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言葉とのあいまいな関係

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詩、エッセイ、つぶやき。
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2020年6月の記事一覧

【詩】 詩を書くなんて思ってなかった

【詩】 詩を書くなんて思ってなかった

きっかけは朗読会
 京大西部講堂で、アレンギンズバーグが吠えるのを見た

きっかけは茨木のり子
「自分の感受性くらい」のくだりに体が固まった

きっかけは「良いおっぱい悪いおっぱい」
伊藤比呂美が、詩にしてもいい言葉を見せてくれた

ナナオサカキの
なんばみちこの
石垣りんの
片桐ユズルの
ジャニスミリキタ二の
 選ぶ文字の美しさと使う言葉の責任

きっかけは、谷川俊太郎の「耳

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おすすめの本 トニ•モリソン 「ビラヴド」

おすすめの本 トニ•モリソン 「ビラヴド」

 「ビラブド」は、私が一番好きで尊敬するアメリカ人の作家、トニ•モリソンの小説だ。トニ•モリソンは、アメリカの黒人と白人の関係の問題や歴史を、作品にしている。

 「ビラヴド」の主人公は、自分の子供を殺したことがある女の人だ。この人は、奴隷だった時、色々な苦しみを経験した。自分の子供を殺すのはとんでもないことだが、この主人公には、そうしてしまった理由があった。自分と同じような、女の奴隷が経験するつ

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「Note のやさしいつながり」とその人が言った

なんで、みなさん、そんなにやさしいの。肩をポンとたたいてくれて、目くばせを送ってくれる。

Noteを始めたのは、今月のはじめ。自分の書いた詩が、人の目にふれ、読んでもらうのも、そう思うだけでも、うれしい。スキのボタンをおしてくれたことがありがたい。いちいち感激しながら、半月。励まされるのはやっぱりうれしい。

きのう、サポートをいただいた。(どこでお礼を言うのかわからない。テクニカル問題ありの私

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評判になっているヨーロッパの小説を読んでいて、筋は追いたくなるのに、文章にささいな違和感。誰もこんな言い方はしない、翻訳文学以外では、と思うところがあちこち。単語をひとつずつ置き換えたような翻訳。翻訳文特有の口語表現。明治の翻訳文学じゃないんだから、私は翻訳文と感じずに読みたい。