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近隣トラブル、大人のいじめと嫌がらせ、ストーカー規制法に抵触しない手口のストーカー行為……全部法律できちんと規制しませんか?

現在の近隣トラブルの実態

京都府の道路族事件のケース

 口で説明しても喃々信用して頂けないと思いますので、実際に発生した嫌がらせ事件の記事を引用します。

「もう少し静かにしてくれませんか」と一言注意したばかりに、8年間にわたって近隣から嫌がらせを受けている主婦がいる。
 道路で何かをすることを好み、近隣に迷惑をかける道路族の親と子から「変なおばさん」「ゴキブリ!」と呼ばれ、睨みつけられ、卑猥な言葉をかけられるように……。さらに、親からのいじめがエスカレートし、現在は民事で賠償請求して争っている女性だ。
 新型コロナウイルスによる休校措置の影響で、道路で遊ぶ子どもたちが増えている。新興住宅街の道路やマンションの共用部分で発生し、社会問題化している「道路族問題」の、8年戦争の核心に迫ったーー。(ルポライター・樋田敦子)
●新興住宅街の12世帯
 事の発端は、2012年の集会だった。京都府に住むパート主婦の角谷綾子さん(45歳、仮名)は、09年に新居に引っ越し、近隣の騒音問題に悩まされ続けていた。
 角谷さんの家は、袋小路のコの字を取り囲むように12世帯が建てられた新興住宅街にある。隣の家との距離は70cmほど。その密集地に、各世帯がほぼ一斉に入居し、ほとんどの家には未就学児がいた。
 数年のうちは、遠慮しながら暮らしていたが、子どもは成長するにつれ、不動産会社が所有する幅6mほどの私道で遊ぶようになった。
(中略)
●話し合いの場で「お宅のほうこそ謝るべき」
 そこで、各世帯に手紙を書いた。「騒音がひどいので困っている。道路の使い方について、一度みんなで話し合いしませんか」という内容だった。
 角谷さんは、「迷惑がかからない程度の音で遊んでください。車の出入りもあり危ないので、大人数になるなら、公園で遊んでほしい」と言った。
 ところが、ふたを開けてみると、角谷家の申し出に反対する世帯ばかり。10対1(1軒は参加せず)で、話し合いに出席した夫は、住民たちに取り囲まれてすごまれてしまう。
「みんな騒音だとは思っていない。うるさいと言っているのはお宅だけ」、「子どもがいるんだから、うるさくなるのは当たり前」、「家の前の道路で遊ばせるために、この家を選んだ」、「共働きで公園には連れていけない」、「小さい子だから注意しても聞かない」、「お宅のほうこそ、1軒1軒回って謝るべきじゃないですか」ーー。
 といった意見で、詰め寄られたという。
●夫婦で心療内科へ、嫌がらせはエスカレート
「夫は謝罪を求められて、精神的にまいってしまいました。小学校3年生だった長男が、遊んでいる子どもたちに“もう少し静かにして”と静かに言ったのですが、年上の子に言われたことによって子どもたちが萎縮してしまったと親たちに言われて……」
 夫婦はともに心療内科に通うようになり、家にいる時間をなるべく少なくしようと、長男は放課後、教室や塾に通わせた。
●あまりに常軌を逸した嫌がらせ
 しばらくして嫌がらせはかなりひどくなった。
 脅迫文を送りつけられる。家の前で出会うと、睨みつけられる。角谷さんの家の前で車やバイクのエンジンをわざとふかせた。卑猥な言葉を投げかける。インターフォンに向かって威嚇する。
 住人が玄関前に立っていて、外出できなかったこともある。
 宅配便がやってくると、「何を買ったの? 夫が汗水たらして稼いだお金で、しょうもないもの買ったの?」と、大声で叫ばれる。家の中にいる角谷さんの姿をカメラで撮影する。 あまりに常軌を逸していた。

 中学受験の合格発表も終わり、塾通いがなくなり家に長くいるようになった長男は、罵声や嫌がらせが聞こえてきて、ストレスを感じたようだった。親にも相談できず、登校すると学校の机を削って文字を書いたため、担任教師に謝罪したことも。
「子どもには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです」
 これらは、6世帯が中心になって行っており、断続的に続いていた。角谷さんが記録していた相手側の行為は、A4用紙、10枚にもわたってびっしりと書かれ、2、3日に1回の割合で何らかの嫌がらせを続けていた。
 これに抗して、玄関とガレージに防犯カメラをつけたが、カメラに映らないところで睨み、大声での嫌がらせも続けた。

(中略)
 警察に相談するものの、迷惑行為は一向にやむことはなかった。
●裁判に…それでも止まない嫌がらせ
(中略)
 さて、17年3月、角谷さん夫婦は、嫌がらせを実行した住民の1人を京都府警に告訴。男性のつきまとい、威嚇行為等は、府迷惑行為防止条例違反容疑で、京都地検に書類送検され、略式起訴で罰金30万円を課せられた。この男性は、やったことは認めたものの、警察側に「最高裁まで争ってやる」と毒づいたという。
 それでもまだ嫌がらせは止まらない。記録からは男性3人が直接的な嫌がらせをし、4名が主導して角谷さんを監視していたことが分かった。彼らはいずれも社会的にも信用ある職業についている人ばかり。節度や常識が、彼らにはなぜ通じないのか。
「引っ越しも考えました。ただ金銭的にも難しい面もありましてーー。この家と引っ越した新しい家のローンの両方とを払わなければならなくなると破産してしまいます。子どもにはまだまだ教育費もかかりますので、引っ越しは断念しました」
●「悪魔のように誹謗中傷された」
 その後も関係の修復に至っておらず、夫婦は17年11月に10人を相手取って、民事で仮処分申請し、損害賠償を請求。19年9月には訴えを変更し、1332万円を請求している。その内訳は、夫婦の治療費と慰謝料などとなっている。
 にらみはいまだに続いている。
「よく、道路族問題の本質を知らない人からは、子どもに対して寛容じゃないと言われるのですが、そういう問題ではありません。住民たちは、私が常識を無視し、悪魔のように誹謗中傷しましたが、普通に考えてもらえばわかること。道路で遊ぶのは危険。命が奪われることもあるのです。また騒音問題や不法侵入の問題などを、全国の人にわかってほしいと思っています」

きっかけは「もう少し静かにして」道路族との8年戦争、ついに法廷へ
「悪魔のように誹謗中傷された」弁護士ドットコム 2020年05月04日 09時25分

 全国で新型コロナウイルスによる緊急事態宣言は解除されたものの、約2カ月間の自粛生活で、多くの弁護士のもとに寄せられたのが「騒音」に関する相談だ。在宅時間が増える中、警視庁で3、4月に受理された騒音に関する110番は、昨年比で28・5%増加した。
 騒音は、近隣住民トラブルの中でもトップで、道路族問題でもまた主要のトラブルでもある。現在、道路族問題で、近隣住民と民事で争っている京都府に住むパート主婦、角谷綾子さん(45歳、仮名)の担当弁護士でもある豊福誠二弁護士に訴訟のこと、騒音トラブルについて話を聞いた。(ルポライター・樋田敦子)
●住民は書類送検、略式起訴で罰金30万円
 おさらいしておこう。道路族トラブルに関して、筆者はこの「弁護士ドットコムニュース」で過去2回にわたり執筆した。その2回目に登場したのが、前出の角谷さんだ。「もう少し静かにしてくれませんか」と一言注意したばかりに、8年間にわたって近隣からの騒音に悩まされ、村八分で嫌がらせを受けていた。
 8年ほど前から相談を受けてきた豊福弁護士が言う。
「角谷さんから相談を受けたとき、初めは信じられませんでした。騒音問題はよくある近所トラブルなのですが、促されて角谷さんが撮影していた動画を観ると、想像以上にひどい嫌がらせを受けている様子が分かりました。玄関をのぞき込んで、因縁をつける極道者のように体を揺らせて立っている男性。ひどい中傷の言葉もありました。いい大人がこんなに子どもじみたことをするものかと、とにかくびっくりしたのです。嫌がらせをされている角谷さん一家のためにも解決しなければいけないと思い、とにかく証拠を集めるように言いました」
 隣人からの嫌がらせがどんどんエスカレートしていく中、証拠もかなり集まり、2017年3月、角谷さん夫妻は、京都府警に迷惑行為防止条例違反で、嫌がらせの中心人物の男性を告訴した。
 同条例の犯罪累計は痴漢や盗撮が大半だが、男性に対しては、つきまとい、威嚇行為等の容疑で告発。その後、男性は書類送検され、略式起訴で罰金30万円を課せられた。被告からなにかしら一言謝罪がくると思っていたが、まったくなかったという。
●「あそこの家からバカ笑いが聞こえた」と住民LINEで報告が
 さらに同年11月には、角谷さんが居住するU字型の住宅地の中心部分に位置する住民10人を相手取って民事で提訴。損害賠償を請求し、18年には第一回口頭弁論が行われた。
 19年には賠償額を増額し、総額1332万円を請求している。賠償額には、夫妻の入院、通院での治療費などのほか、精神的被害に対する慰謝料などが計上されている。長い年月のトラブルだけに資料も膨大で、事実認否に時間がかかっている。これまで被告側からの和解の申し出もなく、裁判での決着はついていない。
 被告側の資料を見て、びっくりするような記述もあったという。10人の被告を中心に近隣住民たちが、角谷宅を共同で始終監視している様子が克明に記されていたのだ。
「今、角谷家で馬鹿笑いが聞こえた」 「ナンバー××××の車が角谷宅前に止まっている」
 などと、住民同士がグループLINEで逐一やり取りしていた。

●「これは明らかに大人の集団いじめ」
(中略)
 一言注意をしたがために村八分に遭い、家の前を見張られたり、しつこく暴言を吐かれたりしている状況が続いていました。
 これはあきらかに大人の集団いじめで、相手の住民は、集団ヒステリーともいうべき状態に陥っているのではないか。住民らの間に、自らの行為はやりすぎではないかと省みる態度が、これまで不思議なくらい見られませんでした。
(中略)
●排除することで結束する嫌な社会
(中略)
 自分たちは正しいことをやっていると思い込む度合いが激しいのだと思います。(中略)人と何か違う人がいたら、法律に触れない程度で、みんなで総いじめするという構図です。彼らには彼らなりの正義の心があるので、手に負えないわけです。(中略)異質のものを排除する、同調圧力が不幸な形で出てきているのです。排除することによって結束しています。

道路族トラブルから「村八分」と「集団監視」がはじまった…
「歪んだ正義感」に追い詰められた京都の夫婦
弁護士ドットコム 2020年06月07日 09時31分

 2人に1人が巻き込まれた経験があるという、近隣トラブル。原因は、『“道路族”などによる騒動』が最多となっています。全国で社会問題化している“道路族”。“道路族”による近所迷惑を注意したことによって、心の病を患い、裁判を抱えている人もいます。
 夜の10時。関西地方の新興住宅街。自宅前でガーデニングの片付けをしている坂本さん(仮名)。そこへ―
「フェフェフェ~ン」
「キャー」(坂本さん 仮名)
 突然、叫びながら坂本さん(仮名)のそばを、駆け抜ける男性。坂本さん(仮名)の自宅の前に座り込み罵声を浴びせることもありました。さらに別の日には・・・
 なぜか男性は坂本さん(仮名)の自宅前で8の字を書くようにバイクで往復。
「は~い」
「佐川急便です~」
 坂本さん(仮名)の家へやってきた宅配業者。その背後に男性・・・そしてどこかにバイクを置いてきたのか、男性がインターホンに近寄ってきました。
「何か買うたん、何か買うたん?旦那が汗水たらして稼いだお金でまたしょうもないもん買うたん?」
 実はこの男性は、坂本さん(仮名)宅の斜め向かいの住民です。坂本さんに、子どもの道路遊びを注意されたことに腹を立てて、嫌がらせをするようになったといいます。
 住宅が立ち並ぶ、袋小路に暮らす坂本さん(仮名)ですが、近隣住民との大きな違いは、当時子どもが中学受験を控えた受験生だったという点。近所の子どもはほとんどが小学校低学年以下でした。
 男性の嫌がらせは、次第にエスカレート。坂本さん(仮名)は心療内科に通うまでに追い込まれました。
「山引っ越せや!」(男性)
「嫌です」(坂本さん)
「なんでやねん。普通じゃないと思っているのはあんたらだけ!なんでここの誰も病気なってないのに自分のところだけ病気になってな」(男性)
「ここでいつも通るとき、車とかでふかすのやめてもらえません?」(坂本さん)
「うっとおしいからや」(男性)
「やめてもらえません?」(坂本さん)
「へぇ~、そら大変やな。なんしかな、世間の常識が外れてんのやったら引っ越したらええやん」
「お前ら一人がわがままするためのもんじゃないんじゃ」(別の男性)
「別にわがままなんてしてないですし」(坂本さん)

 時には警察が出動し、仲裁に入ることも・・・耐えきれなくなった坂本さん(仮名)は裁判に踏み切りました。
 そして今年2月、裁判所は、嫌がらせをしていた男性を含む6人に約320万円の賠償金の支払いを命じました。一方で、被告側は『原告らは防犯カメラなどで被告らを監視し、威嚇をしていた。これに対して、抗議・反論をしただけで、違法な行為ではない』などと主張し、控訴しています。

“道路族”が住宅街で大騒ぎ 注意に逆ギレ「流産しろ!」「引っ越せ!」
近隣トラブル続出 【ABC特集】 2021/11/29(月) 11:12配信

 角谷さん(仮名)=坂本さん(仮名)で、全て同一の被害者に関するニュースです。嫌がらせの内容の余りの異質性、異常性から、俄かには本当に行われた嫌がらせ事件とは思えないかも知れませんが、全て事実てす。
 ツイッター上でこの事件について取り上げている人達がいるのですが、非常に悪質性の高い、中傷や脅迫の文章が送付された事実もあったそうで、本当に、呆れ返る内容となっています。しかも、本当に陰湿で、出し主が誰なか、筆跡鑑定しないとわからないような小細工までしていたのです。恐らく誰が差出人かはっきりしたら刑事罰に問われる恐れがあると考えて、それでそのような事をしたのだと考えられます。
 以下、道路族問題を考える@ZsVHdeYkBTTUL90さんのツイートを転載します。

京都の道路族裁判の記録みました。
争点の一つでもある、差出人不明の原告に対する嫌がらせの手紙(不明文書)。内容が、酷かった。大阪高裁の判断も、解せない。
このような手紙を出し人を傷つけた者が罰せられない社会は、おかしい。
手紙の一部をメモしたので書き込みます。

                ※

「〇〇(原告)さんの色々な噂が流れてるみたいですが大丈夫ですか?
家族全員が嫌われていて変な噂まで流されてて、、、
一人で生きていけますか?
「『自分以外のみんな』が楽しんでるのが面白くないだけでしょ
あなたを『まともな人間』にできない私は悔しいです」
「ブルーシートの宴会、大いに結構ではないですか?
袋小路の利点を最大限に活かしているではありませんか?
何故ダメなのか理解できません
感性を疑います
大体協調性がないならこんな住宅密集地に住まなきゃいいでしょ?
残念ながらあなたのルールは町内では通じません」
「『あの人達と私は常識が違う』?
甘えた言い方は止めてください。
常識が違うのではないのです。
あなたに常識がないのです。
ご自分の視野の狭さ、器の小ささを何かのせいにしてはダメです。」
「大体花粉症のご主人がいるのに園芸をするなんて、、、気の毒すぎます
今のままでは『今までに町内の子供達に与えてる損害』しっかり請求されますよ。
それがお金だけだったらまだいいのですが、、、
あなたのワガママで子供達の成長を犠牲にして恥ずかしくないですか?」
「いくら『敷地内』でも壊されたくない物は自重したら。
そういう配慮も近所付き合いの一環ではないですか?
『それができない』=『人づきあいができない』とは思えないのですか
今現在、子供達は普通に遊べてますか?
『遊んでるから我慢してない』
こんな単純な話ではない」
「もしかして損害を与えてる事にすら気づいてないですか?
みなさんはあなた程『敷地内』に拘っておられません
みなさん、袋小路だという事を加味して高いお金を出して家を買っておられるのですよ
このままだと本当に裁判になりますよ
袋小路の利点を奪っているあなたに弁償できますか?」
「私の直感ですが町内の方々を本気で怒らせない方がいい
あの人数が本気で怒って知恵と人脈を使い出したらひとたまりもなく追い出されてしまう気がします
あなたが死んだら泣いてくれる人はいますか?
チクるみたいで気がひけますが『倍返し作戦』の計画が進んでるみたい」
「いくら人にかまってほしいからって警察を呼んだらダメです
警察も暇ではないです
他所で事件や事故があり警察の手が回らなくなったらどうするつもりですか
税金の無駄使いをしないで頂きたい
残念ながら狼少年と一緒で警察はもうあなたの言うこと信用しなくなったようです
「先日北朝鮮がアメリカを批判したそうです。
「朝鮮半島の緊張激化はアメリカが原因」と国連でアメリカに対して敵視をやめるよう求めたそうです。
世界で北朝鮮だけが「自分以外のみんなが悪い」と思ってるみたいですね。
あなたとそっくりですね?」
「さて、、、そろそろ自分の立場を理解できませんか?
ハッキリ申し上げて勝ち目がないのは明らかです
しかし、先生(原告母の職業)って大変なのですね
忙しくて娘をまともな人間に育てる時間がなかったのだから、、、
おっとりキャラのつもりがあなたの顔、本性にじみ出てます」
「今年からあなたが大殺界なのも気になります。
もしもっと手紙が欲しいと思うなら、そのまま謝らないで下さい」
以上、私個人ができる範囲のメモなので、一部。
全文は多量、書くに堪えない侮辱の内容も有
裁判所で閲覧できます
これが子を持つ親らの所業と思うと情けない

                ※

精神を病まされる、強烈な、いやらしい内容でした。
こんなのが何十枚もありました。

被告らは
「共謀して本件不明文書を送り付けてない。そもそも、脅迫といえるまでのものではない。侮辱にあたるといえるのかという点でも疑問。せいぜい、皮肉的、揶揄的といった程度。」
と主張にありました。

原告は手紙を鑑定業者に渡し、手紙からは指紋が検出されたようです。
裁判で、作成者と疑われる被告女性4名に対し、指紋の提出をお願いしたが、いずれも提出を拒否したと。

原告は裁判所に鑑定嘱託を申出たが、被告らは反対。
さらに、原告は検証物提示命令(指紋採取)申出たが、またしても反対、と

1審、京都地方裁判所の判断は、被告女性4名に対し

被告ら4名が意を通じて作成し、原告宅に投函されたと認めるのが相当であり、原告に著しいストレスを加えるものということができ、故意による違法行為と認めるのが相当であり、強度の不法行為といえる

久留島群一 裁判官


しかし、控訴審、大阪高等裁判所の判断は、

「確かに、本件不明文書には宅配の鮭の誤配の件や本件私道上での宴会の件など、本件私道の周辺に暮らす者でなければ知り得ない情報が含まれているとはいえるものの、本件私道を囲む

しかし、控訴審、大阪高等裁判所の判断は、

「確かに、本件不明文書には宅配の鮭の誤配の件や本件私道上での宴会の件など、本件私道の周辺に暮らす者でなければ知り得ない情報が含まれているとはいえるものの、本件私道を囲む

隣組の世帯を構成する成人は、1審被告ら以外にも存すること、その他作成者を特定するに足りる的確な証拠は存在しないことから、本件不明文書の作成、送付者が1審被告らであると認めることはできない。」

本多久美子 裁判長
小堀悟 裁判官
松本展幸 裁判官

いやいや、結局は裁判所が、被告らに指紋提出命令を出さなかったってことなんですよね?
指紋が的確な証拠となるだろうに。

 これが人間のやる事なのでしょうか。
 また、脅迫しながら屁理屈を捏ねて脅迫でないと言い放つ、嫌がらせを働きながら屁理屈を捏ねて嫌がらせをしていないと言い放つ、この手口、創価学会の嫌がらせと酷似しているのですが、果たして偶然なんでしょうかね?
 創価学会の場合、その上で、被害妄想だ、お前は病気だから精神病院に行けと被害者を罵り、何故か上から目線の高圧的な態度に出て、かつ、ガスライティングの手法を駆使して被害者を混乱させ、加害行為の判断を難しくする手口を使ってくるわけですが……。
 なお、この事件ですが、最後の記事は映像を文章に起こし、それをネット配信したものですので、映像がABCニュースよりYOUTUBEにアップロードされています。

愛知県名古屋市守山区で発生したケース

 こちらは比較的最近の事件になります。

 2019年7月、名古屋市の守山東中学校で、火を使うトーチの練習中に中学2年の男子生徒が大ヤケドをした事故。警察は業務上過失致傷の疑いで、53歳の男性教師を近く書類送検する方針を固めました。

「学校注目させた家族」数々の嫌がらせ受け引っ越し…
火使うトーチで大ヤケド 今も続く中学生と家族の苦しみ

東海テレビ 2021/2/1(月) 17:43配信 より引用

 嫌がらせはこの問題が原因で発生しました。

 警察はその後の捜査で、トーチの灯油が絞り切れていないことや、消火用のバケツの数が少なかったなど安全対策を怠ったと断定。業務上過失致傷の疑いで、指導していた53歳の男性教師を近く書類送検する方針を固めました。調べに対し、教師は容疑を認めています。

 これで捜査は一区切りとなるものの、家族の生活は一変しました。

父親:
学校を悪い意味で注目させてしまった家族として、数々の嫌がらせを受けてしまったので

母親:
下の妹たちにも影響があって、全員が引きこもり状態になってしまって。精神的にも限界になって、引っ越すしかないかなと思い引っ越しましたね

父親:
「同じような被害に遭うような子供を出さないということを考えると、声を出して正解だったなという風には考えています」

 家族は去年3月、県外に引っ越し、男子生徒は中学3年生になった今も、学校に行けない日々が続いています。

上記同

 事故が報道で明るみになると、同級生からスマートフォンにニュース動画がいくつも送り付けられ、ますます人前に出ることが怖くなったという。

 加奈子さんは振り返る。

「事故直後は、手の痛みに気を取られていたんですけど、(野外活動から)帰ってきて、だんだんおかしくなって、外に出るのをすごく嫌がるようになりました。真夏なのに長そでを着て、外に出るときはフードをかぶって顔を見えなくして。部屋に引きこもるし、ご飯も食べないし」

 文也君は、2学期から不登校になった。事故が広く知られたことを受け、校長が自宅へ謝罪に訪れたが、事故原因などについては、おざなりな説明が続いた。加奈子さんは言う。

「(消火のために用意された)バケツの数にしても、先生の配置にしても、(校長の)説明と一部保護者から聞く話と食い違う。『こう聞いてるけど、どうか』って聞くと、1週間後に自宅へ来て『あれは違ってました』の繰り返しだったんです」

 学校側の言い分は本当なのか。真偽を確かめるため、教育委員会に提出された事故の報告書や、活動当日に保護者が撮影した動画などを使い、自分で検証を続けた。

■殺到した誹謗中傷や嫌がらせ

 もっとも、一家を苦しめたのは、検証の労力よりも、周囲の無理解や誹謗中傷、嫌がらせだった。加奈子さんによると、報道直後から連日、深夜に自宅へ無言電話が掛かってきた。自宅ポストでは、郵便物が荒らされたり、なくなったりすることがあった。文也君の自転車に、タイヤが外れるような細工をされたこともあるという。

 検証に向けての情報収集も容易ではなかった。トーチに参加した生徒の保護者らに対し、加奈子さんが「LINE」を使って情報提供を求めても、しばしば保護者から無視される。

 「直接会った人からは『(文也君が)下手くそだったからやけどしただけなのに、何してくれてんの?』ということも言われました。ネットでも『私はトーチの被害者を知っています。すごい問題児です』と書かれたりもしました」

 被害が深刻になるにつれ、文也君の精神状態はさらに悪化した。自分を責めて自分を殴るといった自傷行為に走る。その都度、夫の和也さん(仮名)が力づくで止めた。自殺願望が芽生え、「極楽にいきたい、助けて」と泣きながら訴える日もあった。

「このままではうちはダメになる」と感じた加奈子さんと和也さんは2人で話し合い、事故の7カ月後、市外へ引っ越した。

学校行事の大ケガを「自業自得と罵る教員」のなぜ 生徒は周囲からも誹謗中傷を受けてPTSDに
東洋経済 2021/06/14 10:00配信 より引用

 被害者が嫌がらせに遭う。
 流石に異常すぎる為、ファイヤートーチ問題に関与した学校側の人物に学会員がおり、地域住民でもある学会員達が徒党を組み、仲間である中学校の教員を警察に訴えた被害者一家を仏敵や学会の敵対者認定し、組織的に嫌がらせを働いたのが真相ではないか、とする見方をする人もいます。
 創価学会は戦前まで創価教育学会と言い、教育者の団体であった関係で(初代会長の牧口、二代目会長の戸田は共に学校の教員)、学校の教師には学会員が多い事で知られています。その為、この見方もあながち荒唐無稽とは言えませんが、真偽は不明です。
 しかし、「報道直後から連日、深夜に自宅へ無言電話が掛かってきた。自宅ポストでは、郵便物が荒らされたり、なくなったりすることがあった。文也君の自転車に、タイヤが外れるような細工をされたこともあるという」という嫌がらせの手口は、間違いなく、創価学会の十八番です。

山口県周南市のケース

 有名な山口県周南市で発生した村八分報復連続殺人事件です。
 この事件では被告人が集落の人達から凄惨な村八分を受けており、悪質ないじめ、嫌がらせがあり、その事が動機になったという事で、非常に強い世間からの注目を集めた事件です。
 その後、裁判所はこれらを被告人の被害妄想と認定し、そうしたいじめや嫌がらせはなかったと結論付け、また、一部のジャーナリストが集落を調査取材し、嫌がらせの事実はなかったとして、その調査結果の全てを書籍にして出版する等していますが、全く逆に、ルポライターが調べたところ、集落の周囲の人達からいじめや嫌がらせ、村八分はあったとする証言が多々得られている為、村八分といじめ、嫌がらせが、事実だったのか、被害妄想だったのかに関しては、争いが生じている状況です。
 結論から言わせて頂くと、村八分などなかった、いじめも嫌がらせもなかった、ただの被害妄想だとする主張は、田舎の実態を知らない人によるもので、「まさかそんな事をする人間がいるわけがない」という先入観からくるものでしかないと考えられます。
 どのような嫌がらせが行われたのか、記事から引用して行きます。

 保見容疑者は、両親の介護に半生を捧げた。独身で、妻も子供もいない。愛犬が我が子そのものだった。そして彼は裁判で「愛する犬を集落の人間に毒殺された」と主張していた。オリーブの前に飼っていた犬で、名前をチェリー。本当に毒殺されたのなら、保見死刑囚が復讐を誓った心情は理解できる気もした。

 裁判では他にも「草刈り機を燃やされた」、「母親の介護でおむつを交換していると、自宅の中に入ってきた住民に『うんこくせーな』と暴言を吐かれた」といったイジメの事実を主張した。自分だけでなく、母親も侮辱されていた。しかし保見死刑囚は、介護に集中しようと、嫌がらせや暴言に耐えていたという。

 こうした保見死刑囚の訴えを、裁判は「妄想」と一蹴した。だが私の取材では、同じ集落の中でもイジメの事実を認める証言が多数ある。

山口「八つ墓村事件」、保見光成死刑囚が弁護士にも語らなかった“田舎暮らしの地獄”
デイリー新潮 2019年07月25日配信 より引用

《母が12月26日に亡くなり、S(今回の事件で殺害した男性)が顔を出しに来たので、1月3日にお礼の挨拶に行きました。Sもよく来たといって酒をすすめ、私はビール、Sは焼酎に牛乳を入れて飲んでいたら、酔ってもいないのに台所の下から牛刀2本を出して『おまえケンカができるか』と聞いてきた。いい年してこの男、何を考えているのかと思いました。私が田舎に帰ってきて、はじめて話らしい話をした日です。

 1本の牛刀をアゴの下にあて、もう1本は左胸に。私は本気で殺る気かと聞くと、殺っちゃると言ったので、体をひねりました。その時心臓の外側を刺されました。刺されたあと、私も頭にきたのだと思います。胸に手をやりながら殴りつけてます。

 女(Sの妻)が電話をしていたので119番にしていると思い、帰りました。チェリー(筆者註:保見死刑囚が毒殺を主張した上記の愛犬)が心配して私から離れようとしなかった。私が死んでいたらチェリーがどうなるのか、私は急に悲しくなりました。血止めをしてチェリーと寝ました。

 朝、警察から電話が入り、私が悪いと思われていたので、刺された事を話した。病院に行って診断書をもらって来いと言われ、1月4日、あっちこっち病院を探し、縫ってもらって周南署に行った。

 右、左、前と写真を撮られ、取り調べ室で刑事に「Sも自分が悪かったと言ってるから大事にするな」と言われた。「これからあなたも田舎の人と付き合って行かなければいけない。仲良くして暮して行くように」と言われ、私もそうかと思った》


 以上が手紙の引用だが、本来ならSは殺人事件で立件されてもおかしくない。だが警察は何も動かなかった。保見死刑囚も今後の生活を考え、捜査を要望することはなかった。診断書も取らず、被害届を出さず、示談もしなかった。表沙汰にすることを避けた。

山口「八つ墓村事件」、保見光成死刑囚が弁護士にも語らなかった“田舎暮らしの地獄”
デイリー新潮 2019年07月25日配信 より引用

「保見容疑者には助けてもらっていた」と語る老女が、私に以下のようなことを明かしたことがあった。

保見さんが裁判で主張した嫌がらせは、すべて本当のこと。集落の人から刃物で切りつけられ、胸に大きな傷を負った時も、私は『殺人未遂でしょうに。なんで警察に行かんの』と言ったくらい。集落でイジメられて、カレーを食べて苦しくて死にそうになったことも聞いています

 ある日、保見死刑囚は外出から帰宅すると、作り置いていたカレーを食べた。次の瞬間、息が止まらんばかりに嘔吐し、床にのたうち回った。

 食中毒ではないかと保見死刑囚は考えた。「誰かがおそらく農薬か化学物質を混ぜたのでは」と判断した。それ以来、彼は自宅の周辺に過剰とも思える監視カメラを設置し、自宅のベッド脇のモニターで画像を確認できるようにしていたという。


保見さんが言っていることは、全部本当ですよ。集落の者も分かっているはずです。でも誰も口には出さんでしょうけどね。保見さんが住んでいた金峰地区だけでなく、あの集落はどこでも、後から来た者はみんなイジメられている。やっぱり保見さんは親が亡くなったら、さっさと集落を出るべきだった……」

上記同

 彼が比較的、心を赦したと思しき知人の1人は、声を潜めて「保見死刑囚に差し入れてやってくれ」と言って、ある時、1冊の般若心経を私に託した。その知人もまた、若い頃に集落の外で働き、理由があって帰郷した。いわゆるUターン住民の1人だった。私との会話で彼は、「殺された者の名前を聞いて、ああ、やっぱりな、やっぱりやられたか、と思ったよ、正直」と振り返った。

「俺みたいにあくまでも下手下手に出て、要はゴマすって生き続けるしかねーんだよ、こういうところでは。ここじゃあ、人間関係は上か下かしかねーんだから。『あなたがいなければ』、『あなたがいてこそ』って、声を掛けなきゃ。でも、そこまでやったって、向こうが挨拶を返してくるかどうかはわかんねえ。その時の向こうさん次第だ。でも、とにかく向こうが気づく前に、こっちからゴマすって、挨拶をしなけりゃダメなんだ。保見はそれができないから、嫌われたんだよ。ゲートボール場とかでも言われてたんだよ。いろいろ噂して。だから、殺された者を見てね、ああ、やっぱりな、と思ったわけよ」

 保見死刑囚は“妄想”に駆られて、見境なく無差別殺人を犯したかのようなイメージが流布している。だが実際の被害者は、冷静に“選別”されていたことが分かる。イジメに加担しなかった家は素通りされ、被害に遭っていない。

 私が保見死刑囚の自宅を管理するため、金峰を訪れていた時のことだ。あの般若心経の知人と再会すると、彼は「俺だって、犬2匹、殺られたからな……」。

山口「八つ墓村事件」、保見光成死刑囚が弁護士にも語らなかった“田舎暮らしの地獄”
デイリー新潮 2019年07月25日配信 より引用

 陰口につまらない嫌がらせを大量に受けていた事は容易にわかりますが、中でも、心臓の外を刺されただの、カレーに毒(恐らく農薬)を盛られただの、犬を毒殺されただのは、完全に犯罪ですよね。
 そしてこの話の怖ろしいのは、心臓の外を刺された件では、実際に刺された事を知る人物がいる事、犬に関しても、自身も嫌がらせで村人から愛犬を二匹も殺されたと証言する人がいる事、つまり、こういった証拠から、現在は死刑囚となっている被害者の証言は、事実だと考えられる点です。
 嫌がらせが発生した原因に関しても、記事に出ています。

 彼は故郷で自分が疎まれた原因についても、冷静に分析していた。「A、B、C、D、E(殺害された被害者らの名前)、みな自分の味方につけようとしたけど、私が相手にしなかった。それで、多分ですが、みんなで組み敷こうとしたけどダメだった」

 表向き一枚岩に見える小さな社会でも、必ず人間関係の軋轢や心情のもつれは存在する。保見死刑囚が帰郷直後、内心では微妙な集落の人間関係の中で、それぞれの住民は保見死刑囚を自分だけにより近い者として取り込もうとしたという。

 しかし、それが叶わないとみるや、一転して集落全体で保見死刑囚を「組み敷こうとした」というのが、自身の扱いをめぐる保見死刑囚の分析である。おそらくその辺りの機微を経て、保見死刑囚は「村八分」同然となっていったのだろう。

上記の記事二枚目より引用

 また、被害者は集落の人間から「わしの言うことが聞けんかったら、田舎では生きちゃーいけんどー」と恫喝されたとも言っているそうです。

愛媛県の限界集落のケース

 こちらは情報が少ないので、記事の引用をメインとします。

 家族で限界集落に移住し、生活の様子を配信していたユーチューバーの「限界集落で暮らす」が、住民からの嫌がらせなどが理由で引っ越しすることを報告した。

(中略)

 しかし、11月3日に公開した動画で、投稿者は「近所の住民トラブルが多発」し始めたことを報告。その内容について「ありもしない噂を流されたり、濡れ衣を着せられて職場や消防に通報されたり、田舎暮らしの洗礼を浴びました」と明かしていた。

 その後、11月25日に公開された動画を最後に、約1か月ほど動画が投稿されず。12月16日になり、「【移住失敗】色々ありすぎて引っ越すことになりました」という動画が投稿され、「突然ですが、住民トラブルが絶えないこと 持病の悪化、被災による住居の水没により古民家再生を断念し、他地域に引っ越すことにしました」と報告が行われた。

 動画によると、投稿者は自治体が移住者に地域協力活動を行ってもらう「地域おこし協力隊」の制度を使って移住したとのこと。しかし、活動の中で「地域のある団体と関係性が劣悪になってしまった」と明かした。

 投稿者は、その団体について「国や自治体の補助金を使って8年間利益を上げられていない事業を何の改善もせず続けている」と指摘。さらに、その事業に協力隊員を強制的に携わらせ、失敗したら責任を押し付けて地域から追い出していたという。投稿者も当初は仕事を手伝っていたものの、そうしたことから「心が離れていきました」と告白。

 その後、団体の代表らから「我々の活動に協力しないなら、協力隊を辞めてもらう。協力するか辞めるか選べ」と言われ、投稿者は拒絶。その後、嫌がらせが始まったと言い、投稿者は引っ越しを決意。外部機関に相談したところ、嫌がらせの中には「法的措置を取っても良いのではないか」と言われたこともあったという。また、最後の追い打ちをかけるようにその後、住んでいた集合住宅で火災が発生して巻き込まれ、家は水浸しになったとのことだった。
(以下略)

田舎に移住のYouTuber、住民から嫌がらせ受け引っ越し 火災に巻き込まれ家は水浸しに
リアルライブ 2022年12月22日 11時55分配信 より引用

 このケースで重要なのはこの部分です。
『外部機関に相談したところ、嫌がらせの中には「法的措置を取っても良いのではないか」と言われたこともあったという』
 つまり山口県周南市の村八分報復大量殺人の嫌がらせ被害者と同様、この方も、刑法に抵触するような、異様な嫌がらせを受けていたという事です。
 それ以前の問題として、嫌がらせとして「濡れ衣を着せられて職場や消防に通報された」というのは、異様ですよね。
 この種の嫌がらせは創価学会がやる事で知られているので、驚きはしませんが、住民らが徒党を組んで行う村八分型の嫌がらせで、ここまで悪質性の高い行為が行われたという点では、驚きに値します。
 また、このケースを見れば、山口県周南市で発生した村八分報復大量殺人事件が、決して荒唐無稽なものでなく、被害者の妄想障害的なものでもなく、地方であれば現実的に起こり得るのだという事を理解できるはずです。

奈良騒音傷害事件(通称 騒音おばさん事件)

 主婦の中年女性が隣人に執拗な騒音攻撃を働き、「引っ越し!引っ越し!」と鬼のような形相で怒鳴りつけている姿が何度もテレビで放映された事で有名なこの事件。
 通称、騒音おばさん事件とも、騒音おばちゃん事件とも言われています。
 この事件ですが、ネット上では、前々から、本当はおばちゃんは被害者だったのではないかとの意見が述べられており、おばちゃんの境遇が不幸で、その為に創価学会からの入信勧誘に遭い、拒否した事で嫌がらせに遭ったのではないか、等の説があります。
 そこで事実関係について述べて行きたいと思います。
 この事件、敢えてウィキペディアの記述を利用しますが、面白い事がわかりますよ。

主婦は、1988年に大阪から奈良県平群町に転入した。翌年、主婦は被害者夫婦の隣の住民とけんかになり、両者の争いは裁判にまで発展したが、このときは被害の大きかった主婦側が勝訴し、敗訴した隣の住民は引っ越していった[3]。その後は、被害者夫婦がターゲットとなり、1991年に最初のトラブルが発生する。

[3]四本倫子「奈良発 逮捕された「騒音女」の報道されない悲しい「過去」」『週刊朝日』2005年4月29日。

奈良騒音傷害事件  フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2020年7月5日 (日) 15:52 (個人設定で未設定ならUTC)時点の版

 過去の版を使っているのはわざとです。
 ご覧の通りで、この版の時だとこのような記述ですが、実際には、騒音おばちゃんの隣人が先に嫌がらせを開始して、騒音おばちゃん側はそれに反撃した為、壮絶な嫌がらせ合戦となったそうです。
 騒音おばちゃん側は被害者側だった為、裁判には勝訴。
 そして加害者である嫌がらせ実行犯の住民は転居して行ったそうです。
 その後、騒音おばちゃんは、別の隣人に騒音攻撃を仕掛けます。
 この騒音攻撃の相手こそが、テレビが「騒音攻撃の被害者」として取り上げた人物であり、事件化して奈良騒音傷害事件と呼ばれるようになったものなのです。
 イメージ図で表すとこんな感じです。

イメージ図

 おかしいと思いませんか?
 ウィキペディアの引用著書のタイトルにもあるように、この事実、事件報道時は一切触れられなかったのですが、騒音おばちゃんは、実は、最初は近隣トラブルの被害者であり、嫌がらせを受けていた側だったのです。そのおばちゃんが、裁判に勝ち、加害者が引っ越した後になって、突如として別の隣人に、逆に騒音攻撃を仕掛ける。
 一言で言って、異様、かつ、異常です。
 通常では考えられない行動です。
 ウィキペディアにはこんな記述もあるんですよ。

一審の奈良地裁での論告求刑公判で検察側は、「隣人に苦しみを与えた陰湿な犯行で、嫌がらせは約2年6ヶ月にわたった。“騒音おばさんの町”として平群町の悪評を広めた」とし、懲役3年を求刑したのに対し、被告の主婦は「(被害者の)女性が何でもわたしのせいにした」などとという便箋70枚にもわたる意見陳述書を読み上げようとしたところ、裁判長に途中で止められた。

上記同

また、第2回公判では、被告の主婦は「謝ってしもうたら、冤罪を認めることになる。自分に罪はない。認めるつもりはない!」などと罪状を否認

上記同

大阪高裁の控訴審では、(中略)被告人質問で加害者の主婦は「子供の泣き声がうるさいなど近所から苦情を言われ裁判を起こされたので、生活音を消すためするようになった。亡くなった娘の悪口を言いふらされたり、鍵穴を塞がれるなど虐めに遭っていた」と答えた[11]。

[11]【裁判】 騒音おばさん「亡くなった娘の悪口を広められ…近所からいじめられた」…法廷で理由語り涙(元ソース:ABC WEBNEWS 2006年10月26日)

上記同

 実はこの話、2ちゃんねる上で、当時、実際に近隣住民だと名乗る人からの書き込みがあって、騒音おばちゃんが住民達から嫌がらせを受けていたのは事実で、その事を裁判で証言して欲しいと頼まれたが、断ったというものもありました。
 また、騒音おばちゃんが出所する直前、マスコミが地域住民に取材をしていて、その結果を報道しているのですが、それによると、地域住民達は、騒音おばちゃんが騒音を出さないのであれば、戻ってきても構わないと、地域への帰還を容認している趣旨の発言をしていたそうです。
 仮に騒音おばちゃんが加害者で、一方的に嫌がらせを働いていたとすると、地域住民のこの反応は、やや不自然です。
 そしてよく言われる、テレビでこの問題を報道していた際、最初は、被害者が騒音おばちゃんと口論したり、被害者が騒音おばちゃんに対して挑発するような言動を獲ったり、煽ったり、嘲るような酷い言動を取っている姿が流されていたのに、途中からVTRが編集されて、その種の被害者が騒音おばちゃんを攻撃するシーンは一切放送されなくなった、という話ですが。
 これは事実です。
 私は事件当時、テレビの報道を見ていたので覚えていますが、確かに被害者側がそのような言動をおばちゃんに対して取っていました。
 ただ、嫌がらせの被害を受ければ、ストレスの堪りきった被害者が激怒して加害者に食って掛かる事はよくある事なので、そのVTR映像だけを見て被害者側からの加害行為があったと結論するのは無理があります。
 しかし、最初は騒音おばちゃんが隣人Aから嫌がらせを受けていて、反撃した被害者の立場であり、裁判に負けたAが去った後、別の隣人である被害者に嫌がらせを始めている事、騒音おばちゃん自身が、嫌がらせを受けていたと語っていて、その内容もかなり生々しいものであること、そして、匿名とは言え、近隣住民を名乗るものが、騒音おばちゃんが嫌がらせを受けていたのは事実だと語っている事、地域住民が出所後に騒音おばちゃんが帰還する事を容認した事実、これらを総合すると、騒音おばちゃんは、一方的な加害者だったわけではなく、元々は被害者で、加害行為に対して反撃していただけであったものが、エスカレートしすぎた事に加えて、マスコミによる印象操作によって、一方的な加害者=悪人に仕立て上げられてしまったのではないかという可能性が、非常に濃厚だと考えられます。
 こちらは有名な話ですが。

被害女性によると、主婦の夫と子供は病気で入院しており、娘2人も逮捕の5年ほど前に相次いで亡くなっている[3]。

[3]四本倫子「奈良発 逮捕された「騒音女」の報道されない悲しい「過去」」『週刊朝日』2005年4月29日。

上記同

 騒音おばちゃんは身内に不幸があった為、そこをカルト教団に付け狙われて、入信勧誘の対象にされるも、入信を拒んだ為、そのカルト教団の信者である住民達から、よってたかって嫌がらせを受けていたのではないか、とも囁かれています。実際「子供の泣き声がうるさいなど近所から苦情を言われ裁判を起こされたので、生活音を消すためするようになった。亡くなった娘の悪口を言いふらされたり、鍵穴を塞がれるなど虐めに遭っていた」というのは、カルトが好んでやる陰湿な嫌がらせの手口です。
 カルトが嫌がらせの背後に隠れている可能性は十分ありますが、その事を裏付ける情報はない為、あくまでも噂に留まります。
 それと絡む情報として、騒音おばちゃんが創価学会の嫌がらせ被害者だったとする説があります。ネットではこの説を執拗に否定する人達がいて、まるで創価学会が組織的に火消しをするかのような、気持ちの悪い動きも見られていました。
 一例を挙げるとウィキペディアです。

 現時点での最新版である2022年7月24日 (日) 16:48版ですが、騒音おばちゃんが大阪高裁で語った嫌がらせの具体的な記述が消されており、騒音おばちゃんが被害者であった可能性を隠すような記述になっています。更に言うと、同記事は編集ブロックが掛けられており、記事を書いている現在、この状態で完全に固定されています。
 更に、騒音おばちゃんは被害者でなく、加害者であり、創価学会は全く関係ないと言い張る人間達が、2ちゃんねる上で執拗にその種の投稿をして回った事がありました。
 残念ながら一番わかりやすい投稿類は見つからないのですが、これはその一部です。

687名無しさん@恐縮です2020/02/08(土) 01:13:58.05ID:flUVpgN80
デマ否定派…ソースを出す

デマ信実派…ソースを出さない

691名無しさん@恐縮です2020/02/08(土) 01:20:31.00ID:flUVpgN80
京都のアニメ会社が燃やされた事件でも
NHKが犯人を誘導したと思い込んでる連中いたっけ

695名無しさん@恐縮です2020/02/08(土) 01:31:20.95ID:flUVpgN80
>>693
ほいよ真実
https://saiban.in/d/50079

奈良地裁
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/365/007365_hanrei.pdf

大阪高裁
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/079/050079_hanrei.pdf

当審における未決勾留日数中70日を本刑に算入する。

理 由
弁護人巽昌章の上告趣意のうち,判例違反をいう点は,
事案の異なる判例を引用するものであって本件に適切でなく,
その余は,単なる法令違反,事実誤認,量刑不当の主張であって,刑訴法405条の上告理由に当たらない。
なお,原判決の是認する第1審判決の認定によれば,
被告人は,自宅の中で隣家に最も近い位置にある台所の隣家に面した窓の一部を開け,
窓際及びその付近にラジオ及び複数の目覚まし時計を置き,約1年半の間にわたり,
隣家の被害者らに向けて,精神的ストレスによる障害を生じさせるかもしれないことを認識しながら,
連日朝から深夜ないし翌未明まで,
上記ラジオの音声及び目覚まし時計のアラーム音を大音量で鳴らし続けるなどして,同人に精神的ストレスを与え,
よって,同人に全治不詳の慢性頭痛症,睡眠障害,耳鳴り症の傷害を負わせたというのである。
【要旨】以上のような事実関係の下において,被告人の行為が傷害罪の実行行為に当たるとして,
同罪の成立を認めた原判断は正当である。
よって,刑訴法414条,386条1項3号,刑法21条により,裁判官全員一致の意見で,主文のとおり決定する。
(裁判長裁判官 福田 博 裁判官 滝井繁男 裁判官 津野 修 裁判官 今井 功 裁判官 中川了滋)

700名無しさん@恐縮です2020/02/08(土) 01:37:18.08ID:flUVpgN80
>>697
あれ?
創価学会は周辺一帯じゃなかったの??
だとしたら現在ゴーストタウンになってるね

【映画】“騒音おばさん”がモチーフ ご近所トラブルが大事件へ発展
『ミセス・ノイズィ』5月公開 芸スポ+

 投稿内容からID:flUVpgN80が学会員らしい事はわかりますが、問題はソースとして出しているこれです。

 奈良地裁
 http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/365/007365_hanrei.pdf

 実はこれ、無関係な事件の判例なのです。

https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/365/007365_hanrei.pdf
連日連夜にわたってラジオの音声や目覚まし時計のアラーム音を大音量で鳴らし続けるなどして慢性頭痛症,睡眠障害,耳鳴り症に陥らせた行為が傷害にあたるとされた事例(平成16年4月9日宣告)
判 決
被告人に対する傷害被告事件について,当裁判所は,検察官大竹美穂,弁護人川﨑祥記(主任),同清王達之(いずれも私選)出席のうえ審理し,次のとおり判決する。
主 文
被告人を懲役1年に処する。
未決勾留日数中50日をその刑に算入する。
理 由
(罪となるべき事実)
被告人は,平成14年6月ころから平成15年12月3日ころまでの間,奈良市a町(以下省略)の自宅から隣家に居住するAらに向けて,同人に精神的ストレスによる障害が生じるかもしれないことを認識しながら,

 騒音おばちゃん事件が起きたのは奈良県生駒郡平群町です。
 またおばちゃんは平郡町で暮らす以前は大阪に住んでいた為、この判例は全く無関係なものです。
 転載した投稿だとわかりにくいですが、2010年代は、この判例のURLを貼り「これが騒音おばちゃん事件の判決で、これを読めばわかるように、創価学会は全く関係がないし、騒音おばちゃんはただのキチガイだ」という趣旨の投稿を、騒音おばちゃんの話題が出ると、火消しをするように学会員と思しき人物が書き込んでいったのです。
 そしてURLを開いて確認した人間が、「これは別の事件の判例ではないのか」と指摘すると、投稿していた学会員が慌てて姿をくらまし、ネット工作としてそのようなデマを拡散していた事が判明する一幕が2ちゃんねる上で実際にあったのです。
 その事に絡むとまでは言えませんが、その件と微妙に関係があると考えられる投稿が見つかりましたので、参考資料として貼っておきます。

656 ななしのよっしん 2017/05/14(日) 02:10:27 ID: 7KjOi+AurL
http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/365/007365_hanrei.pdfexit
↑には「奈良市a町」と書かれているが、実際に事件が起こったのは「生駒郡平群町」だから、
この判決文に出て来る被告は騒音おばさんとは別人だと言っている人がいてワロタw

ニコニコ大百科 「騒音おばさんの真実」について語るスレ 631番目から30個の書き込み

 この投稿から、私が指摘した件が実際にあった事、また、それがかなり以前の事である事がわかると思います。
 何故、創価学会が、わざわざ組織的な火消し活動まで働いたのか、そのあたりのところは大いなる疑問として残りますが、この件が本当に創価学会絡みである可能性も、全くないとは言えない感じですね。

 これらの情報から、騒音おばちゃんが実は被害者で、複数の地域住民達からの嫌がらせ被害を受けていた事、その報復として、加害行為に及んでいたものの、度が過ぎた為に、被害者が加害者になる逆転現象が生じ、結果、加害者として罰せられてしまった、というのが、真実であると考えられます。
 この事件は、悪質な近隣住民による徒党を組んだ組織的な嫌がらせ、いじめ(大人のいじめ)のはしりであったと結論付けられると思います。
 悪質な嫌がらせをきちんと取り締まる法律さえあれば、騒音おばさん事件が起きる事はなかったのかも知れません。

栃木県佐野市のケース

 こちらはやや特殊です。ママ友イジメで2015年4月16日と23日日に、主婦が連続して自殺に追い込まれたという衝撃的な事件です。
 いじめの内容について触れている記事を引用します。

 2人のママ友の相次ぐ自殺。その真相に触れたのは、読売新聞の栃木県南版(7月3日)の短い記事だけだった。

《遺族によると、(A子さんとB美さんそれぞれの)児童2人は学校で物を隠されたりするいじめを受け、不登校になった。2人の母親が「やめてほしい」などと、別の児童の母親に改善を促すうち、母親たちの間で孤立するようになった。自殺直前には、他の児童の母親から「母親失格だ」などと厳しく言われ、家族に悩みを打ち明けていたという》

 学校や市教育委員会はLINE上で母親同士がA子さんとB美さんの陰口などをやりとりしていたことを確認したという。しかし、「児童や母親の間にいじめ行為はなかった」と結論づけたと報じられた。A子さんとB美さんを知る人物が語る。

A子さんは1年ほど前から“娘がいじめられている”と周囲に相談すると同時に、自分もママ友から嫌がらせを受けていると悩んでいました。A子さんの娘が学校で“家族で旅行にいったんだ”と友達に言うと、その友達の母親から“子供に自慢話をさせるな”って怒られたとか、LINEの保護者のグループ内で5人のママ友から執拗に攻撃されているとか…。

 B美さんの小学校高学年のお子さんも友達にモノを隠されるなどのいじめを受けていて不登校だった。それでB美さんは、友達の母親に直接話をした。すると、その保護者が“てめえの育て方が悪いんだよ”と言って、その日からB美さんもママ友の中で仲間外れにされるようになったと聞いています

栃木の小学校 ママ友2人がLINEいじめで連続自殺の壮絶 1ページ目 2ページ目
女性セブン 2015.07.17 07:00配信 より引用

 連続自殺事件が起きたのは4月中旬。しかし、事件が発表されたのは読売新聞栃木県南版の7月3日の朝刊。3カ月近いずれがあるのには理由があります。
 この地域は当初、この連続自殺事件の隠蔽に走りました。しかし、憤りを覚えた一部の人達が、情報をマスコミにリーク。
 また、ツイッターでも事情を知る人がこの問題を取り上げてツイートした為に情報がどんどん広まり、隠しきれなくなった事から、連続自殺があった事は事実だと、ようやく公表したのです。
 しかし、公表してもなお、市教育委員会はLINE上で陰口を叩かれるなどの事実を確認しましたが「児童や母親の間にいじめ行為はなかった」と結論付けるという異様な様相を呈しました。
 もちろん、いじめはありました。
 この事件の異様なところは、街ぐるみでの隠蔽が行われた点です。

町全体を巻き込んだ『隠蔽工作』

事件の全貌が不透明なまま、あまり報道で取り上げられないのには理由があります。

一つは「取材と報道の自粛」を求めるFAXが、遺族名で報道各社に届いたこと。

そして、町全体に広がる「事件に関して喋ってはいけない」という異様な空気です。

事件が報道された後、この町に住む一軒一軒のポストに入っていた「紙」がその恐ろしさを物語っています。

山形町会の皆様
梅園町会の皆様

先週からテレビ局、新聞社、雑誌社などからの訪問取材が続き、各町会の皆様には、ご心配やご迷惑をおかけし、たいへん申しわけありません。

もし、記者等が訪問した際、わからない事には、はっきりと「わからないです。お引き取りください。」とお伝えください。

それでも、お帰りいただけないときは、「佐野警察署」にご連絡ください。

平成27年7月15日

山形町会長
梅園長会長
山形小学校校長
PTA会長

       山形町会・梅園町会の人々に配られた紙 ーより書き起こし


町内会長、校長、PTA会長の連名で届いた「紙」は、小さな町にとっては大きな圧力に変わります。

また、報道各社に送られてきたFAXは、学校主導で作り遺族に署名させ、送信先が分からないよう教員が手分けして複数のコンビニから送信したそうです。

報道関係者が学校側に問い合わせても、「もう解決した」とのこと。これは本当に遺族の意思と言えるのでしょうか?

現在、町内会関係者が町内を回り、報道機関に事件の情報(真実)を提供した住民の犯人探しに躍起になっているとのことです。

『栃木ママ友イジメ連続自殺事件』町全体を巻き込んだ隠蔽工作に批判が集まる
By - grape編集部  公開:2015-07-31  更新:2017-07-18 配信 より引用

 記事にある通り、「町内会長、校長、PTA会長の連名で届いた「紙」は、小さな町にとっては大きな圧力に変わります」であり、しかも「現在、町内会関係者が町内を回り、報道機関に事件の情報(真実)を提供した住民の犯人探しに躍起になっている」わけですから、事実上、地域全体に緘口令を敷き、真相を住民が全く話せないように、口止めを図ったわけです。
 この事件は結局、この徹底した緘口令が原因で、いじめの真相、自殺の真相が一切表に出ることなく、世間から忘れ去られて行きました。記事が見つかりませんが、その事を告げる記事も当時は配信されました。
 しかし、町内会まで出張って緘口令を敷き、いじめの事実を隠蔽した事から、恐らく、ただのママ友いじめなどでなく、地域ぐるみでの、村八分型の相当凄惨で陰湿ないじめが繰り広げられていたのであろうと考えられています。
 そもそも、小さな子を育てている最中の成人女性が二人も、殆ど間隔も開けずに自殺している時点で、余程の事があったのだろうと推察されますし、ただのママ友いじめ程度であれば、ここまでの事態には至っていないはずです。

宮城県仙台市のケース

 こちらもママ友絡みの話だと言われています。
 2018年11月29日、仙台市で、8歳の小学生の女の子と母親が無理心中する事件が起きました。報道によると、女の子が学校でいじめに遭っていて、母親もその事で精神をすり減らし、無理心中に至ったとされているのですが、どうも母親の方もママ友からいじめに遭っていたのではないかと言われているのです。
 マスコミが報道した分ではその辺の情報は出ていないのですが、その事を示すような話も、ちらりとだけ触れられています。

「お母さんは、わが子を守るために何十回も学校を訪れていた。そのため、地域の一部の住民は、『あの母親はモンスターペアレントだ』と心ない噂を立てる人もいたと聞いています。ただでさえ狭い学区なので、車を見れば誰が小学校を訪れたのかすぐわかる。そんな“閉ざされた環境”もお母さんを追い詰めた一因だったのだと思います」

いじめ受けた小2娘と心中、もがくほどに母は孤独を深めた
女性セブン 2019.02.07 07:00 より引用

 5ちゃんねる上で出回っていた話は下記のURLを開くと出ます。

 http://hissi.org/read.php/newsplus/20190122/MlBUUzJrWVAw.html

 いじめ母子心中の加害者の母親がクソすぎる!!

 流石に内容が個人に対する中傷に当たる為、文章の転載は出来ません。
(※本当はURLの転載自体、名誉毀損に抵触する恐れもあるのですが、事件の真相を知る上で、真偽は別として、このような噂が流れていたのだという事は知っておく必要がある為、敢えて貼ります。ただし、念を押しますが、この情報が事実であるとの確証はありません

 この事件に関しては、騒ぎになっていた際、5ちゃんねる以外の掲示板も開く等して、情報を追っていたのですが、それらの情報を纏めると、この地域は新興住宅地とそうでない地域とがあり、両地域間で対立が発生していて、ここに子供のいじめに端を発するママ友いじめが絡んでしまった為、地域ぐるみの悪質な嫌がらせに拡大してしまったようです。
 京都府の道路族事件と同じく、LINEを使用したストーカー行為が行われ、無理心中した母親は、その情報で集団無視をされたとか、店で嫌がらせを受けたとか、そのような被害があったのではないか、という噂です。
 ママ友いじめがあったか、なかったかに関しては、いじめ加害グループにいたママ友が、緘口令にキレていじめの実態を暴露していた等の情報も出回っていました。噂の中でも酷かったのが、無理心中事件が起きると、加害グループのママ友が、無理心中した母親に関して、あの人は精神を病んでいたから無理心中したのだと触れて回り、自分達がイジメた事とは無関係だと言わんばかりの態度を取っていた、というものでした。
 こうした情報から、ママ友いじめと村八分型の嫌がらせが発生していたと断言はできないものの、可能性は高いのではないかと見ています。
 それでこのケースも加えました。
 ちなみにこの事件について地元の教育関係者と考えられる方が考察していたのですが(残念ながらサイトを見つけられませんでしたのでURLを貼れません)、この地域で、新興住宅街とその他の地域との対立がある事は事実で、また、地域の事情で、子供と親が進学した小学校に同じ幼稚園や保育園の児童・保護者がおらず、孤立し易い状況が生まれているそうで、その事も事件の遠因になったのではないか、との事でした。

山形県新庄市のケース

 こちらは詳細が全然出ていない為、記事の情報のみとなります。

母親の自殺に関与した疑いで県の職員が逮捕された事件で、この親子が「近隣トラブル」で悩み警察にも相談していたことが分かった。警察は、心中を図った可能性を視野に入れ捜査している。

(中略)

事件前、親子は周囲に「数年前から近所の住人から石を投げ入れられるなど度重なる嫌がらせを受け、もう耐えられない」と漏らしていた。

(親子の親戚)
「近隣トラブルで警察も何回も来た。母親はずっと死にたい死にたいと言っていた。『お母さんが死ねば一人で生きていけない』と娘もずっと言っていた」


自宅には、母親が書いた遺書ともとれる走り書きのメモが残されており、警察は、親子が心中を図った可能性があるとみて捜査している。

【山形】親子で大量の錠剤飲み…「近隣トラブル」で悩み 心中図ったか 新庄市 11/21
さくらんぼテレビ より引用

 軽度の嫌がらせで自殺する人などいません。
 大小無数の嫌がらせを大量に受けて、かつ、それが長期間に及ぶ事で、精神的なダメージが蓄積し、鬱病を発症する等して、その鬱病が引き金となる形で引き起こされるのが、被害者の自殺です。
 近隣トラブルで警察も何回も来たと証言している点からも、決して、軽度の嫌がらせではなかったはずですが、どういうわけかこの事件、調べても、近隣トラブルの内容がどのようなものだったのか、自殺者まで出す事態になったにも関わらず、まるでありません。
 地方だとこの種の近隣トラブルが原因で被害者が自殺に追い込まれる事態に発展したとしても、どうやら、隠蔽されてしまうようですね。

鳥取県鳥取市のケース

 嫌がらせ系の近隣トラブルや村八分事件は全国で多発しており、報道されるのは氷山の一角ですが、その氷山の一角ですら、全て挙げるとかなりの量になるのが現実です。
 全ては無理ですので、挙げられるだけ挙げていきます。

元町内会長の女性(50代前半)の名誉を傷つけたとして、名誉毀損の罪に問われた元副会長の男性被告人(60代後半)に対して、鳥取地裁(多田裕一裁判官)は4月14日、求刑通り罰金30万円の判決を言い渡した。

女性が同日、明らかにした。

女性が町内会長を辞めたところ、「その理由は女性が補助金の詐取をしようとしたから」などと指摘する回覧板を町内会に回したとして、当時の副会長だった男性が名誉毀損罪で起訴されていた。

女性によれば、回覧によって社会的評価を低下させられたと認められた。男性は回覧の事実は認めたものの、故意ではなかったとして無罪主張していたが、判決は名誉毀損の可能性を認識しながら回覧を回したとした。

●「小さな事件」でも起訴、有罪判決に持ち込んだ

女性が会長に就任した2020年6月、降雨対策のために土のう積みを実施したところ、男性から協力を得られず、「会長が女だから」などと差別的な言葉を向けられたという。

町内会の混乱を避けるため、女性が6月20日に辞任すると、7月2日には女性について「虚偽申告による補助金の不正取得が疑われた」とする事実とは異なる内容の回覧を町内会(会員約30戸)に配布した。

(中略)

この回覧によって、女性はこれまで仲良くしていた住民らからも避けられ、会合に呼ばれないなどの「村八分」をうけたとして、意見陳述で「この地で親の代から長年過して形成された人間関係、生活基盤が根本から破壊された」と被害を訴えた。
(以下略)

町内会で「ウソの回覧板」回して村八分、住民男性が「名誉毀損」で有罪
弁護士ドットコム 2022年04月14日 13時18分 より引用

現代の嫌がらせの特徴

 流石に胸を刺されたとか、愛犬の餌に毒を盛られたとか、完全に違法行為に当たるものは別です。これは現行法でも警察が取り締まれますから。
 やや周南や愛媛の件について書いておくと、地方で人の出入りが少ない地域では、住民のメンバー固定の為、トラブルで人間関係にしこりが残ると、そのしこりが更なるトラブルの元になります。
 その事を懸念する警察が、明らかに犯罪行為に当たるものでも、敢えて見て見ぬふりをする事があります。
 周南で殺人未遂相当の事件を地元警察がなかった事として処理したのはそうした理由です。
 この辺も問題があるので、変えていく必要があるのでしょう。
 また、地方都市でも、大都市のベッドタウンであるとか、都市化がかなり進んでいる地域ではなく、人の出入りが少ない地方都市の場合、土地の有力者の方が警察より力を持っている事も多く、土地の有力者にそっぽを向かれると、警察ですらまともに機能しなくなるところもあるとされます(住民が警察の活動に一切協力しなくなるせいです)。
 これに関しても、流石に違う話になりますので、除外します。
 ここから本題に入りますが、現代の嫌がらせの特徴は、『人と何か違う人がいたら、法律に触れない程度で、みんなで総いじめする』という形が取られます。自宅の前でわざわざ車やバイクのエンジンをふかす、玄関前で執拗に突っ立って外に出にくいようにする、中傷する言葉を怒鳴りつける、睨みつける、宅配便が届くとわざわざ寄ってきて中傷してくる。そしてお決まりの事実無根のデマを拡散させる。
 愛媛のケースでは『濡れ衣を着せられて職場や消防に通報された』とありますが、これは創価学会の嫌がらせの手口としても有名ですよね。勤め先の店に『被害者を辞めさせないと店を利用しない』と電話を掛ける、被害者が散歩やウォーキングを日課で行っていると、被害者の出没時間帯に、被害者の出没地域で不審者が出たと警察に虚偽通報をして、地域防犯が起動させて、被害者を不審人物と勘違いした人達が怪訝な目で見たり、そのような人間と思い込んで監視の目を強める形で、嫌がらせに悪用する。学会員が会社に事実無根のデマを吹き込んで、会社側が昇進や昇任の停止を決定したような酷いケースもあったと言われています。その他、被害者がミスをしたと勤め先に虚偽のクレームを入れて、評価を下げるような下衆な行為もしてくるみたいですね。
 それ以外だと、これは創価学会の嫌がらせの手口として有名なものですが、学会員が、実際に自分が受けた嫌がらせ被害や近隣トラブル、騒音トラブルを、被害者に浴びせる、というものもあります。当然ですが、自分が被害者なんですから、警察に相談した時の対応、役所に相談した時の対応、役所の無料法律相談で弁護士に相談した時の話、全て知っているわけです。警察や行政、法律では対応できなかったものであれば、嫌がらせとして実行して、被害者に打てる手がない事を知っているわけですから、それを承知の上で、自分が受けた被害と全く同じ事をやるわけです。
 言い換えれば、火のないところに煙を立てて、わざわざ、嫌がらせ被害や近隣トラブル、騒音トラブルを引き起こしているという事です。
 また、学会員は、建設業が多い関係から、建物の構造に詳しい人間も多いわけです。集合住宅で長い事暮らしている関係で、自分が暮らしている集合住宅の事を熟知している学会員も当然います。それを利用して、音の伝わり方がその建物だとどうなっているのかを知った上で、被害者宅に騒音被害が発生するよう、計算して嫌がらせを働く。例えば、壁に洗濯機を押し付けて、振動が壁や床伝いに被害者宅に伝わるように故意に小細工して、嫌がらせも兼ねて、洗濯機を使用するわけです。幼い子供がいる家庭では、当然、子供は遊びますし、暴れるわけですが、故意に注意しない事で、激しく暴れさせて騒音を出す、床に物を落とさせる、床をどんどん叩かせたりして、騒音被害を発生させる。それでいて、故意じゃない、被害妄想だと言い張るわけです。洗濯機に関しては、洗濯機がじかに壁についていなくとも、振動が伝わるように小細工すればよいわけですから、例えば、被害者が怒って管理会社に連絡し、管理会社の人間が訪れた時には、その小細工を取り払い、壁についていないところを見せた上で、「被害者の被害妄想なんじゃないんですか?」と平然と言い放つような卑劣で陰湿な事も、学会員であれば平気でやります。それ以外にも、例えば、家と家との間隔が狭いところで、その家のドアや引き戸を思い切り閉めると、突然、鋭く重い音が出るような構造になっているのを利用して、被害者がもっとも騒音被害が強く出る部屋にいる時を見計らって、わざと思い切りドアや引き戸を閉めて、被害者に被害を与えるような事もします。この種の被害の場合、急に鋭く重い音がして驚く点に特徴がある為、心臓にダメージを与え、実際、被害に遭い続けた人が、検査の際に心臓が引っ掛かったケース等も存在しています。
 学会員達が本当に卑劣で、陰湿だと思うのは、この種の嫌がらせを被害者に気付かれても、ずっとやり続ける事で、その被害が発生している状態が平常であり、故意に行われているものではなく、被害者が被害妄想を抱いているだけだと思い込ませようとするという、いわゆるガスライティングの手口で犯行を隠そうするケースもあるという点です。被害者が堪えかねて転居するか、病気になって死ぬかすれば、それら嫌がらせを止めて、次の転居者が来た時には被害は消えている為、被害者の被害妄想だった事にして加害行為を隠蔽する事も可能なんです。
 今、創価学会の話を出しましたが、こうした嫌がらせは、当然、徒党を組んだ住民軍団による組織的な嫌がらせとしても行われるわけで、現に京都府の道路族住民達が引き起こした嫌がらせ事件などは、手口のかなりが創価学会の手口と共通しており、住民グループの犯行なのか、本当は創価学会の犯行なのか、見分けがつきにくいところまで来ています。
 山形県新庄市のケースを例として出しましたが、こんな感じで、近隣トラブル、大人のいじめや騒音被害系の嫌がらせは、被害者の自殺や、被害者世帯の一家心中、無理心中を誘発します。
 非常に深刻な問題なのです。
 今まで、この種の問題を法規制すると、はっきり言えば、学会員が逮捕される為、また、創価学会が組織的に嫌がらせを働く事が不可能になる為、被害者救済法でマインドコントロールという言葉が最後まで入らなかった問題と同様、創価学会が原因で、規制法が作られずに来ました。
 しかし、その事が原因で、どんどんこの種の「法規制のない嫌がらせ」を好んで使う個人や、住民グループが組織的に働く嫌がらせの手口として積極的に用いるように変化してきた為、被害者数がどんどん増えていて、事態の収拾がつかないところにまで至っています。

実行犯達は何者なのか

 このようないじめ、嫌がらせを働く人間達は、私から見て、明らかに精神を病んでいると考えられます。仮に精神障害の類でないとしても、精神異常者としか思えません。
 本当の脅威は、このような異常ないじめ、嫌がらせに手を染めている人間達が、表向きは、精神面に何らの異常もない、健常者であるかのように振る舞っていて、ごく普通に生活しているのだという恐ろしい現実がある事です。
 精神障害の発症率は非常に高いですし、また、サイコパスの発生率も、非常に高いと言われています。
 反社会性人格障害を発症している人の割合は、男性約3%、女性約1%程度の割合だそうです(反社会性パーソナリティ障害とは?特徴や5つのタイプ、原因、診断基準、周りの人の対処法を紹介します)。
 意外と高い割合で存在している為、異常性の強い嫌がらせやいじめは、恐らくこの種の精神障害者達の仕業ではないのかと考えられます。
 創価学会のようなカルト教団による組織的なケースを除けば、この種の人格障害を病んでいる者達が、地域住民達のリーダー格となる形で地域住民達を組織し、従えて、嫌がらせやいじめを実行しているのではないか。
 また、集団心理が巧みに利用されて、参加しないと自分が嫌がらせやいじめの標的にされる、従わないと何をされるかわからないと、健常者の住民達が考えて、それでこの種のいじめ、嫌がらせに参加させられている構図があるのではないかとも考えられます。
 この辺の領域は現代のいじめ問題と関わってきますが、日本では長い間、学校のいじめ問題をきちんと取り扱わず、いじめの加害児童には何も問題がなく、問題があるのは被害児童であるかのような言動が繰り返され、加害児童の問題が無視されるか、軽視される傾向が見られました。
 この話をご覧ください。

(**)いじめ加害者の予後
日本では、これまでいじめの加害と非行や犯罪との関連性の有無は全く問題視されてきておらず、いじめ加害の攻撃性や犯罪性を一過性のものと見なす傾向が高い。よって、こうした研究は今のところわが国には存在しておらず、今後の調査研究が期待されるところである。

・小学校2年生でいじめの加害者だと認定された男子は、24歳の時、犯罪者になっている確率が、そうでない男子より6倍高い。さらに30歳の時点では、そうでなかった人の2倍近くも深刻な犯罪をしていた(Olweus,1991)。

・8歳の時に攻撃的な男子は、大人になってから何らかの犯罪者になる確率が高く、さらに大学を終えたり就労したりすることが困難である(Eron,1987)。

いじめの加害者だった女子は、母親になった時に虐待を行うことが多く、その子どももいじめの加害者になることが多い(Eron,1987)。(いじめの世代間連鎖)

よくあるお話 ときめき坂メンタルクリニック より引用

 いじめの加害児童達には、問題がないどころか、大人になった時に犯罪者になっている確率が、一般の児童と比較して非常に高い事がわかっているのです。
 つまりこういう事なんです。
 小中高校の学校時代にいじめを見つかって、そのような児童として、その児童に見合った矯正プログラム等を受けさせなかった結果、人格が何も矯正されずに大人になり、結果として、大人になって以降も、陰湿ないじめや嫌がらせを働き続ける人間になっている。
 当然ですが、大人になっているわけですから、知能が高かったり、ずる賢かったりすれば、いじめや嫌がらせの内容はより陰湿に、より卑劣になりますし、隠そうともしますから、第三者や外部からはいじめや嫌がらせの事実に気付きにくい事になります。
 その結果が、「法に触れない程度の嫌がらせ」を働く悪質な嫌がらせ行為の多発して現れているのではないか、という事なのです。
 国による子供のいじめ対策の失敗が原因で、そのツケが大人に回ってきているという事です。

早急に取締法を作るべきです

 上述の理由により、現在、法規制の対象外となっているこれら悪質な嫌がらせ、いじめに該当する行為を、禁止し、罰する法律を作るべきです。