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他者の成長を阻害していた人

組織に属していて、同じ職務を継続している人って、どこの組織でもいると思います。
他の人が担当したいのに出来ないとか、新しい人材を投入しようとしても、それを拒否したりとか、思うような配置ができないこともあります。

その職務に新しい人を配置したら、全部を教えず小出しに教えています。
結局は、「俺がいなかったら、みんな困るやろ」的な態度なんですよね。

「あなたがいるから、人材が育たない」って言いたいところですが、ハラスメントが厳しい時代だから、何をされるかわかりません。

そのいった人を配置換えすればいいんですが、「後任が育っていない」とか、それもまた難癖つけて、そこを手放さないんですよね。
「お前が自分の城を築いてきたんやろ!」って声を大にしていいたいんですが・・・。

そういうめんどくさい人にも、信者みたいな者が何人かはいるんです。
だから、配置換えをするために、ある程度のコンセンサスを得ようと会議をしても、集団的自衛権を行使してくるんですよねぇ。
部署で同じ方向を向いて働かないといけないのに、自分軸や欲求が高まることで、部署内での対立構造が形成されていきます。
おかしな派閥みたいなものが出来上がり、それも中途半端な・・・。
どんどんと、組織がおかしな方向にすすんでいくんですよね。

で、どうしたかと言うと、職場で自分優位に城を築いている人は、必ずと言っていいほど組織のルールから逸脱した、自分ルール(ローカルルール)で業務を行っています。
いい時期を見計らって、部署内の内部監査を行うと、たくさんの問題が浮き彫りになります。
医療機関は、年に数回、厚生局や保健所の立ち入り調査が行われます。
いわゆる、監査です。
監査される側からしたら、非常にめんどくさい業務ですが、ルールを守って請求しているかどうかを確認しにきますので、こちらも再確認する必要もあります。

外部監査のための内部監査を部署内で行うと、出来ていないことが見つかってくるんです。
そういったことをきっかけとして、時期を見ながら配置換えを行っていくことをしました。
まぁひとつの手段ですけど、そういう人は必死の抵抗をします。
いままでに何回も抵抗してるから、「一度そこを離れてみるのもいいんじゃない」って伝えることも。
無事に配置換え完了。

特定の業務を占有していた人がいなくなると、業務が滞るのか?
逆ですね。
新しく配置された人などが、ようやくその業務をすることができてイキイキと働くようになりました。
周りの部署との関係性も良くなり、業務全体がスムーズな流れになりました。
血栓みたいなものでしょうね。
血栓を取り除いたら、血流再開です。

結局のところ、「他者の成長を阻害していた人」にしか思われなくなるんです。
業務における配置は、簡単にはいかないことは多いと思います。
でも、ひとりの独占欲によって、組織の成長が遅れるような要因につながることは、できるだけ改善すべきです。

ここまで読んでいただきありがとうございます。
貴重な時間を使っていただき感謝申し上げます。
またよろしくお願いいたします。


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