マガジンのカバー画像

日本紀行

8
日常と非日常の間
運営しているクリエイター

#自然

明治15年から140年。手で熱を感じ、かつお節をつくり続ける、「カネサ鰹節商店」。

明治15年から140年。手で熱を感じ、かつお節をつくり続ける、「カネサ鰹節商店」。

20代では訪れたことのない土地へいく、冒険のようなひと時を求めていた。世界遺産という言葉につられ、壮大な場所を求めた。それが少しずつ、誰と旅をするのか、何を体験するのか。そんなことを大事に思うようになってきた。ふと振り返ると、思い出すのは地元の人との何気ない会話だったりする。

旅で訪れる場所は、そう何度も訪れることはできない。けれど、そんな短い時間の中でこそ、土地の文化や風土を体験したいと思うよ

もっとみる
どこまでいっても人は自分から逃れられない。映画「山歌」

どこまでいっても人は自分から逃れられない。映画「山歌」

人は誰でも、それぞれの道が正しいと思って進んでいく。しかし、自分が正しいと思って歩いてきた道が、誰かの不幸につながっている。そんなふうに考えたことはあるだろうか。山歌は一歩立ち止まり、多様な視点をもつ大切さを教えてくれる映画だ。

STORY(ストーリー)主人公は受験を控える中学生則夫。父親から「お前は他の子とお前は違う。とにかく勉強しろ」プレッシャーを受け、追い詰められていく。

そんな日々の息

もっとみる