昭和の香りが好き
昭和、平成、令和と生きてきた私は何故か「昭和」が好きです。青春時代がそこにあったからかも知れませんが、私にとってこの上なく愛おしい時代です。
人々が同じ方向を目指しながらがむしゃらに生きていて、もちろん様々な矛盾はあるけれど、愛と優しさで懸命に乗り越えていた。
そんな温かさと哀愁を秘めた時代だったように思います。
私が子どもの頃、植木等の「スーダラ節」が大ヒットしていました。昭和の時代を代表する流行歌です。こんな歌詞でした。(※一部省略)
「チョイト一杯のつもりで飲んでいつの間にやらハシゴ酒
気がつきゃホームのベンチでゴロ寝これじゃ身体にいいわきゃないよ
わかっちゃいるけどやめられねぇ
ア ホレ スイスイスーダラダッタ スラスラスイスイスイ~♪」
当時、子どもだった私は何と能天気な歌なんだろうと思っていました。作詞をした青島幸男さんは独自のサラリーマン像を歌詞に込めていたそうです。今、改めて聞くと何故か当時懸命に生きていたサラリーマンの悲哀を感じます。
先日、NHKのSONGSに桑田佳祐さんが出演しているのを見ていて、思いっきり昭和の時代を感じました。音楽が古いと言っているわけではありません。
私が昭和に感じる哀愁があったのです。
新曲の「Soulコブラツイスト~魂の悶絶」を歌っていました。”令和に昭和の時代が生きている”そんな感覚で聞いていました。ヒット曲が目まぐるしく変わり、人気のサウンドが変わっても、桑田さんやサザンの歌には昭和が見える。そんな気がしたのです。
平成は30年と4ヵ月もあったのに、何故か私の中での平成は影が薄いのです。最近は、昭和をとても懐かしく思います。これは私だけの感覚なのかも知れません。
昭和の時代を知らない方たちにとると、面白くないコメントかも知れませんが、人と人が顔を見合わせて語り、少し照れながら、本音をどこかに隠しながら、助け合って高みを目指していた昭和の時代の魂やその香りが懐かしくてたまらないのです。
創業50年を越えた老舗を訪ねると建物から醸し出される空気感なのか、接客のノウハウなのか、愛されて続けた自慢の商品なのか、どこかに、昭和の香りを感じることがあります。そのなんとも言えない昭和の香りが好きなのです。
私は、「私が好きな昭和の香り」をnoteで伝えていけたらいいなと思っています。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《人との会話が深かったと思う》
朝のイラストを描き終えたばあばと。
「私も昭和が好きよ、人情が厚かった、人とのコミュニケーションが今より多かったわい」
「お母さん、植木等さんの歌は」
「スーダラ節、一度聞いたら忘れんわい、面白い歌よ、私は桑田佳祐さんはよう分からんけど、今はユニクロのコマーシャルで見るね、ジーンズを履いて出とるね」
そうです、あの歌が桑田さんの新曲「Soulコブラツイスト~魂の悶絶」です。母の心にも刺さったようです。
【ばあばの俳句】
昭和女子秋ファッションですまし顔
私も母も昭和生まれの女子です。年代は違いますが何故かお互いの価値観がどこか似ています。昭和の時代と一括りにしてもいけないのかも知れませんがそんな気がしています。
親子ですからファッションセンスも似ています。
イラストは秋の装いにスカーフを取り入れて、ちょっとすましている親子です。何だか似ているでしょう。
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