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屋久島観光の穴場12選!島民おすすめの絶景スポットや温泉を大公開


みなさん、こんにちは。
元SEのWEBライターとして活動しているマミです!

この春、屋久島に2週間滞在して、屋久島の自然に魅了されました。
世界自然遺産の島「屋久島」には、人工の造形物では味わえない壮大な自然が広がっています。
この記事では、屋久島の大地を体感できるおすすめの観光地をご紹介します。

幻想的な自然を満喫するスポットを巡り、屋久島の自然の恵みを感じていただけると嬉しいです。
また、地元の人から聞いた屋久島の隠れた魅力についても伝えます!

屋久島の絶景を巡る旅

西部林道:ヤクザル・ヤクシカに会える

西部林道は、大川の滝を結んで走る西海岸沿いの林道です。
屋久島に住む固有種「ヤクザル」や「ヤクシカ」を間近で見ることができるスポットです。
豊かな照葉樹に囲まれている道のため、「緑のトンネル」とも呼ばれます。

ここでは、野生の猿が自由に生活しており、毛づくろいをする姿などが見れます。
天気がよく暖かい日には、日向ぼっこをするために多くの猿が姿を現すそうです。
私が訪れた日は寒い雨の日でしたが、想像以上の数の猿がいました!

西部林道は車で走行することができます。
ただし、安全のために車から降りないようにし、野生動物に餌を与えたり触れたりしないように注意してください。

▷住所
 〒891-4201 鹿児島県熊毛郡上屋久町
▷アクセス
 宮之浦港から「永田側西部林道入り口」まで車で約40分
 安房港から「栗生側西部林道入り口」まで約50分
▷料金
 無料
▷屋久島町公式サイト
 https://www.town.yakushima.kagoshima.jp/cust-facility/1430

大川の滝:88mから落ちる水しぶきは圧巻!

大川(おおこ)の滝は屋久島最大級の水量と規模を博しており、「日本の滝百選」にも選ばれています。
この滝の落差はなんと88mにも及び、壮麗な景観が見る者を圧倒させます。

通常は水流が2本に分かれていますが、水量の多い日には1つに合わさり、さらに豪快な風景を楽しめます。
滝つぼの近くに立ち、大迫力の轟音と水しぶきを体感してみてください。

かなり間近で見れるので、私は水しぶきでびしょびしょになりました。
水量が多い日や風が強い日は、濡れ対策としてタオルを持っていくといいかもしれません。

▷住所
 〒891-4409 鹿児島県熊毛郡屋久島町栗生
▷アクセス
 安房港から車で約50分
 宮之浦港から約75分
▷料金
 無料
▷駐車場
 あり。駐車無料。
▷屋久島町公式サイト
 https://www.town.yakushima.kagoshima.jp/cust-facility/1441/

千尋の滝:花崗岩の一枚岩とのコラボが素敵!

千尋(せんぴろ)の滝は、V字谷の中央を約60mの高さから流れます。
滝の左側には花崗岩の一枚岩があり、そのコラボが滝の美しさをさらに引き立たせています。

1人が両手を左右に伸ばした長さを「一尋」といいますが、一枚岩は端から端まで両手を広げて並ぶと千人に及ぶほどに大きいことから、「千尋」と名付けられたようです。

滝には近づけませんが、目の前の橋から眺めることができます。
私が訪れた日は暴風で、まるでスカイダイビング中のような風だったので、風の強い日の持ち物にはご注意ください。

また、周辺一帯には竜人の滝やトローキの滝など、滝のスポットが点在しているので滝巡りも楽しめます。

▷住所
 〒891-4202 鹿児島県熊毛郡屋久島町麦生
▷アクセス
 安房港から車で約23分
 宮之浦港から49分
▷料金
 無料
▷駐車場
 あり。駐車無料。
▷屋久島町公式サイト
 https://www.town.yakushima.kagoshima.jp/cust-facility/1442/

縄文杉:樹齢7200年!屋久島のシンボル

屋久島のシンボルである縄文杉は、推定樹齢7200年を超える巨大な杉の木です。
数千年もの間生き抜いてきたその立ち姿は圧倒的で、凹凸のある幹から過酷な環境を生き抜いてきた強さを感じました。
中が空洞になっている杉や、垂直に伸びていない杉は、昔は価値がないとされていたので伐採を免れたようです。

縄文杉に触れることはできませんが、少し離れたデッキから見ることができます。
私が訪れた日は天気があまり良くなかったので、幻想的な雰囲気を味わいました!

訪れたのは2月初旬で、山頂には雪が残っている可能性がありました。
ですので個人で行くのは危険だと思い、ガイド付きのツアーを申し込みました。

約8.5kmのトロッコ道を抜け、山道を約2.5km歩くと縄文杉を拝めます。
往復で約22km、所要時間10時間のハードなトレッキングです。
ガイドさんは、「縄文杉を見に行くのは大変だから拷問杉とも言う」と言っていました!
その言葉通り大変でしたが、もののけ姫のロケ地や、植物、杉の歴史について教えてもらい、全体を通してとても楽しかったです。

シーズンは3月〜11月で、たくさんの観光客で賑わいます。
一方、2月はオフシーズンで観光客が少ないため、周りを気にすることなく、自分たちのペースで登山を楽しむことができました。

注意点として、行く時期によっては車両乗り入れの制限が設けられているので、事前にアクセス方法を調べるか、ツアーを利用するなどの計画を立てることをおすすめします。
縄文杉を見に行く際は、しっかり登山の準備をしてください。

▷住所
 〒891-4205 鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦
▷鹿児島県観光サイト
 https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10734

猿川ガジェマル:まるで天然のアスレチック

猿川ガジェマルでは、生命力あふれるガジェマルの群生が茂っています。
ガジェマルは「キジムナー」が宿ると言われる、通称「幸せの木」です。

ガジェマルの茎や幹からは、気根と呼ばれる長い根がニョキニョキ生えています。
これがタコのように見えることから「多幸の木」とも呼ばれ、ガジェマルの群生地はパワースポットとしても人気です。

気根はとても丈夫なので、樹木の根っこを渡って遊ぶこともできます。
天然のアスレチックで遊び、疲れた後はガジェマルの根に腰を下ろし、温かな日差しを浴びながらのんびりします。
猿川ガジェマルは、冒険心をくすぐる空間であり、心身ともにリフレッシュできる楽しい場所でした。

▷住所
 〒891-4311 鹿児島県熊毛郡屋久島町安房2725
▷アクセス
 安房港から車で約15分
 宮之浦港から約40分
▷料金
 無料
▷駐車場
 あり。駐車無料。
▷鹿児島県観光サイト
 https://www.kagoshima-kankou.com/guide/53799

白谷雲水狭:感動の苔むす森!太鼓岩も人気

白谷雲水狭(しらたにうんすいきょう)は、標高600~1,050mに位置する原生林で、自然休養林にも指定されています。
ここは屋久杉と照葉樹が混在し、シダやコケが覆う神秘的な「苔むす森」です。
まるで別世界に足を踏み入れたかのような、幻想的な雰囲気を味わうことができます。
散策には、弥生杉コース(60分)、奉行杉コース(3時間)、太鼓岩往復コース(4時間)があり、特に「苔むす森」を含む太鼓岩往復コースが人気です。

太鼓岩は、白谷雲水狭の最深部にある花崗岩の巨石で、標高1,050mから屋久島を一望できる展望台です。
四季折々に変わる景色を楽しめ、特に春には山桜と新緑、九州最高峰の宮之浦岳を望む壮大なパノラマが訪れる人々を魅了します。

白谷雲水狭の苔むす森は、宮崎駿監督の映画『もののけ姫』の深い原始の森のモデルになったと言われています。
樹齢1,000年を超える巨大な杉や、湿潤な苔に覆われた神秘的な森は、訪れる者を太古の世界へと誘います。

▷住所
 〒891-4200 鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦
▷アクセス
 宮之浦港から「白谷雲水峡の入り口」まで車で約25分
 安房港から「白谷雲水峡の入り口」まで約50分
▷料金
 協力金500円 ※団体割引15名以上 400円/人
▷駐車場
 あり。駐車無料。 
▷屋久島レクリエーションの森保護管理協議会
 https://y-rekumori.com/shiratani_text/

ヤクスギランド:巨大な屋久杉を間近に見られる!

ヤクスギランドは、標高1,000~1,300mの範囲に広がる自然休養林です。
屋久杉を鑑賞するための島内随一の場所であり、「仏陀杉」や「母子杉」、「小田杉」といった名だたる巨木をはじめ、「千年杉」や「双子杉」、「くぐり杉」、「ひげ長老」などの多数の著名木を鑑賞できます。

ヤクスギランドの魅力は、屋久杉のみならず、広葉樹や針葉樹などの様々な樹木や、四季折々に変わる植物、小川や苔も含めた幻想的な景観にあります。

散策コースは30分~210分までの5コースあり、体力や滞在時間、見たい景色に合わせてコースを選べます。
遊歩道も整備されており、10時間の縄文杉トレッキングと比較すると、かなりお手軽に著名な屋久杉を鑑賞できるスポットです。

ヤクスギランドで屋久杉を間近で鑑賞し、自然の力強さを感じましょう。

▷住所
 〒891-4311 鹿児島県熊毛郡屋久島町安房0
▷アクセス
 安房港から「ヤクスギランド入口」まで車で約40分
 宮之浦港から「ヤクスギランド入口」まで約60分
▷料金
 協力金500円
▷駐車場
 あり。駐車無料。
▷屋久島レクリエーションの森保護管理協議会
 https://y-rekumori.com/yakusugi_text/

クリスタル岬:鉱山の名残を感じる絶景の岬

クリスタル岬は、かつてタングステンの鉱山があった場所であり、その名残を感じる絶景スポットです。
切り立った崖が迫力満点で、崖の上で写真を撮ると、まるで海外にいるような写真に仕上がりますよ。

岬からは太平洋を一望でき、天気のいい日には種子島も見渡せます
地元の人たちは、ここからロケットの打ち上げの様子を眺めることもあるんだとか。

▷住所
 〒891-4207 鹿児島県熊毛郡屋久島町小瀬田399
▷アクセス
 安房港から車で約15分
 宮之浦港から約20分
▷料金
 無料
▷駐車場 
 あり。駐車無料。 

宮之浦岳:山の高さは九州最高峰!

屋久島は1,000mを超える山が40以上連座する山岳地帯です。
屋久島の主峰である宮之浦岳は、屋久島の中央部に位置し、標高1,936メートルで九州最高峰を誇ります
山頂一帯にはヤクザサやシャクナゲが群生し、5月下旬~6月上旬にかけて淡い紅白色の花が山肌を美しく彩ります。

山頂からは、北に開聞岳や大隅半島、東に種子島、南にトカラ列島、西に口永良部島や薩南諸島までの壮大なパノラマを望むことができます。

宮之浦岳は日本最南端の「日本百名山」でもあるので、山登り好きには見逃せない名所です!

▷住所
 〒891-4408 鹿児島県熊毛郡屋久島町
▷アクセス
 安房港から「淀川登山口」まで車で約60分
 宮之浦港から「淀川登山口」まで約90分
▷駐車場
 あり。駐車無料。
▷屋久島観光協会
 https://yakukan.jp/play/trek.html

島民おすすめ!隠れた名湯と絶景

尾之間温泉:地元民に愛される「ホット&グッド」な温泉

登山道・尾之間歩道入口にある木造の大衆温泉です。
泉質はイオウ泉で、湯舟の底に敷き詰められた石のすき間から、湯が沸きだしてきます。
湯の温度は約49℃と高いです。
周辺住民は無料で入れるということもあり、家に風呂は作らず毎日通っている常連さんも多くいるようです。

また、尾之間温泉には独特のマナーがあるようで、慣れていない私を見て、世話好きの地元の方が色々教えてくれました!
お湯に足を入れた瞬間「あっつーー!!」と思わず声を漏らしましたが、
地元の方に「そこは湯が湧き出てるところだから、むこうから入るといいよ」とアドバイスしていただきました。
「熱いですね~」と話しかけると「今日はぬるい方だよ」と言われ驚きです。

5分も浸かると全身ポッカポカでした。
長湯はできませんが、地元らしさが溢れていて身も心も温まる温泉です。

▷住所
 〒891-4404 鹿児島県熊毛郡屋久島町尾之間1291番地
▷アクセス
 安房港から車で約25分
 宮之浦港から約50分
▷料金
 大人         300円
 小人         150円
 70歳以上の町民    200円
 尾之間区民と小島区民 無料
▷営業時間
 7~21時
▷休日
 月曜日
▷屋久島町公式サイト
 https://www.town.yakushima.kagoshima.jp/cust-facility/14185

平内海中温泉:干潮前後にだけ現れる海の露天風呂!

平内海中温泉は、屋久島の大自然と一体になれる、海の中から温泉が湧き出る天然の露天風呂です。
1日2回の干潮の前後約2時間だけ、自然が作り出した窪みに温泉がたまります
日中は屋久島のオーシャンビューを、夜は満天の星を眺めながらバスタイムを楽しめるという、他では味わえない至福の時間を過ごせます。

泉質はアルカリ性単純温泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛等に効能があると言われています。
男女混浴ですが、水着や下着での入浴は不可なので、バスタオルや湯浴み着で入浴しましょう

そして脱衣所がなく岩陰で着替えることになるので、着替えの方法を考えて行くことをおすすめします。
また、入浴可能なのは干潮前後のみなので、訪れる際は干潮の時間を確認し、計画的に行きましょう

さらに、海中温泉の近くには、時期によってはクジラが見えると言われる岬(通称クジラ岬)があります。
クジラ岬は広大な海を一望できるだけでなく、息をのむような美しいサンセットがみられるスポットでもあります。
水面に伸びる一筋の光と夕日が沈む様子は圧巻であり、感動を覚えること間違いありません。

大切な人と屋久島での旅の喜びを分かち合うのに、これ以上ない場所でしょう。
このワイルドな露天風呂で、屋久島の壮大な自然を全身で感じ、旅の疲れを癒やしてください。

▷住所
 〒891-4406 鹿児島県熊毛郡屋久島町平内
▷アクセス
 安房港から車で約30分
 宮之浦港から約60分
▷駐車場
 あり。駐車無料。
▷料金
 協力金200円
▷屋久島町公式サイト
 https://www.town.yakushima.kagoshima.jp/cust-facility/1421/

湯泊温泉:24時間いつでも楽しめる浜辺の露天風呂

湯泊温泉は、湯泊の浜辺に湧き出る温泉です。
潮の干満に影響されず、24時間いつでも入浴できるので、移りゆく海や空の景色も満喫できます。

湯泊温泉では、男女の浴槽は申し訳程度の簡単な仕切りで分けられています。
水着や下着での入浴はできないので、バスタオルを巻いたり、湯浴み着で入浴しましょう
更衣室とトイレは駐車場の横にあります。
また、30メートルほど離れた場所にある離れ湯では水着での入浴が可能なので、抵抗がある方はそちらの利用をおすすめします。

泉質はアルカリ性単純温泉です。
約38度のぬるめのお湯なので、長湯も楽しめます。
海の音と夕日の美しさに包まれながらの入浴は、忘れられない体験となるでしょう。

▷住所
 〒891-4407 鹿児島県熊毛郡屋久島町湯泊1714−28
▷アクセス
 安房港から車で約35分
 宮之浦港から約60分
▷駐車場
 あり。駐車無料。
▷料金
 協力金200円
▷屋久島町公式サイト
 https://www.town.yakushima.kagoshima.jp/cust-facility/1424/

さいごに

屋久島の観光地を12選としてお届けしましたが、あくまで入口に過ぎません。
屋久島にはまだまだ知られざる絶景が数多くあります。
実際に目で見て、島を歩いて、心で感じて、自分だけの屋久島を見つけに、ぜひ一度訪れてみてください。

島全体が息づいているかのような豊かな自然、時を超えて受け継がれる神秘的な歴史、そして何よりも温かい島民の心。
これらすべてが合わさって、屋久島という唯一無二の絶景を創り出しています。

屋久島での旅が、あなたにとって忘れがたい思い出の一つとなることを願っています。
ここまで読んでくださりありがとうございました!

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