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スター⭐️ボーン
2024年3月8日 08:36
3「えっ、運の悪い霊だって!そいつがそんな目に私をあわせたのか!誰だそいつは?」と、叫んでみても今となっては虚しいだけだ。「その霊はもういません。貴方が死刑の執行と聞いて、役目は終わったみたいで居なくなりましたよ。また他の所に行くみたいです。」「何と、言う事だ!また私の様な可哀想な人を作るのか?・・・・」私は言葉に詰まった。…私の様な不幸な人を出したくは無い。それな
4「何故、君の口から言えないんだ?秘密にしないといけない事なのか?」と、私はイラだった。「別に秘密にしなければいけない事では無いのですが・・・・。そんな事はどうでもいいじゃ無いですか。」と、言葉を濁した。私は、相手の立場を尊重してそれ以上の追求はやめておいた。「そんな事よりも、今からどの様にしますか?最初にどこに行きますか」と、天使は聞いてきた。「先ずは、あの刑事だ。あの
5私の下にはあの憎き刑事がいる。暇なのか、椅子に座って茶を飲んでいる。奴の背中に誰かが見える。俺は天使に訊ねた。「あれが、あいつの守護霊か?」「そうだ、守護霊だ。あんまり良く無い守護霊だな。」「良く無いって、どの様に良く無いのか。教えてくれ。」「あんなのに憑かれると、運は良くはならない。アイツはそのままにして置いても良い人生にはならないよ。あの守護霊と、話してこよう
2024年3月8日 08:38
最終回「貴方には辛いかも知れませんが、恨みなど捨てて、また、呪うなんて馬鹿な事を考えずに、天界行きの列車に乗る事をお勧めします。私はその為に来たのです。貴方を救いに来たのです。貴方は確かに、少年時代はグレてどうしようも無い人でした。でも、心を入れ替え、真面目に生きて来ました。なのに不幸にも冤罪の判決を受け、悲惨な目に遭った。貴方の考えていた事は、閻魔様には全てお見通しなのです。