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【風景写真】みんなのフォトギャラリー【感謝】

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数多ある画像の中から私の写真を選んでいただき誠にありがとうございます。こちらは皆様の記事をまとめたマガジンです。挨拶不要ですので気兼ねなく「みんなのフォトギャラリー」にてご自由に…
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#エッセイ

答えてくれてありがとう

私がまだ20代だったころの話。 高校時代の友人と行った京都会館(ロームシアター京都)のコンサート帰りにそのできごとは起きた。午後9時半過ぎの京阪電車に乗車した。 車内の様子は、会社帰りのサラリーマン、コンサート帰りらしき若者たちが座席を埋め、ドア付近にはまばらに人が立っていた。 コンサートの興奮醒めやらぬなか、席に座った私達は盛り上がっていた。 すると隣の車両から怒鳴り声が聞こえてきて、辺りは騒然となった。 声がする方へ目をやると、60から70代くらいの身なりの汚れた男が

トイレならではの親父の小言?

「ねぇ、あれすごく面白いね!」 イタリア人の友人ととある居酒屋さんで飲んでいたら、友人がはしゃいだ様子でトイレから帰ってきた。 「え?何?なんかあった?」 「これ見て!お店の人が書いたのかな?」 トイレで何やら気になるものを発見したらしい。しかもそれを携帯で撮ってきたようだ。 画像を見せてもらうと、そこには「親父の小言」と書かれたてぬぐいが額に入れて飾られていた。 「あ〜これね」

クルマをお停めください。

だいぶ前のお話し。 とある施設で、窓口業務・電話番・留守番・会計・雑務の様なことをしていた時のこと… ポカポカとあたたかい、春の昼下がり、一本の外線が自席に入ってきた。 男性)あーもしもし?ちょっと道を聞きたいんですけど、いいですかぁ? 私)はい、どうぞ。どちらに行かれるのでしょうか? この時期には、ソレほど観光地でもないこの地にも、結構な頻度で電話での問い合わせがきていた。 目玉となる大型の何かがあるわけではないのだが、少し離れた市町村に観光スポットがあったため、

いつものこと

「カツカレー1つお願いしまーす」 「え?なんだって?」 「カツカレー1つです」 若い女店員と調理場の70くらいの老料理人のやり取りが5席程度の小さな店内に響き渡る。 注文した客は小さく頷き水を飲む。 老料理人にとっては何十年も繰り返してきたいつものやり取り。 とにかく料理を作ることに集中。次の客の注文はなんだ!次はカツカレーだな。 中年客は自分の注文が連呼されたことに少し気恥ずかしさを感じながらも、店員と老料理人のやり取りを聞いて安心しつつ妙に落ち着いた気持ちを覚えた。

僕よ、お疲れ【#69何があってもマイペンライ!】

憧れの人にインタビューをしてきた。 取材が始まる3時間前には現地に到着。ぎりぎりまで近くのカフェで、インタビュー質問案を練っていた。その前には3ヶ月ぶりに美容院へ。少しでもかっこいい自分で勝負したかった。 アイスブレイクで話そうと考えていたことをノートにメモしていたのだが、緊張でそれどころではなかった。 アイスをブレイクできずにインタビューは始まった。けれど気さくな方(イメージ通り!)なので、とてもていねいに話してくれた。いくつか際どい質問もさせてもらったが、嫌な顔1つ

理想の人生思い描いてる?

自分がどうなりたいか そのための行動ができるかは 自分がどれだけ本気なのか 想いの強さで人生は決まる 多くの人は自覚なく あきらめることに慣れすぎている 目覚めている人にとって 現実は簡単に変えられるし ワクワクうずうず感じるもの 進むほどにその喜びが 感じられるようになる #創作大賞2024 #エッセイ部門

木下闇で涼をとる

 今日は気温が上がりましたね。お天気も良かったですし、絶好の行楽日和、おせんたく日和ではありますが、1日中、外にいればめまいを起こしそうな日でもありました。  明日も比較的高い気温、良いお天気となりそうですが、西の方からお天気が崩れていきますね。関東では明日の夜から雨が降りはじめ、月曜日には大降りとなりそうです。  月曜日は、急激に気温が下がるようなので、夏日だった今日をうそのように思うかもしれません。  今の時期、新緑の季節から、うっそうとした緑の季節へと移っていきま

レンタルフレンドエッセイ 無音の時間

「へぇ、レンタル業と演劇の、どこが似てるんですか?」 郊外の公園を散歩しながら、横を歩く依頼者に質問を投げる。 依頼者は演劇を学ぶ芸大生で、よれたフードのパーカーにデニムのスキニーを履いている。質問を受けると思案の顔も「えーと」などの繋ぎもなく、たっぷり5秒、無音を作る。 最初は怖かったその時間を、今は彼女に委ねることができる。 彼女が自身を探索する時間、僕は周囲を見渡す。 公園内の池には花菖蒲の葉が揺れている。 花が咲いたら綺麗だろうなと思った。

白髪発見アラート

どうも西尾です。 4月28日(日)、ゴールデンウィーク2日目になりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。 どこかへ旅行に行かれている方も、お家でのんびりとお過ごしの方も、そしてお仕事という方もいらっしゃると思います。 今日は多くの地域で晴れ間が広がり、お出かけ日和となりそうです。 白髪発見アラート「ヴー!ヴー!」 「白髪発見アラート発令中!白髪発見アラート発令中!」 「ヴー!ヴー!」 「白髪発見アラート発令中!白髪発見アラート発令中!」 いったい何事か!? 突

なけなしの命

最近の僕ときたら、本職の農業がすっかり多忙を極めており、日々を草刈りと動物の世話(変わったことに僕は「きじ」を養殖している。食肉用で、ある程度の日数飼育し、精肉場に卸す)に追われており、さっぱり、自己表現の活動をおざなりにしていたから、久々に文を認めようとしたところで、どのような言葉も、世界も、浮かんではこない。一応、映画や読書は好きだから、寝る前にネトフリで映画を見たり、読書はしたりするのだが、それらのメディアを自分の言葉とするプロセスを怠っていた。僕はここ最近で何一つとし

上司の姿勢

監督職•管理職になりたくないという声は昔から多くあります。 忙しそう、責任が重そう、その割に給料の差がない、そんなイメージで語られています。 監督職•管理職になりたいという人は少ないものの誰かがなることで組織は回っています。 それは生贄のようなものなのでしょうか。 上司であること、監督職•管理職であることは周りの面倒を見る為の人柱ではありません。 今まで行ってきた仕事をより高い次元、長いスパンで実現する為のレベルアップなのです。 負荷を負うのではなく、権限を得ることなのです

改札

つまらない話をおもしろおかしく書くことができれば、文章を書いているものとしては一定の評価をもらえるのではないかと思う。 例えそれがどんなにくだらなくとも、その表現の仕方や盛り上げ方によってどんな感情を抱いたかを相手にうまく伝えたい。 世の中の営業マンは、世間一般的に売れないとするモノを理由こじつけて必死に売っている。要は文章を面白くする努力をするか、しないかだ。 先日の話を一つ。 急いでいた。 本日は11時に名古屋へ行く予定があるのだ。 指定時刻までに到着するには、今から

フリーランスになって良かった事

 シンプルにフリーランスになって良かった事を今回は書いてみたい。今年に入って私はバイトとの掛け持ちをやめて完全フリーランスに舵を切った。それがまあ、今ちょっと私の首を絞める状況となっており、取引先を増やしている最中なのだが、それは愚痴っぽくなってしまうのでフリーランスになって悪かった事として気が向いたら書きたい。  バイトとの掛け持ち時代から少しずつ仕事を受けることが増えていたのだが、時々即日納品をお願いされる場合がある。実を言うと即日納品を少し高めに設定しているのだが、そ

印籠

印籠を出す人は 黄門様で 助けさんで 格さんでなければならない それなのに 世の中 印籠を出すのは 大体悪代官だ 悪代官は成敗されるものだ