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神社ワンダーランド「ハンザキ神社」オオサンショウウオ神「久田神社」【岡山シリーズ】【吉備シリーズ】

湯原温泉にある「はんざきセンター」に「はんざき大明神」「はんざきミュージアム」があります。オオサンショウウオを祭神とする「はんざき神社」へ!
 で、奇麗な岩井滝を見に行くと「久田神社」というのがあった。なんか良い雰囲気を感じで、なんでこんなところに鎮座しているのか気になったので参拝した。

変更履歴

2024/06/19 初版


▼HP、アクセス、祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

▽ハンザキ神社:真庭市豊栄1530

 無料で入れる「オオサンショウウオ保護センター」近くに鎮座する!?
 たくさんのオオサンショウウオを展示しています。オオサンショウオの神様「はんざき大明神」はじめ「オオササンショウウオ神輿」などワンダーランドです。

 では参拝です!「ハンザキ」とはオオサンショウウオの事で、「例え体を半裂きにされても生きている程の強い生命力を持っている」ことから命名された。

岡山県に伝わる言い伝えによれば昔、旭川に「龍頭の淵」と呼ばれる深い淵に巨大なハンザキが棲み付いており、これが近くを通る牛や馬、或いは人が近づくと姿を現して尾を使って掻き飲み込んでしまうので、村人は恐れて決して近付こうとはしなかった。
この事態を憂いた向湯原村の三井彦四郎という名の若者が、ある年、この大ハンザキを退治しようと腰に紐を結んで短刀を口に咥えると龍頭の淵に飛び込み、見事に大ハンザキを討ち取った。
引き上げられた大ハンザキは体長が体長三丈六尺(約10m余り)、胴回りが一丈八尺(5m余り)というとてつもなく巨大だった為、人々は大いに驚くのと同時に、これを見事に退治した彦四郎を大いに褒め称え敬った。
しかしそれ以来、毎夜彦四郎に家の戸を叩き泣き叫ぶものが現れ、外に出ても誰もいないという不可解な出来事が続き、暫くすると大ハンザキの祟りによって彦四郎は高熱を出して命を落とし、彼だけではなくその一族も次々に死に絶え、更には村内にも祟りが及ぶようになってしまう。
村人たちは大いに恐れ、これ以上の災いが及ばない様にハンザキの霊を鎮める為に国司神社の境内に祠を建てて祀ったのが、このハンザキ大明神だといわれている。

「鯢大明神」と書かれていますね。

湯原温泉の旅館街から少し離れたところに、湯原オオサンショウウオ保護センター(はんざきセンター)がある。そのそばにあるのが鯢大明神である。
鯢はオオサンショウウオの別名である。オオサンショウウオは体長が1mを越すものも多く(センター内には1.6mの剥製が展示されている)、世界最大の両生類とされる。また寿命も人間並みはあり、中には100年以上飼われた記録も残る。鯢という名は、その生命力の高さから、半分に裂かれても生きているという意味が由来であると言われている。外見の異様さも相まって、ある種の化け物じみた雰囲気があるのは間違いない。
日本で唯一オオサンショウウオを祀る鯢大明神の創建の伝承も、化け物退治から始まる。
湯原の町を流れる旭川の、現在祠がある場所あたりは龍頭ヶ淵と呼ばれていた。この淵には、長さ三丈六尺(約11m)胴回り一丈八尺(約6m)という巨大な鯢が住み着いており、通りがかった牛馬や人を引きずり込んで食っていたという。文禄元年(1592年)頃のこと、近在の三井彦四郎という若者がこの化け物を退治しようと、短刀を口に咥えると淵に飛び込んだ。やがて川の水が赤く染まり、鯢が浮かび上がってきたと思うと、その腹を割き破って彦四郎が無事な姿で現れた。見事に化け物を退治したのである。
しかしそれからというもの、奇怪な噂が流れるようになった。夜中になると、彦四郎の家の戸が叩かれ、号泣する声が聞こえるというのである。村人はそのあやかしを恐れて、だんだんと三井家と疎遠になっていった。さらに三井家の人々も次々と亡くなり、ついには一家は断絶してしまった。さらに村にも様々な災いが起こり、ここに至って村人は退治した鯢の霊を慰める必要を感じ、淵のそばに祠を建てて鯢の霊を祀ったのである。これが鯢大明神のはじまりである。そして三井彦四郎の墓も近くに建立されている。

↓鯢大明神

参拝したら神様に会いに行きます!?

京都水族館のオオサンショウウオとコラボ!?

▽おまけ:湯原温泉「砂湯」

 いや~ダム前の混浴は入りたいけど入りづらいですね・・。奥が湯原ダムで手前には川釣りができます。写真は載せれません・・。たまたまでしょうけど、思ったよりも女性が入られていたのでビックリしました。

▽久田神社:苫田郡鏡野町河内183-4

 明治政府の「1村1社」という方針で、この地域の複数の神社を一つにまとめたよう。元々は貴布祢神社という名前の神社だったが、苫田ダム建設でダム湖に沈む神社を合祀した神社。国道179号を津山から鳥取へ向けて進み、雲井山トンネルを抜けたところにある。

鎮座地の久田地区から久田神社と命名したようで、合祀を繰り返した歴史から、祭神も「久加意加美神」以外にもかなりの神様が祀られているます。ご利益は治水、農業振興、殖産興業、病気平癒など。

祭神
・タカオカミ(多加意加美神/高龗神/高淤加美神)
・埴山姫命/埴山比売神(ハニヤマヒメ)
・稚日女尊(ワカヒルメ)
・金山彦💛金山比女神
・ホンダワケ(応神天皇)
・スサノオ
・オオモノヌシ(大物主神)
・オオクニヌシ
・大山津見命(オオヤマツミ)
・スセリヒメ
など

合祀した神社
・土生の埴生神社(境外摂社山祇神社)
・河内の河内神社、国司神社、黒木神社、八幡神社、廣武神社
・久田下原の下原神社(境外摂社国司神社、豊国神社)、国司神社を久田上原の貴布祢神社へ合祀と同時に久田下原に移転し、社号「久田神社」に改称
・久田下原大川上神社を合祀

▼旅行記

▼セットで行くところ


▼仏像展


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