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外出したい、でも今日は介護で出られない・・・

先日、勤労感謝の日家にずーと引きこもっておりました。雨が終日振っていたからです。そんな中、家に長時間いたり、外出の機会があまりない高齢者やそのご家族について考えました。

心身状態の衰えた独居老人はもとより、家族介護をされていて介護者も家に常駐せざるを得ない事もあります。

私が介護施設だけでなく、訪問介護や、ケアマネージャーとして在宅の介護も経験した事も踏まえて、ご本人やご家族が家に常駐する事への影響をお伝えできればと思います。

1.いづれにせよ、一日家にいる事は弊害が多い

ご本人にとってはまず、社会性が失われます。気分転換もしにくいでしょう。ADL、身体機能も低下します。それによりQOLも低下していくかもしれません。

家事等をして少なからず身体を動かしていれば良いですが、臥床時間が増えたりする事により廃用症候群(生活不活発病)も誘発するリスクもあります。

2.本人が良くても家族は大変 

では、元々の性格やタイプにより、家に引きこもっておりたい方も当然おります。しかも身体機能の衰えにより拍車がかかります。
 
それらの方までが引きこもりが弊害かと、問うとそうではないでしょう。
自尊心を満たし、住み慣れた家や部屋であまり人とも会わずに予後を過ごせるのですから。

しかしこれが家族介護ならば、家族は大変です。要介護者の状態にもよりますが、一人に出来ない場合も往々にしてあるでしょう。例えば認知症を患っている場合等です。

中々外出出来ない為、リフレッシュ出来る時間もあまりなく、ストレス過多になる事も否めません。

3.上手く自費サービス(介護保険外)も活用

ご家族と同居している場合は、主にご家族が介護者となるでしょう。何度もお伝えしているように、ご家族も外に中々出る事が出来なかったりするものです。心配で家を容易に空ける事が出来ないからです。
 
小さい、お子さんがいる家庭のママさん等も同じような悩みがあります。私も、子供が出来てからこれは実感しました。特に妻は自由気ままに外に出られないという事が多々あるからです。

そうなると介護者も同じです。当り前の事かもしれませんが、これはかなり大変な事です。 
 
今後、介護保険サービスは本人の負担割合もどんどんと上がり、経済的に思うように、ヘルパーに依頼出来ないケースも増えていくと思います。

そもそも要介護度による点数制限で、頼みたい頻度が叶わない事もあるかもしれません。

レスパイトの為にショートステイ(短期入所)の利用もハードルが上がるかもしれません。

対策としては、やはり要介護状態になる前に介護予防を本人とご家族がしっかりと意識する事ですが、要介護状態になってしまっては後の祭りです。

ケアマネージャー等と相談して、介護保険サービスを経済的且つ、本人に最適に使う事は必要ですが、要所要所で自費サービス等を上手く使う事もありだと思います。

あくまで自費なので、より一層経済的ではありませんが、点数や介護保険制度の枠を超えて色々な要望に応えられると思います。

そう考えると、無理やり介護保険サービスの中でご家族が自宅を離れたりするよりかは、費用対効果も良いでしょう。

自費サービスは墓参りの同行や、旅行支援、草むしり等と多岐にわたるサービスがありますが、出来れば、福祉の視点を持った便利屋、御用聞きサービスを選びましょう!

元ヘルパー、元ケアマネの私山崎は見守り、傾聴、身体介護に加えて、雑工事(水漏れ補修パッキン交換、網戸張替え、コーキング打ち直し、シーリング工事等)はその場で承りますよ!福祉の視点を持った便利屋ここにいます(笑)



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