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「疲労」と「疲労感」は別物

「疲労」と「疲労感」は別物です
疲労を感じた時、私たちは「疲労感」というサインを受け取ります。しかし、「疲労感」だけが単独で現れることはありません。必ず「疲労」があって「疲労感」というサインが現れるのです。


「疲労感」とは何か?

疲労すると、私たちは「疲労感」というサインを受け取ります。このサインは、「疲れた」「痛い」「発熱」といった3つの身体的な症状として現れます。


「疲労感」を消しても、「疲労」は残る

「疲れた」「痛い」「発熱」といった「疲労感」は、カラダからの警告サインです。
このサインを軽減したり消したりすることができますが、それはあくまでサインが消えただけで、根本的な「疲労」そのものは体内に残っています。


しかし、多くの人が疲労感がなくなることで「疲労が取れた」と錯覚してしまいます。
これは非常に危険です。
なぜなら、「疲労感」がなくなっただけで、本当の「疲労」は解消されていないからです。


「疲労感」ばかり取り、「疲労」がどんどん蓄積するという負のループに陥る危険性

「疲労」が残ったまま、通常通りの生活を続けると、元々の疲労にさらに疲労が積み重なり、「疲労感」が以前より早く現れるようになります。そして再び、その疲労感だけに対処し、根本的な疲労を放置するという負のループに陥ってしまうのです。


「疲労感」を軽減する方法

・運動する
・ ストレッチをする
・ 美味しいものや甘いものを食べる
・お酒を飲む
・音楽を聴く
・友達とおしゃべりする
・買い物をする
・読書をする
・テレビ・動画・映画を鑑賞する
・ドライブをする
・カラオケで歌う
・大声を出す、騒ぐ
・散歩をする
・アロマを楽しむ
・お風呂に入る、温泉に行く
・デートする
・掃除をする
・ひとりでボーッとする


これらをするとなんか元氣になりますよね。
だから、疲れが取れたと、勘違いしてしまうんです。
でもこれらは全て「疲労感」(疲れた、だるい、痛い、発熱)といった身体的症状を一時的に軽減する方法にすぎないのです。
やらないよりやった方がいいのですが、根本的な「疲労」を解消するわけではありません。
これらの方法で「疲労感」は取れるけど、「疲労」は取れていないことを知っていることが重要です。


根本的に「疲労」を取る方法

「疲労」を解消するには、「質の高い睡眠」と「質の高い栄養」の2点が非常に重要になります。

 質の高い睡眠

 睡眠の長さと、睡眠の深さが重要です。
 質の高い睡眠を得るためには、寝る時間を確保するスケジューリング、寝る前のお風呂の時間、寝る前の過ごし方、寝室の環境、寝具などを整える必要があります。


 質の高い栄養
 
カロリーだけでなく、カラダを調整する栄養素、つまりタンパク質、ミネラル、ビタミン、必須脂肪酸、食物繊維、植物栄養(ファイトケミカル)を毎日しっかり摂取することが大切です。質の高い栄養を摂取することで、カラダの疲労を修復し、再生させることができます。

質の高い睡眠を得るためには、睡眠誘発物質であるメラトニンが重要です。メラトニンは、タンパク質(アミノ酸)、ミネラル、ビタミンから生成されるため、これらの栄養素をしっかり摂取することが不可欠です。


「疲労」の度合いに合わせた対処が必要

「疲労」が溜まっているのに、「昨日たくさん寝たから大丈夫」と考えるのは危険です。
慢性的に疲労が蓄積している人は、1回や2回の長時間睡眠では疲れを完全に取り切ることはできません。


「疲労」が取れたかどうかの目安

朝、氣持ちよく自然に目が覚め、朝からとても穏やかで元氣というのが目安になります。
カラダと心が心身ともに絶好調だと感じるまで、疲労が残っていると自覚し、「質の高い栄養」と「質の高い睡眠」を毎日繰り返し取ることが重要です。


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