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聞き耳を立てている訳じゃないのに

講演会や舞台の演目が始まる前に、周辺の席で話している人たちの会話が無意識のうちに聞こえてくる事があります。特に聞き耳を立てている訳ではないんですが、耳に届いてくるんです。
そのおしゃべりにくすっと笑ったり、へーって驚いたり、頷いている自分がいるんです。そんなことありませんか。


【講演会の前、後ろの席の人達の会話】

「ねー、ワクチン打った」

「私はもうすぐ2回目なんよ」

「1回目どうじゃった」

「全然、痛なかったわい」

「腕が上がらん人もおるらしいけど、私は何ともなかったんよ」

「よかったねー、ほじゃけど2回目が心配よねー」

「主人と一緒じゃけんねー」

「それは安心じゃねー」

「どーかなー、安心なんは主人の方よ」


【隣のテラス席の3人の女性たちの会話】

「相席させて頂いて、ありがとうございます」

「いえいえ、問題ないですよー」

「私、普段は忙しくってゆっくりできる時間はないんですけど、松山でのビジネスが早く終わって、ほんの少し楽しもうとここに来たんです」

「あら、お忙しいんですねー」

「ええ、私は、福岡から来てるんです」

「まー、大変ですねー」

三人は友達じゃないことが分かりました。
ビジネスで松山に来たと言う人が突然尋ねます。

「あなた達はおいくつですか・・・」

私は驚きました。初対面で年齢を聞くなんて、ちょっと失礼なんじゃないかなと。すると相席になった人は、

「私たちは後期高齢者です」と、はっきりとは答えず上手くかわしていました。

年齢を聞いた女性は「あら、私もそうですのよ後期高齢者」と言ったと思ったら
「本当はおいくつなんですか」と再び年齢を聞いてきました。

聞かれた女性はしばらく考えて「75歳です」と答えました。

「あら、私も同い年ですわ」と再びその女性が答えると

相席の人は「お若くみえますねー、ほんとお若いわ」と、とても感じよくリアクションしていました。私はその対応にエア拍手を送りました。


【バス待ちの隣のベンチの会話】

「去年の2月に、娘がアメリカで出産してね、初孫に会いに行こうと思とったんよ、そしたらこのコロナでしょう、それで1年半も会うてないんよ」

「航空券も、キャンセルしたんじゃろ、大変じゃったねー」

「ほーなんよ、結局二回もキャンセルしたんよ、そろそろ落ち着いたかと思て、もう一回購入したんじゃけど、今度は変異株じゃろう、たまらんわい」

「早よ、孫の顔が見たいわいねー」

「孫の顔はね、スカイプで見よんよ、娘と話す時に見せてくれるけんね、どんどん大きなってねー、ほんと、子どもの成長は早いわい、スマホの写真見せよか・・・

この時、私は思わずスマホを覗き込みたい気分になりました。


私は聞き耳を立てている訳では無いんですよ、話が耳に届いてくるだけなんです。何気なく聞こえてくる会話がnoteの投稿にはうれしいんですよね。
なので今日は記事に書かせていただきました。


【毎日がバトル:山田家の女たち】

《聞くつもりがなくても、耳にはいってくらい》


ベッドでリラックスしているばあばとの会話です。

「バスの中なんかも、お年寄りは大きな声で話よるよ、聞くつもり無くても耳に入ってくるんよ、まー、最近はマスクしとるけんねー、ちょっと少なくなってきたけど」

「バスの中は、余計に聞きやすいよねー」

「ソーシャルディスタンスとっとっても、聞こえるけんねー」

「どんな話しよる・・・」

「仲がいい人同士が、個人的な家庭の事を話よらい

私だけではなく、母も同じような経験をしているようです。会話は聞かれても大丈夫な話をするようにしておかなくては


【ばあばの俳句】


露天湯に疲れ癒して夏涼し


母は温泉が大好きです。自然の風を感じながら入る露天風呂の癒しは最高だと言っています。最近は出掛ける機会が少なくなりましたが、以前東京にしばらく滞在していた時に妹家族とよく通った「東京お台場大江戸温泉物語」が9月に営業を終了すると聞いて、懐かしんでこの句を詠みました。



露天風呂がある温泉施設は最高ですね。露天風呂派の私は、湯布院のホテルで入った乳白色の露天風呂が忘れられません。父と行った旅の思い出につながります。


▽「ばあばの俳句」「毎日がバトル:山田家の女たち」と20時前後には「フリートークでこんばんは」も音声配信しています。お聞きいただければとても嬉しいです。

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私のアルバムの中の写真から

また明日お会いしましょう。💗



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