マガジンのカバー画像

ヤスコ親をする

30
いても地獄いなくても地獄の、子育て、結婚。なるようになった。または、なっていない。そもそも覚悟が?つじつま合わせか。  詩、エッセイ。
運営しているクリエイター

#思い出

いとしい男 #ブラックポエムフライデー

昼間から乳をしゃぶられ

人なかでも乳ぶさをまさぐられた

吸い付く舌は

自分が満足すると

乳首をしごくように自分の頭を振ってから口から離す

痛みに顔をしかめるわたしに

ただほほ笑みかける

そしてわたしはなにもかもを許す

愛しいおとこの

乳くさい ションベン垂れの

👶 👶 👶

この企画に参加しています。(の、

もっとみる
若くない二人の家族計画  #100文字の世界

若くない二人の家族計画  #100文字の世界

2人兄妹のわたしと
6人きょうだいの夫

若くはない私たちの
甘っちょろい家族計画

二人で書きつける予定案
一人目妊娠出産の年と月
一年半ずつ4つのマーク

思いどおりにいかない
ことなど想像だにせぬ
若くないのに若い二人

物悲しい、小さい子供のための作品(4) ディズニー映画 「バンビ」

物悲しい、小さい子供のための作品(4) ディズニー映画 「バンビ」

これは、平成前半に、若くなくして親になった私の、子育て中の思い出です。

バンビ

「ダンボ」と同様、ディズニー初期作品の名作「バンビ」も、私はじっくり通して見たのは、子どもができてからです。

私が知らなかっただけなのでしょうが、バンビには親がいたことは驚きでした。母親がバンビが幼い頃に死ぬということも。母鹿は、人間に撃ち殺されました。

人間に追われて逃げるバンビ一家とほかの鹿たち。おかあさん

もっとみる
[ショート•エッセイ] 思い出の、物悲しい、子どものための作品(2) 童謡「赤とんぼ」

[ショート•エッセイ] 思い出の、物悲しい、子どものための作品(2) 童謡「赤とんぼ」

童謡 「赤とんぼ」

よく知られている童謡は、音律も詩も歌いやすいのが特徴です。また、作られた時代を反映するので、後の時代で聞くと、どれも、いくばくかの物悲しさはぬぐえません。私には「赤とんぼ」が、その最たるものでした。歌いやすさも、物悲しさも。

  夕やけ小やけの 赤とんぼ 負われて見たのは いつの日か
  山の畑の桑の実を 小籠に摘んだは まぼろしか
 
びっくりするのは3番。

 十五でね

もっとみる
[ショート•エッセイ] 思い出の、物悲しい、子どものための作品(1) 童謡「おかあさん」

[ショート•エッセイ] 思い出の、物悲しい、子どものための作品(1) 童謡「おかあさん」

若くなくして親になった私には、自分の子どもの頃が、かなり遠くになっていたので、小さい子どものための童謡やお話は、たとえ私の子供時代からあるものでも、懐かしさよりは、新鮮さが勝りました。現在、うちの子どもらは、もう十代で、その思い出自体も、古くなってきています。子育て当時のノスタルジアと共に思いだす、特に印象深かった、もの悲しい作品の数々。これは、その一つです。

童謡「おかあさん」

私の母も、よ

もっとみる
[詩] かみさま

[詩] かみさま

かみさま ありがとう と
こどもが寝る前に言うのが
いつからか習慣になった

やわらかい髪をなで
もうすぐ寝入りそうな
深い息をききながら

かみさま ありがとう
と 私は言う

4才になったこどもが
ある日 くらやみの中
私にきく

ママ
かみさまってなに?

名前のつく宗教を
もたない私の
かみさまってなんだろう

たくみをママにくれたもの
たくみを守ってくれるもの
みえないけれど おかあさん

もっとみる