【2022年秋/東京】行くと心に決めている美術展3選
幸福な偶然が重なって、2022年秋の美術展は私にとっての大好きが詰まっています。その中でも、行くと心に決めている美術展をまとめました。アート好きなあなたはもちろん、秋のお出かけ先を悩んでいるあなたにもおすすめの美術展ばかりです。
展覧会 岡本太郎 @東京都美術館
【期間】2022年10月18日(火)~12月28日(水)
言わずと知れた岡本太郎の回顧展。
私は川崎市在住歴があり、ごく自然に川崎市岡本太郎美術館に足を運んだことがあります。その際の衝撃は忘れられません。岡本太郎の作品に対峙すると、こちらはただ見ているだけのはずなのにやたら疲れ、同時にエネルギーを貰うんですよね……。
よく思い返すと、大阪にある『太陽の塔』も見たことがあるし、『明日の神話』がある渋谷駅は私にとって一番長く会社勤めをした駅ですし、著作『自分の中に毒を持て』は昔読んで以来わたしの本棚にずっとあり続けています。
特に意識しなくても日本人の生活の中に彼の作品が根付いているのは、とても幸せなことですね。
→(追記)行ってきました!
ヴァロットン 黒と白 @三菱一号館美術館
【期間】2022年10月29日(土)~2023年1月29日(日)
初めてヴァロットンを知ったきっかけは、三菱一号館美術館で2014年に開催された「ヴァロットン展━冷たい炎の画家」でした。
彼の作品全体に漂う不穏な空気が大好きで、特に版画に魅せられてしまった次第です。
その後、同美術館での他の展示でも、ふとした時にヴァロットンの作品が公開されている時があり、見つけた折には毎度心臓がドキィーーーーッッッッとなります。
今回の展示は、版画に特化したもののようなのでかなり嬉しいです。一度ならず二度行きたくなってしまう予感がします。
ロートレックとの特別関連展示もあるとのこと、併せて楽しみです。
→(追記)行ってきました!
闇と光 ―清親・安治・柳村 @太田記念美術館
【期間】2022年11月1日(火)~12月18日(日)
だいっっっっすきな小林清親の光線画(光と影を表情豊かに表現した浮世絵の一種)をようやく生で見られる機会なので、とても楽しみにしてます。
私が光線画というものの存在を知ったのは、LACMA(Los Angeles County Museum of Art)のインスタのこちらの投稿がきっかけでした。
日本のものを海外の美術館がきっかけで知るのは不思議な感じがします。
この、夜の暗闇を様々な濃淡のある闇と光で描いている空気感に、すっかり虜になってしまいました。当時の日本は今よりもずっと闇が深かったでしょうから、その中に浮かぶ光はさぞ美しく眩しく見えたことでしょう。
知れてよかった光線画。やっと直に見ることが出来るので、本当に嬉しいです。
【追伸】すでに開催中&訪問済みですが……
先日足を運んで大興奮したjunaida展も、知ってからとても楽しみにしていた展示のひとつです。
東京・立川にあるPLAY! MUSEUMで2022年10月8日(土)〜2023年1月15日(日)の期間で開催しています。とてもいい展示でしたので、ご紹介します。
芸術の秋、極まれり。嬉しいです。皆様もよい芸術の秋をお過ごしください。
noteにログイン中の方はもちろん、ログインしていなくてもこの記事に「スキ(♡)」を送れます。「スキ」を押して頂くと、あなたにおすすめの音楽が表示されますので、お気軽にクリックしてみて下さいね。
矢向の美術関連記事はこちら。
許可なくコンテンツまたはその一部を転載することを禁じます。(オリジナル版、翻訳版共に)
Reproducing all or any part of the contents is prohibited without the author's permission. (Both original ed. and translated ed.)
© 2022 Aki Yamukai
もし記事を気に入っていただけたら、サポートもお待ちしております。