重賞回顧【青葉賞】【天皇賞(春)】

過ぎさりし 黄金の時 顧みて
ステイホームも カネはなくなり

連休も残すところあと一日となり、早くも憂鬱さが漂い始めてきたこの頃である。
連休中の馬券もとくと奮わず、ステイホームウィークもあって特に楽しいこともなく、何とも寂しい連休の第4コーナーではあるが負け戦をきちんと振りかえる。

青葉賞
◎メイショウボサツ5着
○ディアスティマ18着

スタートが5分なら…と思わずにはいられない結果となった。左回りでしっかりと脚を使える舞台なら今後も狙える事は再確認できた、このメンバーでの掲示板は誇れることであり、夏の新潟開催に出てきたら要チェックである。
不可解な負け方をしたのがディアスティマである。相手なりに走る馬でここまで負けるのは考えにくかった、故障ではないとのことで能力は非凡とみてる当方は今後も重賞でねらってみたい、ラジオNIKKEI賞辺りに使うとすればハンデ次第では中心視も可能だろう。
勝ったオーソリティはヒューイットソンJが見事な騎乗だった、来日中ヒュー助と呼び弄っていた当方だがトライアルでの権利取りがかかった際の見事なエスコートには唸らされた。ダービーの舞台に立てずに日本を離れるとの事が残念でならない。

マーフィー騎手の時もそうだったが、短期免許Jの最終騎乗は狙い目なのかもしれないと感じたのが日曜12レースのヒューイットソンJだった、八番人気サトノディードでの有終の美で単勝式は2190円をつけた、人情的な面を予想に取り入れるのもまた一興
次こそは覚えておいて美味しい馬券にありつきたいものだ。

天皇賞(春)
◎ユーキャンスマイル4着
○フィエールマン1着
△メロディーレーン11着
▲モズベッロ7着
☆エタリオウ10着
☆トーセンカンビーナ5着
☆メイショウテンゲン8着

碇シンジは「どんな顔をすれば良いか分からない」と困惑する綾波レイに「笑えば言いと思うよ」と語りかける、シリーズ屈指の名シーン"ヤシマ作戦"でのやり取りであるが、私が本命を打ったユーキャンスマイルも「わらってごらん?」といった意味が込められていた。
それにあやかろうとした筆者、残念ながら今回も乾いた笑いが関の山である。

浜中Jの騎乗は点数をつけるとすれば120点をつけてもいい、素晴らしく戦術的でユーキャンスマイルの特徴を理解した乗り方であった。
最後200メートルで止まってしまった辺りがキングカメハメハと高速決着に対応できないダンスインザダークの血の限界であったとはっきり感じた。
冬枯れ気味の秋の淀と30度近い日差しに照らされた春の高速淀では適正がまるで違い、菊花賞好走を素直に持ち込めない辺りが血統予想の難しさではないだろうか。

勝ったフィエールマンとルメールJはまず連覇を讃えたいのと共に天皇盾の権威を守った素晴らしいファイトだったと感じずにはいられない、2着スティッフェリオと北村友Jを貶すわけでは決してないがあそこでハナ差の戦いを制したのは前年覇者と、天皇賞三連覇中の令和の盾男としての意地と矜持をまざまざと見せつけられた格好であった。

3着にはミッキースワロー、厩舎の遠征実績から印は回さなかったが馬の成長力が顕著でいよいよ力をつけてきた、今後も関東圏での中距離戦では大威張りであろう。

五月に入っても流れの悪さは変わらず、ここいらで一つ梅雨が入る前に大ホームランをかましてやりたいものである。
今週は過去に◎リエノテソーロで万馬券を頂いた相性のいいNHKマイルカップが行われる、幸い当方には今年も秘密兵器のあてがある。願わくば少しでもいい枠を引いてくれることを祈りつつ、残り少なくなった黄金週間を過ごしたい。

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