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朝ごはんは一汁一菜。味噌汁作りにパルシステムの「有機野菜セット」を活用する。

「一汁一菜」の考え方が、自分はすごく好きです。

我が家の朝食は、ごはん(五分づき米)、具沢山の味噌汁、納豆。

一汁一菜とは、ごはんを中心とした汁と菜(おかず)。
その原点を「ご飯、味噌汁、漬物」とする食事の型です。

有名な本だと、土井善晴先生の「一汁一菜でよいという提案」。

ご飯と味噌汁だけでも十分だし、塩気が必要なら漬物の代わりに味噌を添える。それだけでいいそうです。

一汁一菜とは、ただの「和食献立のすすめ」ではありません。
一汁一菜という「システム」であり、「思想」であり、「美学」であり、日本人としての「生き方」だと思います。

「一汁一菜でよいという提案」P10

今回は、試行錯誤の末にたどり着いた、我が家の朝ごはんを紹介します。


三食を必死に作っていた離乳食期に、救われた言葉。

子どもは現在1歳11ヶ月。離乳食期が終わり、大人とほぼ同じものを食べられるように。スプーンが上達して後片付けも楽になりましたが…

三食を必死にこなしていた離乳食期は、心が毎日折れそうでした。
さっき食べたばかりなのに、またごはんを用意しなきゃ…の繰り返し。作って、掃除して、洗い物をして。一日中台所に立っている感じ。

でも、この言葉を見て「あともう少し、がんばってみよう」って前を向けたことを思い出しました。

食べ終われば、後片付けをして掃除する。ほっと一息ついて、他の用事を済ませてしばらくすれば、また次のご飯の準備がはじまる。また料理して、食べる。そして片付ける。

翌朝起きれば、また朝ご飯を作って、食べる。

この毎日の繰り返しが「人間の暮らし」であり、その意味は、やがてそれぞれ美しいかたちとなって、家族である人間のそれぞれに現れてくるものと信じます。

人生とは、食べるために人と関わり、働き、料理して、食べさせ、伝え(教育)、家族を育て、命をつなぐことです。

「一汁一菜でよいという提案」P37

大変だけど、地味だけど、私が今毎日やっていることは、決して無駄じゃない。きっと未来につながるんだ、って力をもらいました。(ほろり) 

本書は一汁一菜の定番本でありますが、こういった家庭料理における考え方が載っているところがすごく好きで、読み直す度に学びがあります。
一汁一菜について一冊読んでみたい、という方にはぜひおすすめしたいです。

我が家の一汁一菜は、朝だけ。

土井先生は三食を一汁一菜にしても構わない、と言っています。

ということで色々試したのですが、一番しっくりきたのは、朝の1回だけにすることです。

というのも、食事にお楽しみ要素がほしくなるのです。特に夜ごはんは、あれもこれも食べたい、という反動が起きやすくなりました。

結局スーパーへ大人用に半額のお惣菜を買いに行ったり、ジャンクなものが食べたくなったりとか。

それはそれでいいのですが、出費も高くつくし、夜は夜で別の定番を作る方が合っているかな?と考えて試行錯誤中です。(例えばミールキットなど)

前回紹介した本「子どもこんだて」(幕内秀夫)も、朝は一汁一菜、夜ごはんにお楽しみ要素を入れることを勧めています。
その代わり、朝食と昼食、おやつはかなりシンプルです。私はこの方針が自分に一番合っていました。

パルシステムの「有機野菜セット」で入れる野菜も迷わない。

最近試してよかったのが、味噌汁の具材をパルシステムの「おまかせ有機野菜セット」で構成することです。

有機野菜が8品セットで1650円(税込)なので結構お得だと思います。
ちなみに5品1078円もあります。

自分で具材を選ぶと偏りがちだったのが、旬の野菜がくるので野菜選びに迷わないのがすごくいい。
量があるので、スーパーで野菜を買い足すこともほぼなくなりました。

野菜ミックスにして一食分ずつ冷凍。包丁とまな板いらずで出来立てを食べられる。

商品が届いたら一気に切って(ここはがんばる笑)、野菜ミックスにして一食分ずつ冷凍。
これで常時何種類もの野菜を摂れることになります。

ついでにおやつ用のサツマイモを蒸したり、人参などの根菜は下茹でして、すぐに使えるように。

こうしておくと、作る度に包丁とまな板を使わないので、洗い物が格段に楽になりました。

あとは煮て味噌をとくだけなので作るのも簡単。

いつも琺瑯の小鍋「持ち手付ストッカー丸型L」で、家族3人で1~2日で食べ切れる量を作っているのですが、作るのが楽なのでほぼ毎朝できたてを食べています。

ただ、寝起きで即食べたがる時期があったり、翌朝バタバタしそうなときは、前の晩に作っておいたり。出来立てにこだわりすぎないようにしています。

大量に作る方法も何度か試しましたが、早く食べなきゃと焦ったりして…作り置きの在庫管理が自分には向いていませんでした。
今のところ、この方法が一番しっくりきています。

味噌汁を具沢山にすればおかずを兼ねるものになる。

野菜ミックスの他に入れるものは、魚や豆腐などのタンパク質。
私は「まごわやさしい」を意識して、きのこ、海藻も一週間のバランスを見て(気分で)入れています。

魚、豆腐、野菜、海藻などを時々に応じて汁に入れ、発酵食品の味噌で味つけます。
肉を少量入れてもいいでしょう。
血肉骨を作るタンパク質や、脂質、身体の機能を整えるビタミン、ミネラル(カルシウムなど)を含む食材を具とします。

「一汁一菜でよいという提案」P50

これで具沢山味噌汁の完成です!

お米は五分づきや、雑穀を混ぜたり。

お米は「かもしか道具店」の「ごはんの鍋」で炊いています。
電子レンジで温められて、そのまま冷蔵庫で保存できるのでお気に入り。

お米は最近、白米から五分づき米に変えました。
五分づきは幕内秀夫先生がすすめていて、玄米より大人も子どもも食べやすく、栄養価が高くて、いいバランスだと思います。
スーパーにはないので、ふるさと納税で入手しています。

いちばんおすすめしたいのは五分づき米です。
ある程度食べやすいので、長つづきしやすいと思います。

それでも抵抗があるという人は、七分づき米や胚芽米を。色も食べた感じも白米にとても似ているので、黙っていれば気づかないくらいです。

分づき米や胚芽米は炊飯器でも炊けるので、お母さんにとっても便利です。

子どもこんだて」P112

それまでは白米に雑穀を混ぜていました。よく使うのは「はくばく」のもの。あと、大戸屋の五穀ご飯がかなり好きみたいです。

食べる量が減らないか、お通じはどうか、子どもの様子を見ながら試していきました。

朝のタンパク質は納豆を定番に。

そして納豆を朝の定番にしています。
多少こぼしたりはしますが、片付けの大変さよりも食べてくれる方が気持ちが楽でした。

納豆に混ぜると食べてくれる野菜があったので、開拓の余地もありそうです。

大人と子どもの食事を一緒にして、固定メニューにしたら献立を考える必要もなくなりました。

ということで、試行錯誤の末、朝食作りの負担を極力減らし、心のダメージを受けることもなくなった…という体験談でした。笑
毎日を、少しでも笑顔で過ごすために。ここに辿り着くまでに1年かかっていますが…ちょっとずーつ!前進です。


【☞次回予告】孤食をどう考えるか。好きなものをそれぞれ食べてハッピーなミニマリスト家族。

次回は、子どもの孤食をどう考えるか、について。
いつも「その発想はなかった!」と思わされる、私の好きなミニマリストの方を紹介します。

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