岩から流れる瀧裏にGO「福勝寺」空海修行!徳川家所縁の厄除け【和歌山シリーズ】【和歌山紀中シリーズ】
本堂左には、瀧の裏側に行ける「裏見の滝」がある。そこが絶景ポイント!!道は狭いし不安な道だが行くべきだ!ただ、ここに来るまでの階段キツイ・・。
変更履歴
▼HP
▼アクセス
和歌山県海南市下津町橘本1065
▼見どころ
804年、弘法大師・空海が31歳の時、藤白峠を越えて岩屋山の瀧本に着き、この地を修行の場と定めたのが始まり
本堂と鐘楼は国の重要文化財に指定されている
滝の裏側に行くことができる「裏見の滝」がある
1062年以前に創建
室町時代に本堂が建立
本尊は千手千眼観世音菩薩
本尊・千手観音は、唐へ渡る直前の弘法大師が『旅立の観音、厄除の観音 、雷除の観音』と3つのご請願を立て安置された
加茂川沿いでのどかな場所だが、江戸時代には紀州徳川家の初代藩主・徳川頼宣からも篤く信仰を受ける
1650年、紀州藩主の祈祷所・求聞寺堂が建立され、その後は紀州藩主縁の厄除けの名所として現在に至る
現存する日本最古の求聞持堂のよう
1664年、彗星が出現し、不吉の前兆として星供養祈願を厳修した(『岩屋山旧記帳』より)
江戸時代後期から大正、平成と度々の改修をする
橘本神社(私のNOTE)から県道159号を少し西へ走り、加茂川に架かる橋を渡ってすぐのT字路(左側に海南警察署橘本駐在所があります)を右に曲がって山上に上がって行くと左側に福勝寺に着く。
→境内へ
私たちはこの看板のあるところの駐車場に車を止めました。より上にも駐車場があるようですが、道はさらに?狭いようですのでお気をつけて!!
由緒は公式HPに任せます。
階段途中に庚申さんと地蔵菩薩です!
階段がきついのか・・・コロナ禍でテレワーク中心になったので体力が落ちたのか・・・年か???息切れ激しい・・。
→名号堂
階段途中に現れる。ここがゴールと思ったのだが・・まだ上がある・・・。
本尊は蓮如の作「南無阿弥陀仏」
1476年、名草郡大野荘冷水浦に喜六太夫と云う人物がおり、子宝祈願に本尊・千手観音に37日に渡って祈ると妻は身籠って元気な女子を産んだ
残念ながら、11歳の春に病にかかり亡くなる
喜六太夫はその悲しみから逃れたい一心で観音様にお祈りした
ひたすら祈り続けたところ、夢の中に娘が現れて観音様になって消えた
夢から覚めた喜六太夫は100日間祈り続けた夜明けに、観音様が「明日の朝、仏の道を教えてくれる立派な僧がこの藤白峠を通るから、その僧に尋ねるが良い」と言う
喜六太夫はその言葉通りに峠で待っていると名僧・蓮如上人で熊野詣に向かう途中で、蓮如上人に弟子入りを懇願した
→境内
後日出す「正善寺(私のNOTE)」の本尊・大日如来胎内の墨書によると1062年には存在したようだ。
鐘楼@重文です。
→求聞持堂@重文
1650年、紀州藩主・徳川頼宣の寄進によって建立。専門家の考察をどうぞ!!
→本堂@重文
本尊は千手千眼観世音菩薩
15世紀後期の建立と推察されている
1514年の墨書が残り、室町時代後期には仏堂として使用されているが、当初は天井は張られておらず、外陣部分は外部の間仕切りがなく開放式だったとか
1570年、内外陣に鏡天井が張られ、外部柱開装置も整備されて中世密教仏堂としての姿になる
その後、江戸時代後期の改修で変遷を重ねた
2005年、4年に渡る保存解体修理ので、求聞持堂と共に1650年の姿に戻したようだ
→裏見の滝
滝が流れていない・・ちょろちょろ出ている・・・。
裏見の滝の傍の大きな杉の天辺に天狗が住んでいた
人懐っこく子供と遊んだりしたが、悪戯好きで村人に悪戯したり、勝手に瓜や蜜柑を食べたりした
困った村人は岩屋山の観音様に「ここの天狗さんはたまに瓜や蜜柑をもいだりするので悪さをしないよう言うてください」とお願いをした
観音様は早速、天狗に「今日は村の衆がお前に悪さをしないよう頼みに来たぞ」と云うと天狗はぬれ縁に手をついて謝ったとさ
それからは貧乏で困っている人がいれば小銭を放り投げ、人手が無くて田植えが出来なければ手伝ったり、子供が泣いていれば慰めてやったりもした
村人からは「岩屋山の天狗どん」として親しまれるようになったとさ
恨みの滝!。いや、裏見の滝へ!
不動明王は弘法大師空海の作と伝わり、日照りの時は不動明王を滝壺に移して雨乞いの祈祷を行ったか。修験者の行場にもなっていたとも。裏見の滝の岩窟内に安置され、右に稲荷社がある。
→お祭り
▼メディア情報
これ以降は本NOTEの下にあるコメント欄で追記します。
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