朝霧優一

ゴールドシップのラストラン、サトノダイヤモンドのクラシックから競馬にどっぷりの競馬歴四…

朝霧優一

ゴールドシップのラストラン、サトノダイヤモンドのクラシックから競馬にどっぷりの競馬歴四年目の若造です。 清水成駿氏を尊敬しています。 世事や様々な物事を絡めた予想、読ませる予想を書けるよう精進

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重賞回顧【優駿牝馬】【平安ステークス】

桜咲き 樫の舞台で 夢つなぐ 無き道を行け デアリングタクト 優駿牝馬 ◎デアリングタクト 優勝 「松山こじ開けろ!」 オークス直線、無敗の二冠を目論んで東上してきたデアリングタクトと松山弘平は、まさに絶体絶命の窮地に陥っていた。 エルフィンS桜花賞とスムーズに直線外を回して豪脚でライバルを蹴散らせてきたデアリングタクトだったが、他陣営もそう易々と二冠を取らせてたまるかという意思だろうかスタートから徹底的にデアリングに包囲網を敷き内に閉じ込められる厳しい展開でレー

    • 重賞展望 【フェブラリーS】

      最強世代の最終章 ◎エアスピネル 三寒四温、その真っ只中の府中に集うダート統一王者の座を仕留めんとする16頭の野望 ある者はダート界の主役を狙い、ある者は今度こその思いで、 またある者は地方代表としてのプライドを賭けて中央に殴り込みをかけてきた。 そのなかに、戦場を変えて悲願を果たすべく鍛練を積んできた老兵がいる。 2016クラシック世代最後の挑戦者、エアスピネル 武豊の夢を果たそうとした朝日杯は荒ぶる才気の前に屈し、クラシック三冠も例年以上の怪物達に跳ね返された

      • 重賞展望 【スプリンターズS】

        夏過ぎて 短き時の 秋化粧 紅葉香る 快速乙女スプリンターズS ◎モズスーパーフレア ○レッドアンシェル 中山スプリントで魅せる鮮やかな逃走劇、モズスーパーフレア春秋連覇へ死角なし 高松宮記念で不得手な左回りロングストレートを克服、クリノガウディー斜行降着の繰り上がりはあったものの悲願のタイトルを獲得、中山コースなら敵はなし、前走の敗北は休み明け で余裕たっぷりの仕上げもあってのもの、本番でG1馬の底力を見せつける 対抗は前走女王に土をつけたレッドアンシェル、57㌔を

        • 重賞展望【宝塚記念】

          宝塚記念 ◎サートゥルナーリア 〇ラッキーライラック △クロノジェネシス ▲スティッフェリオ 阪神2200メートルの花の道に今年は久しぶりにフルゲートの18頭が顔を揃えた。 上半期を締めくくるに相応しい好メンバーが集う一戦だが枠の決まる前より当方の本命は決まっている。 本命はサートゥルナーリア、ここでは負けられない。 無敗で皐月賞制覇から挑んだダービーではスタートで後手を踏むと終始ちぐはぐな競馬になって力負けの4着、三歳で挑んだ天皇賞も逃げたアエロリット

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        重賞回顧【優駿牝馬】【平安ステークス】

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          重賞展望番外編【帝王賞】

          帝王賞 ◎オメガパフューム ○チュウワウィザード △ノンコノユメ ▲モジアナフレイバー ☆ストライクイーグル 大井2000はオメガパフュームの庭、ここで大きく崩れることは万に一つも考えにくい 対抗にチュウワウィザード、ダートグレードでは横綱にはなれずともその座を虎視眈々、ここで綱取なるかどうか仕上がりも文句なし 昨年の東京大賞典の2.3着を3番手4番手に、地方移籍後堅実さを深めたノンコノユメ、出遅れ癖は相も変わらずだが巻き返せる程度に出れば圏内 なぜ地方デビューしたの

          重賞展望番外編【帝王賞】

          重賞回顧&展望【マーメイドS】【エプソムC】【三宮ステークス】【函館スプリントS】【ユニコーンS】

          マーメイドステークス 注目馬 リープフラウミルヒ11着 相手にしたサマーセントが突き抜け優勝 牝馬限定G3はレベルでいうと混合1600万クラスと同等とみているが、予想通り骨のあるメンバーと戦ってきた軽量ハンデの一発といったところか。 リープフラウミルヒは馬場を嫌ってか終始進んでいけず、良馬場のローカルで見直してみたい。 エプソムカップ 注目馬 ダイワキャグニー 優勝 予想通りキャグニー単勝でよかったのだが、大幅馬体重減をみて迷った末に置きにいって外す残念な結果に。

          重賞回顧&展望【マーメイドS】【エプソムC】【三宮ステークス】【函館スプリントS】【ユニコーンS】

          重賞回顧&展望【安田記念】【マーメイドS】【エプソムC】

          消した馬 あっさり抜け出し 大楽勝 連覇偉業も 安からず 安田記念 ◎インディチャンプ 3着 〇アーモンドアイ 2着 △アドマイヤマーズ 6着 ▲ダノンキングリー 7着 ☆ダノンプレミアム 13着 マイル王の連覇か、女王の偉業か。 そう睨んだ当方の予想はグランアレグリアの豪脚の前にあっさりと砕け散った。 中二週の強行軍にデータ上相性の良くない読売マイラーズからの転戦、不安要素はあったが結果的に2.3着と来ている辺り予想の筋としては悪くはなかった。 だが、

          重賞回顧&展望【安田記念】【マーメイドS】【エプソムC】

          重賞展望 【安田記念】【鳴尾記念】

          偉業か 連覇か 新星か 悲願か   激突せよ府中1600 いよいよ春の東京G1ウィークも残すところ安田記念を残すだけとなった。 VMのアーモンドアイの衝撃 NHKマイル逃げた二歳女王を差し切ってのデムルメワンツー 進路なき直線を切り開いたデアリングタクトのオークス 父の背を追って親子三冠へと道を紡いだコントレイルのダービー どれも素晴らしいレースだったが馬券は全て空振り三振に終わってしまっている、オークスは紐抜けダービーは無理筋からの轟沈。 絶対の自信が

          重賞展望 【安田記念】【鳴尾記念】

          重賞回顧 【東京優駿】

          父の背を 追って目指すは 菊の花 空に描いた コントレイル 東京優駿 ◎マンオブスピリット 16着 見事、という他ない無敗での二冠達成となった。 父のダービーと同じゼッケン5番が並ぶ間もなく、弾むように東京2400メートルを駆け抜け、いよいよ日本競馬史上未だ存在しない親子三冠制覇が現実味を帯びてきた。 よほどのアクシデント、夏からの強烈な上がり馬が現れない限り菊で三冠に待ったをかける刺客は現れそうになく、とにかく無事に夏を越して欲しい、その一心だ。 幾多の

          重賞回顧 【東京優駿】

          重賞考察【東京優駿】【目黒記念】

          その戦いに勝てれば、辞めてもいいというジョッキーがいる。 その戦いに勝ったことで、燃え尽きてしまった馬もいる。 その戦いは僕達を、熱く、熱く狂わせる。 勝負と誇りの世界へようこそ。 ダービーへようこそ。(2013年日本ダービーCMより) 牡馬クラシックにおいて古より一つの格言が今もなお語り継がれている。 最も早い馬が勝つのが皐月賞 最も強い馬が勝つのが菊花賞 そして 最も運がいい馬が勝つのがダービーである。 今年顔を揃えた選ばれし18頭、皐月で

          重賞考察【東京優駿】【目黒記念】

          重賞考察【優駿牝馬】【平安ステークス】

          大胆なタクトで掴み取れ 2つめのティアラと63年ぶりの夢 優駿牝馬 ◎デアリングタクト 2007年東京優駿、一頭の牝馬が並み居る男馬を蹴散らして先頭でゴール板を駆け抜けた。 「64年ぶりの夢かなう!」アナウンサーの絶叫に込められた畏敬ともいえる大偉業を成し遂げた稀代の名牝ウオッカ。 あのダービーから13年の年月が流れ府中の女王もこの世を去った。 そして今年ウオッカがエルフィンSで持っていたレコードを更新し、ウオッカが悔し涙を飲んだ桜の舞台で道悪を最後方から撫で切り

          重賞考察【優駿牝馬】【平安ステークス】

          重賞回顧【ヴィクトリアマイル】

          G1の 門戸を叩き 夢見るも 相手にされず ああ無情ヴィクトリアマイル ◎スカーレットカラー 15着 〇アーモンドアイ 優勝 △ノームコア 3着 ▲プリモシーン 8着 ☆ビーチサンバ 9着 ☆シャドウディーヴァ 10着 アーモンドアイを散らして詠ってみたが、女王健在をまざまざと見せつけられた当方であった。 レース前の発汗を見て、もしかすると万全じゃないのか?と淡い期待を抱いたのだが、もはやそんな次元の話にならないほど能力の違いは歴然だった。 ここ最近のツキ

          重賞回顧【ヴィクトリアマイル】

          重賞考察【ヴィクトリアマイル】【京王杯SC】

          ヴィクトリアマイル、やめにしよう。 了 いやいや、終わるんじゃねえよ予想書けやと少ない読者から罵声を浴びたような気がしたので真面目に書く。 以前から思っていた事なのだが、この短期間に東京マイルG1を3つもやる必要は何なのだろうか。 同じような展開と予想を重ねるのには些か面白味に欠けると感じる。 NHKマイルは外国産馬のダービーとして生まれた経緯があり現在では三歳最速決定戦として、安田記念は春期のマイル王決定戦、そして府中連続G1開催の最後を締めるといった意味で伝統と格式

          重賞考察【ヴィクトリアマイル】【京王杯SC】

          重賞回顧【NHKマイル】【新潟大賞典】【京都新聞杯】【プリンシプルS】

          思い出す 競馬を始めた 頃のこと  何だかんだで デムルメワンツーNHKマイルカップ ◎ウイングレイテスト 7着 前残りの展開の中で4角18番手の位置取りの時点で勝機は逸していたが、最後に使った末脚は見事であり展開一つ、馬場一つで上位争いは可能であった。 距離はマイルより伸びた方が展開も向くと考えられ、ラジオ日経賞やセントライト記念に出走してきた時は迷いなく本命にしたい。 左回りの東京コースでも減点なしと分かった事も陣営からすれば収穫だったのではないだろうか、次戦も期

          重賞回顧【NHKマイル】【新潟大賞典】【京都新聞杯】【プリンシプルS】

          重賞考察【NHKマイルカップ】【新潟大賞典】【京都新聞杯】【プリンシプルステークス】

          例年にない静かなGWもあっさりと過ぎていき、暦通りの仕事をしている人ならば木金と働きGWの残り香のような週末を迎えている今日この頃である。 筆者も連休はネットに蔓延る正義マン達に目を付けられぬようステイホームを決め込み在宅で競馬三昧であった、土曜日の青葉賞から天皇賞、高知と佐賀の皐月賞に名古屋のかきつばた記念、かしわ記念に兵庫CSと連休最終日まできっちりと参戦し大半を外すも、佐賀のミスカゴシマ号と園田の田中Jに助けられ辛うじて今週の予算を確保する事が出来た。 今週は

          重賞考察【NHKマイルカップ】【新潟大賞典】【京都新聞杯】【プリンシプルステークス】

          重賞回顧【青葉賞】【天皇賞(春)】

          過ぎさりし 黄金の時 顧みて ステイホームも カネはなくなり 連休も残すところあと一日となり、早くも憂鬱さが漂い始めてきたこの頃である。 連休中の馬券もとくと奮わず、ステイホームウィークもあって特に楽しいこともなく、何とも寂しい連休の第4コーナーではあるが負け戦をきちんと振りかえる。 青葉賞 ◎メイショウボサツ5着 ○ディアスティマ18着 スタートが5分なら…と思わずにはいられない結果となった。左回りでしっかりと脚を使える舞台なら今後も狙える事は再確認できた、このメン

          重賞回顧【青葉賞】【天皇賞(春)】