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「書く」ということ

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一文筆業者として…あるいは一私人として、仕事として執筆する原稿からLINEまで…あらゆる「文章を書く」という行為に対し、日々ぼくが想っていることをツラツラ書き殴るコーナーです。
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2024年1月の記事一覧

「。」(句点)について

「。」(句点)について

「。」や「、」の句読点を一切使わない風潮が、
昨今の10〜20代を中心とする若い世代から送信されてくるメールやLINE、およびSNSなどの文面で顕著にみられる──みたいなことが、インターネット上だけではなく既存メディアでも、ちょっとした話題になっています。

そう言われてみれば…つい先日──とある撮影現場で知り合った20代前半のギャル読者モデルから
ぼくのLINEに、以下のような文面が届きました。

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「ヤバい」について

「ヤバい」について

たとえば、「ヤバい」(「やばい」「ヤバイ」)…
という単語は、最近では

「あやしい」
「きびしい」
「びっくりした」
「おもしろい」
「たのしい」
「おいしい」
「かんどうした」

…ほか、さまざまなシチュエーションで使用できる、

「もっとも便利な形容詞」

…の一つとして重宝されています。

【使用例】
・歴史的円安! 1ドル=150円は何がヤバイのか?(※某経済系ネット記事タイトルより抜粋

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「チョイ足し言葉」について

「チョイ足し言葉」について

「おはよう」のあいさつ一つ取っても 、その次に

「きのうは終電間に合った?」
「風邪の調子はどう?」
「雨、大丈夫だった?」

…etc.と、 ちょっとした一言を付け加えるだけでアナタの好感度はグンとアップしますよ──そんな教訓を促すたぐいの記事はネット上でもよく見かけます。いわゆる

「チョイ足し言葉」

…ってヤツですね。

そして、この定則は「会話」だけではなく、メールやLINEといった「

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「赤の!・?」について

「赤の!・?」について

まずは、↓に添付したぼくのLINEのスクリーンショットをご覧になってみてください。

↑は、夜中に某キャバ嬢(24)から送りつけられてきた営業LINEをシカトしてしまった翌日の朝に、ぼくが返したお詫びLINEであります。

LINEなどにおける

「おじさん構文」

…が、ちまたのメディアでもてはやされて、すでに数年が経ちますが…いまだそのふるい分けは健在…どころか、ますますエスカレートしつつある

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「タイトル」について

「タイトル」について

不特定多数に向けて公開する記事やコラムの冒頭に載せる「タイトル(=見出し)」は、近年SEO(※検索エンジンからサイトに訪れる人を増やすことで、Webサイトの成果を向上させること)などとの兼ね合いによって、紙媒体で培われてきた技術的セオリーが必ずしもインターネット媒体では通用しないケースもややあったりしますけど、それが

「本文の概要をわかりやすく伝えるもの」

…であるべきなのは、今も昔も変わりま

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