重賞考察【東京優駿】【目黒記念】

その戦いに勝てれば、辞めてもいいというジョッキーがいる。

その戦いに勝ったことで、燃え尽きてしまった馬もいる。

その戦いは僕達を、熱く、熱く狂わせる。

勝負と誇りの世界へようこそ。

ダービーへようこそ。(2013年日本ダービーCMより)

牡馬クラシックにおいて古より一つの格言が今もなお語り継がれている。



最も早い馬が勝つのが皐月賞

最も強い馬が勝つのが菊花賞

そして

最も運がいい馬が勝つのがダービーである。



今年顔を揃えた選ばれし18頭、皐月での無敗馬対決で二頭のデッドヒートの末に一冠目を手中に収めた暫定王者コントレイルに敗れはしたもののダービーでの逆転を目論むサリオスの二強ムードが漂うが、当方はあえて違った視点から競馬の祭典を読み解いていく。

東京優駿

◎マンオブスピリット

◎はマンオブスピリットとする。

皐月賞をテープが擦り切れるほど見たところ一つの結論に達した。

「コントレイルを逆転する可能性のある馬は一頭もいない」 ということだ。

対抗に挙げられているサリオスだが、当方の見解では東京2400は向かないとしここは印を回さない事にした。540キロに迫る巨漢馬で陣営も将来的には短い距離を主戦にとありここは距離の壁に泣くとみている。

また過去のデータとコントレイルとの比較から以下の3要素に当てはまる馬は消しとした。



前走から騎手が乗り替わり
前走8着以下の惨敗
コントレイルと対戦し既に敗北している


これらに該当したのがコントレイルを除く17頭中16頭で今回は全て消しとなった。

ただ一頭残ったのが北村友J騎乗のマンオブスピリットである。

昨年のダービーで大金星を挙げたロジャーバローズと同じ京都新聞杯2着からの参戦、東上最終便の末席に滑り込んだ幸運とそれを引き寄せた実力、距離は伸びた方がいいと話す陣営の自信と操縦性の高さを買ってみたい。

今年の春G1はとにかく8枠のピンク帽が絡んでいる事も後押しとなるか、何よりコントレイルと未対戦という未知の魅力に賭けて二年連続の大金星を狙って本命を打った。

最も運がいい馬が勝つのがダービー、ダービージョッキー北村友一誕生を信じて◎の単複で勝負したい。

目黒記念注目馬
アイスバブル
ボスジラ
ノーブルマーズ

ポイントはコースの特性を理解することに尽きる荒れるハンデ重賞
個人的には一昨年のウインテンダネスを単勝で、昨年の三連単を仕留めた得意なレースで勝負はダービーよりこちらかもしれない。
東京2400とは全く別のコースと断言してもいい、急坂を二回登らされるタフなコースでとにかくスタミナが要求される。
逃げ先行は厳しく差し追い込みから狙うのが吉

目黒記念で昨年と一昨年に二着に入ったアイスバブルとノーブルマーズ、前走阪神大賞典は敷居が高かったがここではハンデも手頃で狙えるボスジラ
この辺りを絡めた馬券を買いたい。

目黒記念でよくあるダービーで本命サイドに乗るも奮わずここで来るんかい!が今年もあるような予感がする当方である

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