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私が子どもだった頃◇給食あれこれ

小学校近くを通っていると、どこからともなく給食の香りが漂ってきて、なんとも懐かしい気持ちになった事がありました。様々な種類の野菜を煮ている、給食ならではの独特な香りです。

小学生時代の楽しみの一つだった学校給食の思い出は尽きることがありません

「給食の時間は静かに食べましょう」と言われているのに、同じグループの向かい合わせで食べていた男の子があまりにも面白い事を言うので、私は思いっきり吹いて、飲んでいたミルクをそこらじゅうに飛び散らかしたことを思い出しました。その時は、恥ずかしくってたまりませんでしたが、今から振り返ると楽しい給食の思い出のひとコマです。

学校給食で初めて知った食べ物もいろいろあります。

私はスーパーマーケットで何本かセットになっている魚肉ソーセージを思わず買ってしまいます。魚肉ソーセージが給食で好きになったのです。包装しているビニールがうまく剥がせませんでしたが、剥がし終えた後に、クラスメートと比べっこしていたのを思い出します。

時々無性に食べたくなるのが、鯨の竜田揚げです。ちょっと固めのあの歯ごたえと、甘辛さ、きつめの生姜の香りは癖になる味でした。

毎日毎日食べていて飽きてしまっていたコッペパンは食べ残しをこっそりちり紙に包んで、ランドセルに忍ばせて持って帰っていました。夏場は家に帰ると、乾いてカチコチになっていて、パン屑がランドセルの中にバラバラ散って、中を掃除するのが大変でした。

給食当番も懐かしい思い出です。エプロンに三角巾をして、給食室まで取りに行っていましたが、低学年の時は、アルミのケースが重くて、二人がかりで運んでいた記憶があります。好きな子と当番になると嬉しかったものです。

子どもたちに人気のメニューは決まっていて、カレーや、唐揚げ、中華ソバ、マカロニサラダは、お代わりをする子どもたちが多かった記憶があります。

私は時々しか食べられなかった、食パンとチョコレートのクリームが大好物でした。

揚げパンも好きでした。油っぽくって、手がべとべとしましたが、周囲にまぶしていた、シナモンの香りがとっても良くって、同じコッペパンなのに残さず食べていました。

私の父は小学校の教師をしていましたが、教え子が遊びに来たときに「先生は給食でよくおかわりをしていた」と言っていたのを思い出しました。

学校給食は時代と共に変わってきて、記憶に残るメニューもそれぞれ違っていますが、同じ年代の共通の思い出になっているのは間違いないと思います。

食器はアルマイトからポリプロピレン、そして磁器に、スプーンは先割れスプーンから箸に変わるなど様々な変遷を経て今があるようです。

私の時代は、米飯給食も始まっていなかったし、社員食堂のようなお洒落なメニューもありませんでしたが、私にとって学校給食はこの上なく懐かしい、子どもの時代の思い出です。

給食には、本当にお世話になりました。そのお陰か、私はとても大きく育ちました。


【毎日がバトル:山田家の女たち】


《私は労研饅頭を買いよったんよ》


リビングで母の大好きなデコポンを食べながらの会話です。

「私も、学校給食は懐かしい気がするんよねー」

「えー、お母さんの頃もあったん」

「ようには覚えてないけど、お昼は学校近くの文房具店で、労研饅頭を買いよった記憶はあるんよねー、給食は、なかったんかな・・・、ほじゃけどあんたの参観日には行って見よったけんね・・・・」

「給食は、お母さんたちにとってはありがたかったんじゃろ」

「中学生になってからはお弁当になったけん、それからは大変じゃったわい」

「私にとっての給食は、本当に懐かしい昭和の思い出じゃけど、好き嫌いはあったねー」

母と話していても懐かしくなって、本当はまずかったんですけど脱脂粉乳のミルクがもう一度飲みたくなりました。(笑)


【ばあばの俳句】


お揃いの白服まといすがすがし


白服は夏の季語です。夏にも涼感を呼ぶ白い洋服を着て、すがすがしい気持ちでお出かけをする二人の姿を詠みました。


私たち親子はペアルックでは無いんですけれど、申し合わせてもいないのに出かける時のカラーバリエーションが同じになる時があります。

季節のその日の気候に合わせてコーディネイトしているだけなのですが、本当に不思議です。似た者親子なのかも知れません。


▽「ばあばの俳句」「毎日がバトル:山田家の女たち」と20時前後には「フリートークでこんばんは」も音声配信しています。お聞きいただければとても嬉しいです。

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私のアルバムの中の写真から

また明日お会いしましょう。💗

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