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処女小説家、「日常」編

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日常について、面白おかしく書いてみました。
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#日常系note同好会

ドンキでの2500円は酒池肉林への回数券だった

ドンキでの2500円は酒池肉林への回数券だった

私はドン・キホーテが好きだ。

あのBGMを見ると思わず「やすくなるー!」と合いの手を入れたくなる程度にはドンキが好きだ。

つまり、人並みにドンキが好きなのである。

特別ドンキに詳しいとかではない。ごくごく普通のドンカーである。

大抵の日本人ならばあのBGMを聴くと腕を振り上げ声高らかに「やすくなるー♪」と歌い出すからだ。

大学生の頃、バイト先の先輩がドンキが好きで、ドンキに連れていっても

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【安定の写真詐欺】お願いだ、コメダ珈琲店のアイスココアを頼む前にこれを読んでくれ……!

【安定の写真詐欺】お願いだ、コメダ珈琲店のアイスココアを頼む前にこれを読んでくれ……!

ココアの価値観をぶち壊すアイツコメダ珈琲店といえば「たっぷり」やシロノワールに代表される、「いや、多いわ!」だろう。

巨人の国に迷い込んでしまったのか、はたまたコメダ珈琲は大洗でおじいちゃんおばあちゃんがやっている定食屋(量が多い)なのだろうか。油断をするとめちゃくちゃな量の商品が提供される。

コメダ珈琲に行くときは喉が乾いた状態で行く。または二人以上で行く。
そうじゃなければコメダ珈琲から生

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知らない男の香り

知らない男の香り

たった一度、部屋に入れるのを許しただけだった。

私は夢中で彼を包む服を脱がし、彼はされるがままに動かす私の獣のような衝動に身を任せた。

がっついている、そう言うふうに軽蔑されたかもしれない。だが、私は現状を変えたくて必死だった。

そして、いよいよ彼の一番大切な場所を包むそれを剥がし、棒状のそれをゆっくりと抜き取る。

すると、彼の濃い香りが部屋に広がり、私を目覚めさせた。

そして朝が来た。

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アンチ抹茶味(過激派)

アンチ抹茶味(過激派)

今日の私は過激派だ。

だが、多数の人間を敵に回すつもりで勇気をもってこう主張する。

抹茶が甘くなってるの、気持ち悪くない??

そう、私はアンチ抹茶味党(過激派)なのだ。

抹茶味は子供の頃から苦手で、抹茶味のアイスを親から一口分けてもらうと「何でお茶が甘いんだやべぇ!」と思っていた。

貧乏な家の出(正確には出ていない)のため、お茶とコーヒーは薄いのが好きだった。そのせいで、正直抹茶味のお茶

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30歳はずっと「君」を嫌いだと思っていた

30歳はずっと「君」を嫌いだと思っていた

(画像)秋が教えてくれた出会い

嫌いだと思っていた人が、実はいい人だったというパターンは人生でそれなりによくある話だと思う。

残念ながら、逆パターンのほうが圧倒的に多いのが人生のクソゲーたる所以なのだが。

今回は私の人生において「嫌いだと思っていたけど実はいい人で気が合ったものナンバーワン」である湯葉について語る。

そう、食品の湯葉だ。
残念ながら私には友人がいないので、人間関係の話は食品

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