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この曲を知らずしてRPGやファンタジーを語ることなかれ的名作を語る?

ファンタジーの世界観を忖度する?

今回はおおたか静流さんの「Roaming Sheep」の記事になります(確か名義はdidoだったと思います…)。作曲はもちろん植松伸夫さんです。しかし、この曲自体は「ファンタジーIII 悠久の風伝説」に収録されていますが、ゲーム音楽としては登場しません↓

ただ、FF3がクリスタルに導かれて旅に出る光の戦士の話であり、その世界観がピッタリの曲となっています。

おおたか静流さんの公式をどうぞ↓

この曲、どこかで使われてましたか?

はい、この曲自体はファイナルファンタジーVIのCMでも使われていたことがあります。FF6でも有名なシーン、三闘神が暴走するシーンと被せてちょこっとだけ当時します。

本題

歌詞をよーく聴いていただくとわかりますが、

Listen to the <wind> until you can hear the sign
Take a rest on the <earth> , until you can find the key
Bathe yourself in  <water> until your mind soothes again
Here you're by the <fire> , able to warm your heart...

と西洋的なファンタジーの世界(なんとかポッターetc.)でよく見られる風、大地、水、火のイメージを巧みに織り混ぜつつ、神聖な雰囲気を徐々に際立たせる秀逸な作品だと思います。

また、おおたか静流公式でも、楽器に加え、アニメーションによって風、大地、水、火がもつ要素を明示することで、純粋な日本文化だけでは中々想像が難しい魔法の世界観を自然と頭の中に作っていくことができます。

そして、おおたか静流の声が、息づかいが、奏でる音色が、何かを求め迷いながら旅をする羊たちを教え諭す聖母からのメッセージのように、静かに、そして心に響く、そんな曲だと思います。

多分この曲を知っている人って…

おおたか静流さんはノンジャンルの独自の音楽性を追求しているミュージシャンです。ただ、ゲームのイメージ曲を歌ったことがあるのはあまり知られてないと思われます。

ファイナルファンタジーがまさに"ファンタジー"全盛期だった過去を懐かしむのもよし、おおたか静流の世界観に浸るもよし、是非一度は聴いてほしいゲーム音楽の1つだと私は思います。(了)

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