意を表明する投稿が相次いだ。

彼 Bobby "Digital" Dixon(本名 Robert Dixon)は、Jammy'sレーベルにてプロデューサーKing Jammyの右腕となりミキシングを担当してエンジニアとしてのキャリアを積み、1988年に自身のレーベルDIGITAL-Bを立ち上げた。

DIGITAL-Bとして初めてリリースした楽曲は、COCOA TEA / LONESOME SIDE

であり、同じオケを使用したSHABBA RANKS / PEANIE PEANIE

は爆発的大ヒットを記録した。このオケは、JUNIOR BYLES / FADE AWAY

のリメイクトラックとしてもよく知られているが、彼はこのように今までにVERSIONトラックとしてフィーチャーされていないトラックを探し出し、リメイクする才能に長けていた。(他にもEric Donaldson / Cherry Oh Baby, Slim Smith / Rougher Yet, Delroy Wilson / Won't You Come Home, Barry Brown / Far East ...など挙げればキリがない。)

2000年代に入ってからもヒット曲を数多くリリースし、特に2003年にリリースされたSIZZLA / THANK YOU MAMA

は、いまだに色褪せることない名曲として愛され続けている。
Rest In Peace Bobby...


参照:JAMAICA OBSERVER紙
参考文献:THE ROUGH GUIDE TO Reggae UPDATED 3rd EDITION - ROUGH GUIDES


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