見出し画像

孤独を楽しむ事の重要性。

某月某日。

ボクシングの指導に親の面倒、様々な方の相談をNPO法人として
受け、弟子を騙した詐欺師みたいな会社と折衝。

その後、弁護士に警告書を送り付け、従業員やビルの施工会社との
電話とラインを捌き、終わって風呂に入り部屋を掃除し模様替え。
終わってベットで読書。

ほんの数年前までの私は、睡眠時間、4時間だった。

1日16時間は、ぶっ通しで働いていたが今は子供の頃の様に、読書
の時間を増やし、孤独を楽しめる様になった。

私的な感想を言えば、読んでタメになる本の著者は、安岡正篤氏に
森信三氏と北尾吉孝社長。

小説は、面白くてハマる濱嘉之さん。
漫画は森川ジョージさん。
この様になる。

安岡正篤さんと森信三さんは、恐らく東洋哲学から来る思考だろう
が「孤独を楽しめ」という教えが多い。

孤独を恐れるんではなく「忙しいとか寂しいではなく、独りで孤独
を楽しむ時間がない様じゃ、大事は成し遂げれぬ」という。

今から一昨年前。

朝から晩まで、常に我がオフィスに異業種の様々な方を集まり、こ
れからの北九州、北九州のSDGSをどう展開するかを考え、どこに
お金をかけ、どうすれば北九州の皆様が、幸せに楽しく出来るか?

こんな打ち合わせする毎日だった。
楽しくて仕方なく一年近くかけ、この形で行こう!と皆、各々の役
割が決まり、さあ実行!となった時、ある社長から言われた。

「会長は黙ってそこに座ってたらいいんですよ。後は我々が動くの
で任せて下さい!」。

言われた時は頼もしい奴だと思ったら、本当に黙ってそこに座る日
が続いた。

その期間数ヶ月は、地獄だった。

燃え尽き症候群というのがあるが、高度で難易度が高く、満足感の
ある仕事を達成した後、私は10年に1度ほど、これに見舞われる。

これは辛い。

私を精神的に追い込みたければ、仕事を与えない事。これに限る。

20代の時、これが来た時は、まだ友人が独身だらけだったので、
意味もなく夜友達を家に呼び、たわいない事を話し逃れた。

30代でこれが来た時は、一番仕事で儲けていた時だったので友人
と夜な夜な飲みに行って、散財した。

40代の時は、暇な時ひたすら寝た。

50代の一昨年。
これが来た時期の2ヶ月強は、狂いそうだった。

当時YANAGIHARAボクシングジムは17時から。

酒はとうに止め、遊ぶと言っても趣味がない。そもそも遊びという
遊びはやり尽くした。

ゴルフは20代でやめたし、車は運転すると眠くなるし、そもそも
興味もない。さあどうしよう。

そう思った時、ある人が「柳原さんは思想家だ」と言った事を思い
出す。

その時、ある事を思い出した。

10才代後半か20代の頃、読んだ本だと記憶するが、ある学者が、
「この世にただ一つ、人に頭を下げず生きていく方法がある。君達
それが何か分かるかね?」

こんな事を弟子に言い、多くの弟子が散々考えた末、誰も答えれず
「先生、答えを教えて下さい」と言う。

「それは、一生お金を追わない事だ。それが正しいかは分からない
し、難しいだろうけどね」と言い、笑ったと言う。

私はこう言う話を追求するのが楽しい。
だからこれを言った人の本を、いつか全て読みたいと思い、そのま
ま読まずに時が過ぎた。

ある日、Facebookを見ていたら「安岡正篤zoomセミナー無料」
と、書いてある人の記事が目に止まった。

この安岡正篤が上記の言葉を言った人だが、その時は、一体何をし
た人か分からず、そのまま時が徒過していた。

よし、ただなら参加してみよう、と思い受講した。

zoomの画面の向こうには、ロシアの一流の大学を出た留学生や、
教師、どう見ても、学者みたいな人ばかりだったが、こう言う時、
緊張も恥ずかしいとも思わぬ自分を誉め、意見を交換した。

安岡正篤氏は哲学者、東洋思想学者、儒学の先生で、この時から、
儒学や東洋哲学の本を読み漁る時間が増えた。

これを少しずつ読むと、今まで行って来た人生の行動や思考を分か
り易い言葉で書いてある。

何故、自分は人から相談をよくされるのか?
何故、自分は人の事となると、モチベーションが上がるのか?

そういう答えが、全てここにあった。

こうして私は東洋思想や、日本の歴史と美しさに目覚め、頭で理解
し、さらに行動に移し出し、子供達に物を教える時、分かり易い言
葉で教える事が出来だした。

私は更に独りの時間を、敢えて作る様にし、これが苦になる所か、
楽しくなり、更に様々な方に相談をされる様になる。

今までの人生で、悪い事をした自分を恥じ、心の善悪を言葉で知り
信念を意地で通して来た理屈を、言葉で簡潔に言える様になった。

数年、数十年ぶりに邂逅する昔からの同級生は、皆こう言った。

「何故そんなに変わった、死ぬんじゃないか?」。

これを、何を聞いても的確に応える先輩に伝えた。
「そんなに人は変われる物ですかね?」。

「感動する映画を観て一日で変わる人いるでしょ。同じ事です」。

成る程。
意外と思う人もいるだろうが、実は私は素直な所がある。

人から命令されたり、心外な事をやれと言われると、いくらお金を
積まれても絶対にやらないが、納得する事はすぐに取り入れる。

これが成長というものか、と50歳を過ぎて分かると共に、自分を
変える、という作業がどれだけ苦しいか、よく分かった。

とはいえ昨日は、Twitterで絡んできたガキに徹底し謝らせたり、
今だに理不尽な事を言う警察の場合、路上で大喧嘩する。

ああ大人気ない、と思いつつ後悔はせず、都度反省する。

こうして世の中が分かり、人生というものが分かった頃、人は寿命
が来る。これが人間の虚しい所だと安岡氏は説く。
無論、私はまだその境地に達していない。

先人の言う事が何故素晴らしいかと言うと、歴史から培い、歴史上
の偉人の思考と行動、その経緯と結果の事実を説くからだと思う。

よく考えたら、別に取り立てて変わった事を書いてるわけではない
が、独りで本を読みこれを従業員や弟子、子供達に伝え自分の背中
を見せる事の素晴らしさを伝えるのは、私だけではないと思う。

しかしこれを忘れ、またこれを阻害する動機が金だと思う。

YANAGIHARAホールディングス警ら隊

金と権力と地位や名誉。
別に悪い事ではない。

問題はこれを持つ人が、謙虚に勉強して率先して行動し教育し、教
えていかない事。国を考えた政を行わない事が、正しい進化を妨げ
無駄な争い、間違えた思考を引き起こす。

そう考えると自分が与えられた特性は、人から何と言われようと、
悪いものは悪いと言い、常に自分の事ではなく弱者の為に、対案を
考え、相手が誰であろうが、堂々と話せる事だと思う。

それを発信し時に悪い方向に行こうとする人や、そういう団体の所
に行き、徹底して議論する。

自分が悪ければ謝り、正しければ言い続ける。
私は諦めたり、妥協するという事はしない。

こういう馬鹿がいなくなる時、コロナや戦争ではなく、道徳や日本
の美しい教育や伝統が無くなり、自滅する時ではないだろうか。

利己的で権力や地位に名誉、お金の為なら何でもする事を、黙認し
てはならんと思う。

こんな事をずっと言われ続け、例えば前述した北尾社長や稲森さん
が、ビジネスに東洋思想のいい所を入れなさい、と教えるが、逆に
いや儲ければ良い、という経営者もいる。

例えるなら。
叱られても素直で過ちを治す者と、ずっと叱られ、治さない者との
違い、とでも言おうか。

お金とは義を優先して儲け、権力はなるべく行使せず、名誉はひけ
らかさない。

これぞ日本人の美徳ではないか。
自戒の念を込めて、ここに残す。

まずは北九州から変えていきたい。
さあ、やるぞ!



宜しければサポートお願い致します。正しい教育活動に使います。今後とも宜しくお願い致します。