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91歳の挑戦◇砥部焼の絵付け体験

幾つになっても挑戦を忘れない91歳のばあばは、先日も新たなチャレンジをしました焼き物の絵付け体験です。

愛媛県には砥部焼とべやきと言う焼き物があります。

250年の伝統がある砥部焼は、白磁に藍色の色合いが特徴でシンプルで飽きのこない魅力があります。

その砥部焼を展示販売するイベント「砥部焼まつり」が、松山市内の花園町はなぞのまちで開催されると言う新聞記事を見つけて母が興奮していました。

「あんた、絵付け体験が出来るらしいよ、面白そうじゃねー
とチャレンジする気満々です。

私は母の思いを叶えるべく、早速そのイベントに足を運びました。

<窯元のテントが並ぶ>



砥部焼の窯元およそ30店がお皿やコーヒーカップ、湯飲みや小物など自慢の器を展示販売しています。

ばあばは絵付けのテクニックを吸収しようと熱心に見ていました。

絵付けの体験出来るブースに到着すると、テントの中は人がいっぱいで順番を待つ人の行列が出来ていました。
足腰が弱いばあばに変わって、私が数十分待ちました。
その間、ばあばは郵便局が出しているテントの前で一休み、局員の方と楽しそうにお話していました。


【絵付けの器選び】

まず絵付けする器を選らぶところから始まります。

ばあばは6番のマグカップを選びました。
焼き上がりは素焼きの物より小さくなります。


【絵具と筆と鉛筆】

必要なものは絵具(呉須ごす)と筆と鉛筆のみ

鉛筆で下絵を描いて、絵の具になる2種類の呉須を使って、筆で描きます。
注意しなければいけないのは、呉須を服や手に付けない事、服につくと色が取れません。



【絵付けスタート】


繊細に描くばあば


鉛筆の下絵に色をのせていきます。
筆遣いが難しそう。
鉛筆の下絵は焼き上がると消えます。
ばあばの集中力にはびっくりです


ばあばにためらいはありません


自分のイラストと季節の花バラも描いていました。


ばあばの筆は止まりません





【絵付け終了】

マスク越しの笑顔


マイカップの完成です


焼き上がるのは一ヵ月後です。
どんな作品が出来上がるのか楽しみです。

あんた難しかったわい、素焼きの陶器に描くんはほんと難しい、作家の皆さんは大変じゃー」が母の感想でした。

【毎日がバトル:山田家の女たち】

《何でもチャレンジするんはええことよ》


「筆が長いけんねー自由に動かせんのよ、線を描くんが難しかったわい、試行錯誤でやったけど焼き上がりはどうなるんじゃろか、自分なりに力を注いでやったけん、楽しかったんよ」

「焼き上がりが届くんは一ヵ月後じゃと」

「あんた、何でもチャレンジするんはええことよ、やってよかったわい

母のチャレンジ精神はここ最近特に、拍車がかかっているようです。見習いたいなと思います。


とりどりの砥部焼の皿藍涼し

我家には様々な砥部焼があり、毎日の食事に使っています。窯元や作者によって絵付けは違いますが、どれも白と藍の爽やかな美しさがあって、使って飽きることがありません
夏の暑い時期には、涼感を呼ぶのでお素麺を入れる器としてもよく登場しています。
私たち親子は砥部焼の大ファンです。


最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗

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