【解説】ハンガリー医学部入試 口頭試験のコツ
ハンガリー医学部の大学入試は筆記試験と口頭試験の二つのパートに分けられています。
この記事では、口頭試験の内容と実例について解説していきます。
こうした方に向けた内容になっています。
注:ここでの入試は「大学(本コース)入試」を指しており、予備コースに入るための試験とは別のものです。
大まかな流れ
筆記試験を終えると、各自が出願した大学の口頭試験の試験官と試験時間が伝えられます。
各大学の基礎科目の教授・助教授クラスが口頭試験を行うことが多いです。
日本の医学部で圧迫面接などの話も聞きますが、ハンガリー医学部の試験官も気さくな人から無愛想な人まで十人十色です。
口頭試験に向けてするべき準備、対応は変わらないので相手の態度に惑わされないようにしましょう。
試験をする部屋に入室すると、基本的に以下のような流れになります。
①と②の内容・長さは試験官によって差があります。
出願時に志望動機書を提出することになるので、それに関連した質問にはある程度備えておきましょう。
例) 医師を目指す理由、なぜハンガリーなのか 等
注:デブレツェン大学は外部(自校の予備コース外)から受験する場合、別日程で大学のキャンパスにて入試を行なっており、また入試科目に物理が含まれます。
生物・化学の口頭試験とその対策
ここからが本題です。
(勉強法の一般論が含まれますが、試験の準備に当たって心がけるべきことなのでご容赦ください)
ハンガリー医学部の口頭試験では「特定のトピックを告げられ、それについて話す形式」で試験が行われます。
学生側がそトピックについて話す中で、試験官がときに質問をするような形です。
トピックの選び方は試験官それぞれで、無造作に告げられることもあれば「好きなトピックについて話して」とか「志望動機書で興味があると書いた科に関するもの」だったりすることもあります。
得意な単元を1つはしっかり準備しておくと色々と心強いです(後に説明します)。
(各大学が所定のトピックリストを公開しているのでまとめました。参考にしてください。)
(この記事もセットになった、現地予備コースが使うBiology勉強用スライドのマガジンはこちら↓)
口頭試験の準備ではこれを意識しましょう。
これは基本中の基本で、大学に入ってからも役に立ちます。
自分で説明していて簡単過ぎる内容でも、指定された内容について順序立てて説明できることを示すのが大事です。
例えば、あなたが今読んだ本の内容を、そのまま他の人に伝えることになった場合を想像してみて下さい。
具体的には「全体のストーリーを踏まえて、理解に必要な単語があれば説明し、それらを組み合わせて説明していく」ことになるはずです。
それではこのテーマを踏まえた上で、試験の例を解説していきます。
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