天皇所縁!春日大明神奈良へ「大村神社」地震守護神「宝厳寺」【名張シリーズ】【伊賀シリーズ】
大村神は、第十一代垂仁天皇の皇子、伊勢神宮を奉鎮した倭姫命の弟、日本武尊の叔父！安政の伊賀上野大地震では、伊賀上野付近の死者数600名、家屋の全崩壊2000戸だったが、この周辺は要石により難を免れた。
って、名張には名居神社にも要石があるが、こちらのほうが上なのか？？また、名張には元春日奥宮・積田神社があるのだが・・対になっている？？そして、春日つながりのこの地域は何なのだろうか。。
そういえば、要石については鹿島神宮・香取神宮が有名だが、ここと名居神社は、鹿島神宮と香取神宮の関係なのかも。
変更履歴
2023/09/01 動画追加（https://www.youtube.com/watch?v=5dXLKXFr3fA）
2022/08/18 初版
▼HP
▼アクセス▼祭神
※後述「▼見どころ」参照。
▼見どころ
▽大村神社（三重県伊賀市阿保1555）
主祭神：大村神
配祀神：春日3神（武甕槌命、経津主命、天児屋根命）
本殿です。主祭神は「大村の神」で、「タケミカヅチ」と「フツノヌシ」と「アマノコヤネ」の春日明神と古事記スターズが揃っている。この神社は阿保氏の始祖「息速別命」と関係し、この神様は伊勢神宮にアマテラスを鎮座させた倭姫命の弟である。
拝殿左右には大小さまざまの「欄干なまず」が所狭しと置かれています。
大村の神は記紀に「伊許婆夜和気命」「池速別命」とそれぞれ記されています。 『興福寺官務牒疏』では「大村神 二座」とあり、春日神が鹿島神宮から三笠山（春日大社）に遷幸する際に休息した地であるとしている。
オオヒルメ（アマテラスノ別名）など多くの神様が祭られ合祀されたと思わせる神々がいます。言えることは、廃社にせず合祀し継続させる地元の思いは感じます。
正面からの本殿は見えないが、左側からは地祇・鰹木などは少し見えます。
本殿・拝殿の後は要石に行きましょう！
本殿の横に小さく佇む石は「要石」といって、地震を防いでいるという言い伝えがある。要石（かなめいし）で、水をかけて祈ります。
宮司が出ている動画をどうぞ！
安政大地震の時は、伊賀北部の上野では甚大な被害だったが、ここ周辺は大した被害が出なかったそうな。拝殿前の左右にあります。
平成29年参拝時には式年宮遷宮するため1億3000万必要なようです。春日大社が式年遷宮が出来たら、そこから木材をリユースできるぐらいの社なんでしょうけど。。平成30年にも参拝しましたが、遷宮中かと思いきや、まだのようでした。
伊勢神宮と出雲大社の同時式年遷宮以降、檜皮葺は高騰し、宮職人も忙しいことをほかの神社で聞かされているので、中断中なのですかね。
そのほかの見どころは日本三大奇鐘の一つ「虫喰鐘」。「虫喰鐘」の名は表面の瘤が落ちたことに由来するが、もとは禅定寺の梵鐘で、1656年に完成したもの。
入母屋造・桧皮葺で華麗な桃山様式の建築物の宝殿＠重文。そして社に囲まれた無数の奉納している方々の思いです。参拝したときも近所の方が散歩＆お祈りをしに来ていました。
鐘楼の前には、ご神木「巳の神木」があり、木の根元の空洞に白蛇さ祀られている。古くから白く見えると幸福がもたらせると云われている。って、大神神社？？
宝厳寺へ歩きます。が、先に宮司の説明が聞ける動画紹介。
▽宝厳寺
大村神社から歩きます。
一木造りの「十一面観音＠重文」が安置されている。この像はもと大村神社の別当である禅定寺の本尊であったが、明治３年に禅定寺が廃寺になり同じ真言律宗の宝巌寺に移されたそうだ。
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