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開業して2ヶ月が経ちます。
2021年、11月8日に開業して、明日で2ヶ月。
江戸時代から320年続いた京都の老舗薬草店を全く関係のない第三者が継いだ、ということで、地元新聞やテレビの取材、掲載、放映があり、予想に反して忙しいスタートとなりました。
カフェのように気楽に入れる、気楽に相談できる薬局を作りたい、と思って開業しましたが、その目的は果たせたのかなぁと感じています。年齢も性別も問わず、様々な方々にご来店いただけて
漢方薬局開局日記⑨ 薬局開設許可申請しました。
本日10月14日、無事薬局開設許可申請することができました。2、3週間後に許可証が発行される予定です。
棚類や小さなところはまだですが、内装、ほぼ出来上がりました。
古民家が好きな設計士さんと、京都の茅葺の里で有名な美山町の大工さんが作ってくださったお店は、木がたくさん使われていて、とても気持ちの良い空間となっています。
オープンまであと3週間ほど。
もう一度to do list を作り直
漢方薬局開局日記⑧ 工事が始まりました。
9月18日、店舗の工事が始まりました。
施工の株式会社木村さん、茅葺の里として有名な美山町から来てくださっています。
毎日出かける前に、薬草茶とお菓子を用意して出かけています。
昨日はこんな感じ。
飲みやすさ重視のブレンドです。
夕方お茶が空になっていると嬉しいです。
インスタグラムのアカウントを作りました。工事の様子はそちらで更新していきます。よろしくお願いいたします。
Insta
薬局の工事の日程が決まり、氏神神社である下鴨神社に清祓(きよはらえ)をしていただくお願いに行ってきました。一歩一歩。
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ヤブランが咲いていました。葉が蘭に似ていて、藪に生えているから藪蘭というそうです。生薬名は大葉麦門冬(たいようばくもんどう)。秋に塊根を水洗いして日干しにしたものです。麦門冬(ばくもんどう)の代用として利用されてきました。滋養強壮、咳止め等に用いられます。
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江戸時代から続く薬草店を引き継ぐことになりました。
始まりは去年の七月。
前々から気になっていた、店の入り口にサルやヘビが飾られ、とても古くて雰囲気のある薬草の店を、思い切って訪れました。
お店の中は、天井から紙袋に入った薬草が吊るしてあり、壁には日本の薬草の名前が書いてある古めかしい箱がずらりと並び、軒下には大きな古い薬の看板、店の奥にはひと際目をひく薬味箪笥が鎮座。
初めてご主人にお会いした日は、当たり障りのないことをお話ししてお店をあと
冬でも青々、カンアオイ(寒葵)。
寒い冬でも青々とした葉のカンアオイ(寒葵)。地元の山を散策している時に見つけました。ウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草です。
麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)に配合されている細辛(さいしん)の根と似ているため、土細辛(どさいしん)という名前もあり、代用品として用いられたこともありますが、香りも薬効も弱く、細辛には及びません。
好奇心からちょっと土を掘って根を見てみたら、細辛のような細
レンギョウから歓喜の音色が聴こえる。
春の花の咲き方には、一気にエネルギーを爆発させるような、勢いを感じます。
レンギョウも黄色いエネルギーを爆発させていました。英名はゴールデン・ベル。春の歓喜の鐘の音が聴こえてくる気がします。
レンギョウは、生薬名も連翹(れんぎょう)。モクセイ科の落葉低小木、レンギョウの果実を用います。
清熱、解毒、排膿、消腫、利尿作用などがあり、喉の痛みを伴うような、熱型の風邪の初期や、慢性鼻炎や蓄膿症、にき
赤い花がモクレン、白い花はハクモクレン。いづれのつぼみも生薬のシンイになります。
(今日は美しいモクレンの花に出会いました。)
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note毎日更新から不定期更新になります。
今日はお知らせです。
読んでくださる方、フォローしてくださる方、そして毎日スキしてくださる方々、ありがとうございます。
おかげさまで100日以上、毎日更新を続けることができました。
自分は生薬のことが好きなんだなぁと改めて感じました。
漢方薬局を開業すると決めたものの、自分に足りないスキルや、出来てないことがだんだん具体的になり、不安はつのるばかり。
不安を解消するには、その原因を一個一
はこべ塩を作ってみた。
春の七草、はこべらとは、はこべのことです。ハコベはカーネーションと同じ、ナデシコ科の植物。よーく見ると花びらに切れ込みがあります。
生薬名は、「はんろう」と言います。利尿、催乳の作用があります。
胃腸病や便秘には、生の葉を絞って飲むか、乾燥させた茎葉を煎じて飲みます。
また生葉の汁をあせもやカミソリ負けの部位に塗る、という利用法もあります。
そして有名なのが、『はこべ塩』です。作り方はいろ
下半身太りは水太り。
上半身は痩せているのに、下半身が太い。これは、水太りのことが多いです。
水は冷たく重い性質があるので、下半身に水が溜まり、太くなります。
体に水が溜まりやすい体質を、東洋医学では痰湿(たんしつ)タイプと言ったりします。
・少し動いただけで汗が出たり、息切れ、動悸する。
・寒がりで暑がりである。
・雨の日や湿度が高いと調子が悪くなる。
・色白、皮膚がやわらかい。
・元気がなく、疲れやすい。
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