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木下闇で涼をとる

 今日は気温が上がりましたね。お天気も良かったですし、絶好の行楽日和、おせんたく日和ではありますが、1日中、外にいればめまいを起こしそうな日でもありました。

 明日も比較的高い気温、良いお天気となりそうですが、西の方からお天気が崩れていきますね。関東では明日の夜から雨が降りはじめ、月曜日には大降りとなりそうです。

 月曜日は、急激に気温が下がるようなので、夏日だった今日をうそのように思うかもしれません。

 今の時期、新緑の季節から、うっそうとした緑の季節へと移っていきます。

 雨が降れば降るほど、植物がうきうきと枝葉をのばしています。

 初夏の風、若葉の香り、さわやかさは、次第に、影が濃く浮き出る雰囲気へと変わっていくでしょう。初夏とはずいぶん様子が変わってしまいます。

 光が強い夏の時期、影が濃く浮き出るようになります。緑がしげれば、冬は見通しの良かった場所も、緑と光のそばで暗闇が育っていきます。

 この暗闇はちょっとした魅力があるでしょうか。

 太陽の光が強く、植物が陽気で、明るい光景であればあるほど、そばで広がる暗闇にふいっと足を踏み入れたくなります。

 暗さを感じるほどの木々の下、地面はしっとりぬれています。頬をかすめる風は、湿っているかもしれません。

 木下闇では、まばゆい光はちょっと遠い。その遠さが心地良いかもしれませんね。

 明るさの中で疲れたら、どうぞ、ほどよい暗さの中で、ゆっくり休んでください。

 

 

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