祝！２１世紀枠甲子園初出場

オードリー・タン台湾ＩＴ大臣は天才だ。明日朝がタイムリミットの問題が夜遅くなっても解決しない時は眠ってしまうそうだ。なぜなら睡眠中に必ず答えが見つかるからである。確かに長いこと悩んでいた仕事の課題を夢の中で啓示を得たことが数回あったように思うし、人間の脳は寝ている間に一日の出来事を情報整理するが、毎回その日の内に解を出すのは信じられない。

｢英雄を必要とする国が不幸なのだ｣を思いついたのも夢中だった。夢の中でネタを得るクリエーターさんも多いだろう。「モンマルトルの一見さん」で取り上げた庄野真代の逸話が面白い。夢の中で何度も名曲が出来ているのに起きたらそのメロディーを忘れているそうだ。紙と鉛筆を枕元に置いて何とかメモすることに成功して喜んで起きたら「ラララ」しか書いてなかった。

夢は不思議だ。行ったこともない世界がまるで舞台化されるように同じ夢を見るが、よく口ずさんでいた風の「あなたへ」が頭の中で鳴り幸福に満たされて目が覚めた。記憶にないパターンで、今さら何で？と怪訝に思ったが、はたと思い当たる。「時間よ止まれど金縛り」に描いたソフトボール部しかなかった我が母校が、数日前に２１世紀枠で甲子園初出場が決まっていた。

野球部がないのは元女子高だったからで大先輩に瀬戸内寂聴がいる。他には漫画「地球へ…」の竹宮惠子しか知らなかったが、今回調べてると大好きな「俺たちの旅」シリーズの脚本を担当した鎌田敏夫もいて感激する。物理の先生が「がきデカ」にそっくり「死刑」を連発していたので、連れに話すと山上たつひこが定時制に通っていた噂が本当と盛り上がったのも懐かしい。

南のライバル校も２１世紀枠で出場していたからあり得るとは思っていたが県４強の実力でまさかだ。県内屈指の進学校でグラウンド狭く選手１２人が選考理由も、「続生まれもスダチも徳島」に書いた吉野川河川敷グラウンドはどうなったのだろう。風の「あなたへ」の思い出は書こうと思っていたがこんなに膨らむとは。本題は「続・祝！２１世紀枠甲子園初出場」に記す。

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