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【大和製作所】代表 藤井薫が語る60歳からの学び直し~第1回 宝物はあなたの中に眠っている~


人から見たらくだらない事でも『情熱』があれば、それはあなたの宝物

2023年12月30日、満75歳の私、藤井薫が、今まで命がけで一生懸命生きてきた中で見つけてきたことを人生の少し先輩として、あなたに共有したいと思います。

あなたにはすでに、素晴らしい宝物が与えられている事に気づいていますか?

その宝物は、顔や指紋が1人ひとり全く異なるように、世界で2つと同じものはないのです。ところが、ほとんどの人たちは自分が持っている素晴らしい宝物の存在に気づかないで、貴重な人生を終えているような気がします。

ではその宝物を見つけるためにはどうすればいいのでしょうか。 それは、熱中できる対象、あなたの「情熱」を傾けられる何かを見つけることです。
小さなことでもかまいません。人から見たら、くだらないというようなことでもかまわないのです。


得意が自信に繋がる

 もし、私が小学校4年生のときに、お袋にそろばん塾に通わせてもらっていなかったら、小学校5、6年の頃、模型飛行機作りに熱中していなかったら、今の私はなかったかも知れません。

そろばんで数学が得意になったことがその後の人生のすべてに自信を持たせてくれましたし、模型飛行機作りは、時間を忘れるような楽しい作業で私に集中力を与えてくれました。

幼い頃は、来る日も、来る日も、飛行機のことを考え、模型飛行機作りに熱中したことを今でもハッキリ覚えています。

移り変わる興味 増す情熱

今までの人生を振り返ってみると、その時々で、熱中できる対象が次々と変わったことに気がつきます。

幼い頃はそろばんと模型飛行機作りに明け暮れました。
20歳代のころは、機械設計に熱中しました。
30歳代には、会社を立ち上げ、製麺機の開発、販売に熱中し、徹夜が当たり前のような日々でした。
40歳代は、麺以外の新しい食品機械の開発に挑戦し、苦手であった販売の勉強とあわせて、繁盛店を作るための研究に熱中しました。
50歳代は、直営店を作り、うどん学校、ラーメン学校、そば学校を開校し、マーケティングとマネジメントの勉強に熱中しました。
60歳代になってからは、大和麺学校と経営講義、本の出版を通じて、生徒さん、お客さま1人ひとりの人生の成功ストーリー作りのお手伝いに熱中しています。

そして、68歳になった頃には、昔は人前で話すことがとても苦手だったのに麺学校や講演等でこれまで学んできたことを多くの皆さんにお伝えすることに非常に興味が湧いています。それは国内の生徒さんだけでなく、海外の生徒さんに英語で直接教えることも同様に、たいへん興味を覚えるようになりました。

75歳になった現在では、お客様のニーズに沿った最高品質のモノ作りを目指し、新たな商品開発に取り組む事に情熱を燃やしています。そして、より時代に適した最新の情報をお届けすべく、メディアカンパニーになる事を決意。さらには、本格的グローバル化を進め、海外拠点の展開等も含めて世界規模でお客様のサポートをしていきたいと考えています。

私の場合は興味の対象が年代順に徐々に変わってきましたが、その中で一番長く興味を持ち続けているのは、麺に関することです。

製麺機の製造からはじまり、麺に携わってから48年、今もなお、いや、これまでに増してますます情熱を傾け続けています。そうして、物事に情熱を傾けた結果、成果はさまざまな分野で出ました。

失敗から見出した『使命』

麺類の製造・販売を行う関連会社「讃匠」で販売している讃岐うどんは、おかげさまで史上初の12年連続で、楽天市場でグルメ大賞を受賞しました。また、大和麺学校がさまざまなメディアで取り上げられ、受講生の人数も毎年増えています。

そして、学校を卒業した生徒さんやユーザー様の中から、食ベログの上位にランキングされるなど、評判を呼ぶ成功店がたくさん生まれています。麺学校も最初の頃は成果が出ていなかったのですが、うどん学校は23年間、ラーメン学校は18年間、日々継続して進化し続けてきたおかげで、麺業界、飲食業界でも名前が通るようになりました。

こうして長年、いろんなことに取り組み、たくさんの失敗を繰り返した結果、自分自身の得意な分野、取り組むべき分野と、自分の「使命」といえるものが何か、明確に分かってきました。

失敗は成功の糧

私の知識の多くは本から得ていますが、もし、本を読むだけで終わり、なにも行動していなかったら、決して分からなかったことです。本を読むことはとても大切です。でも本を読むこと以上に、行動に移すことが重要なのです。

行動に移し、失敗しながら、失敗の原因を確認して初めて得意な事と苦手なことが分かるようになります。早いうちから小さい失敗をたくさん経験することが、自分の得意分野を見つける近道だと思います。

ここでは、皆さんがすでに、自分の中にある宝物を見つけるための心得を掲載していきます。その中で、少しでも心に響くものがあれば、ぜひ、毎日声を出して読んでみてください。もちろん、1つでもかまいません。
きっと、あなたの中に眠る宝物が目を覚ますはずです。


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