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あの"時代劇"のオープニングから最高の歌姫やらタイアップなんかを語ってみる?

今回も昔に戻ってからの忖度

私の中では学生時代に見たことがある的な漫画で止まっていましたが、今や日本映画の代表作になっているのですね↓

正直言うと、「るろうに剣心」がここまでの作品に昇華するとは思ってませんでした。映画をあまり観ないこともあり、なおさら私自身の世間知らずを痛感するところです。

しかし、ここは忖度シリーズ、山田(仮名)が観ていない映画の話はしません!

時計の針を1996年に戻して…今回は「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-」の初代オープニングテーマ、JUDY AND MARY「そばかす」を取り上げます。

ハラミちゃんのストリートピアノとプラチナジャズのアレンジをどうぞ↓

やっぱり浮かんでくるあの"歌姫"

ハラミちゃんのストリートピアノを聴くと余計に感じてくるのですが、

ピアノがベースになり、ドラムになり…と置き換わるとあの歌姫のお姿が浮かんできませんか?

CentaurBuzzBass様のベース↓

シングル音源そのままの声をマイクから放ち、可愛さをアピールしながらの圧巻のパフォーマンスを魅せてくれる日本最強クラスの女性ボーカル…JUDY AND MARYのライブ映像を知っていれば簡単に想起できると思います

大人の事情はあれど、よいものは残る典型例

るろうに剣心の世界観と「そばかす」はハッキリ言って全くマッチしていませんが、そのことが逆にアーティストとしてのJUDY AND MARY、そしてボーカルのYUKIの存在を引き立たせてくれたと思います。

私が考えるこの曲の最大の売りは、多感なお年頃の失恋から立ち直る様子を、巧みな歌詞を連ねながら、真逆で絶妙な音色を重ねることで、手の届く共感しやすい世界を生み出したことにあると思います。

ただ、この曲のヒットの過程で"大人の事情"を無視するわけにはいきません。

アニメ版の制作にソニー・ピクチャーズエンタテインメントが関わっていましたから、ソニー・ミュージックエンタテインメントのミュージシャンを使う"大人の事情"があるのは仕方ないと思います。今ですと名探偵コナンビーイングでしょうか。

商業的には毎週このオープニング(38回=38週)が放映されれば、この曲が刷り込まれることはある意味運命づけられたものだったと思います。

結果として、JUDY AND MARY解散に至るまで唯一のオリコン1位獲得シングルであり、唯一のミリオンセラーシングルであったことからも、最大の成功作品の影にるろうに剣心のというPVの存在は無視できないでしょう。

J-POPとアニソンが"共存"する魅力

ただ「そばかす」はその後も快調に音楽界を席巻し、第38回日本レコード大賞 優秀作品賞を受賞するなどJ-POPの王道的な地位を確保していきました。その後に中川翔子、デーモン閣下など様々なアーティストにカバーされたことも、その裏付けと言ってよいでしょう。

一方で、2019年3月1日にソニー・ミュージックエンタテインメントのアニメソング人気投票キャンペーン「平成アニソン大賞」において特別賞(1989年〜1999年)に選出されました。この記事でも使わせていただいておりますがプラチナジャズでアレンジされていることからも、アニソンとしても地位も確立されています。

そうなると、「そばかす」は偉大なロックバンドによる燦然と輝くJ-POPであり、かつ、平成最強のアニソンである名曲と考えた方が良さそうです。

多分、"大人の事情"でバンド再結成はないと思いますが、るろうに剣心を見るたびに、また、YUKIの活躍をみるにつけ、キレイな想い出と共にライブでみせる"あの人"の笑顔はいつでも思い出せる、そんな曲が「そばかす」の魅力だと私は思います。

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